サイプレス

鬱病になり不安定な毎日。今は宝塚熱が再燃して、これがいい処方箋になっています。

ポーランド大統領の飛行機が・・・

2010年04月11日 | つぶやき
今朝の新聞をみて、びっくりした。
ポーランドの政府専用機が墜落した・・・とのこと。

それも、「カティンの森」での追悼式典への出席するために
出かけてスモレンスク空港近くに墜落し、97人が死亡という記事だった。

政府専用機が、墜落って・・・無いことじゃないけれど、
ポーランドじゃツポレフやん・・・。
ソビエトの飛行機で、旅行好きなメンバーの間ではちょっと話題に
のぼる代物だ。
で、最後にとどめに来る言葉は「ツポレフだし、ソビエト製だし・・・」
という、ちょっと出会いたくない飛行機だ。

でも、あの辺りじゃツポレフは普通だしな・・・。
ツポレフは、事故が多いし、このニュースをみたとき絶対ツポレフの
せいだと思ったら、操縦ミスって・・・。
大統領乗せている機長が、操縦ミス・・・・これは謎だ。

こんな事故があったら、慰霊碑に眠る亡くなった捕虜達も
びっくりしてしまう。
悲しみに悲しみが増してしまう。
きっと、ポーランドは真っ暗な状態で過ごしているんだろうな・・・。

それにしても、式典一つに日程が二つ・・・これも、この事件の
複雑さと、地理的・政治的複雑さを感じるな・・・・。


初演の坂本龍一の箏とオーケストラのための協奏曲

2010年04月11日 | つぶやき


昨日は、友人と西宮にある「兵庫県立芸術文化センター」へ。



坂本 龍一作曲の協奏曲の世界初お披露目(大げさ?)で、
指揮者は佐渡 裕氏。

もうこれは行くしかないっしょ!!



この劇場は気になっていたし、やっている演目も心惹かれるものが
多いのだけど、中々行けないでいた場所。
とてもいい劇場。
見やすいし、オーケストラ用のいいホールだ。
こんなホールが身近にあるのに、利用しないのはもったいないと、
ひとしきり反省。

で、音楽ですが冬から始まり秋で終わる四季をイメージしたもので、
冬は、停止している感じで少し重苦しい始まり。

でも、春は水の湧き出るような音が入っていて芽吹いて
活動的になる雰囲気。
夏は、もっと熱い感じ。

秋は、死を感じさせながらも再生へつながる・・・・仏教的な
輪廻転生のイメージ。

「教授」の音楽だなぁ~と感じる音なんだなぁ~と思ったけれど、
音楽で初演を観るのは初めての経験で、おまけにちょっと前衛的な
現代音楽は、かなりのチャレンジです。(笑)

宝塚の初演のお芝居は、ここが見所なんだぁ~と、予定調和な
ところがあるけれど、このコンサートはある意味難解。(笑)

教授の音楽を聴きに行ったのに、ロシアのグバイドゥーナ作曲の
「樹影にて」が良かったです。
私は、彼女のことは知らなかったのですが、有名な現代音楽の
作曲家でソビエト時代は、国家に反逆的な音楽も作ったりして
いたのを、ショスタコービッチが「自分の弟子の中で一番優秀」と、
言って保護した人らしいです。
その彼女が、初めて海外に出たの先は日本の「神戸」
ある日、政府から人がやって来て何も告げられず飛行機に乗せられたそうです。
その時は、シベリヤに送られるのだと覚悟したんだそうで、
神戸に着いたとき、「とても安心した」のだそう。

で、ソビエトがなくなり彼女は海外へと活躍の場を広げているのだそう。
この音楽は、とてもドラマチックでした。
あの日本のお箏がこんな風になるなんて・・・と言う感じです。

休憩を挟んで、バレエ音楽「ロミオとジュリエット」。
まあ、これはフィギアでも使われたし、「のだめ」でも使われているので、
耳なじみが良くてある意味ホッといたしました。(笑)

それにしても、一番の収穫は「佐渡 裕」さんのダンディぶり。
めちゃ格好よかったです。
この劇場の監督なので、幸せなことに彼が指揮のコンサートが
多いので、これはここにも通わないと・・・・と密かに誓いました。

で、実は最近行われた熊川 哲也の「海賊」を観たいなぁ~と、
思いながらも、調子の悪さにチケットを買わないで良かった~~と、
ほっとしていた私。
そのことを友人に言ったら一緒に行った友人は「海賊」を観てきたそうで、
めちゃよかったそうです。
そんなことを聞いたらメチャメチャ残念感がいっぱい募るよぉ~~~。(笑)
熊川 哲也は、本当にすごいのでチャンスがあれば、お見逃しなく。