サイプレス

鬱病になり不安定な毎日。今は宝塚熱が再燃して、これがいい処方箋になっています。

大雨・・・・

2010年07月03日 | つぶやき
梅雨なんだから、雨が沢山降って当たり前だと思うけれど、
九州南部の降り方は、本当にすごいことになっている。

浸水や土砂崩れの大変さは、想像するしかないけれど、
後片付けに行った時の感想を言えば、震災の時よりひどい・・・の一言だった。

被害にあわれた方にはお見舞いを申し上げると同時に、今も
沢山の雨が降っている地域の方は、早め早めに決断して欲しいな、
と、思う。


で、全然話は変わるけれど、今朝の私は一本の電話で起こされた。
出ると叔母からだ。
聞くと「骨折した」という。4年前にも骨折したので「もう、え~~~???」だ。
慌てて家を出て、家に向ったら、前回と同じ大たい骨の頸部骨折が
疑われる場所で、もうさっぱり動けないので救急車を呼ぶ。

詳しく聞くと、昨夜骨折したと言う。
それなら、早く救急で病院に行けば良かったのに・・・と、言うと、
明るくならへんと病院やってないやんとのこと。

いや、救急はやっているから・・・・。(真面目すぎる)

検査をした結果、推測どおりの骨折で手術することになった。

それにしても、彼女は骨密度は至って普通・・・というより、
年齢にしてはいいくらいだ。
では、何故・・・骨折しやすいか・・・。

理由は、筋肉がないから。
骨をささえている筋肉がそれなりに無いと骨折の危険性が増すのだけど、
片方に人工関節が入っているので、余り歩くことも勧められず、
放置していたら、骨折と相成ってしまった。

なので、カルシウムをしっかり取り、日光に適度にあたり、
筋肉を適度に維持する・・・極めて動物的な生活を便利になった生活では
意識的にする必要がありそうだ。

両足を骨折した叔母は、今日は「もう動けないかも・・・」と、
かなり凹んでました。
まあ、辛いだろうけれど、リハビリを頑張って貰おう。

日本人へ

2010年07月03日 | 読書
国家と歴史篇 塩野 七生著 文芸新書

おっさんと、言われる一つに私が読む本があげられる。
おっさんが好きな作家と私が好きな作家がかぶっているからだ。

塩野氏もその一人。

文言春秋での随筆をまとめたもので、そのときその時の時事ネタから、
毎月の随筆が起こされているようだ。

まあ、彼女自身地中海が好きだし、ローマー帝国をもしかして、
イタリア人よりも詳しく日本人に書いて見せているんじゃないか・・・と、
思うほどだし、イタリア在住だし、彼女の比較対照は「ローマ帝国」であり「イタリア」になる。

ちょっと、笑えたのは「女には冷たいという避難に答えて」と言う段。
ここで彼女は、クレオパトラを引き合いに出しているのだけど、
私自身もクレオパトラのカエサルとアントニウスを女性として手玉にとった
部分には、凄い女性だなぁ~と、感じ入る部分もあるのだけど、
女王として、国の滅亡を早め、子供まで殺される運命になったのは如何なものか?と思っていた。

当時の、エジプト王朝の国王には珍しくエジプトの言葉を話せたという彼女。
(プトレマイオス朝はアレキサンダー大王の遠征で、その部下によって出来た
マケドニア系の王朝なので王宮ではエジプトの言葉を話すことはなかったらしい)

本当に世間で言われているほど、賢いのか?と、疑問だったのだ。

カエサルやアントニウスに接近して、ローマの力を借りて王朝の安定を
計ろうとしたのなら、もう少し存続できたはずなのに・・・。
まあ、その代わりそうすれば、こうも後世まで語り継がれなかっただろうが・・・。

塩野氏に言わせれば、歴史を書いてきたのは男性なので、「賢い」ともてはやして
悦に入っている「おばかな」女が可愛いからでは・・・・とのことだったけれど・・・。

そういや最近は、女性タレントでも高学歴の「賢い」子がテレビに良く出ているけれど、
実は、そう賢くもなかったりして男性諸氏はほっとしているかも知れない現状をみると
案外そうかも?と、思う。
まあ、賢い意味と高学歴は、実は余り関係がないんだけど・・・ね。
でも、確かに東大・京大出身の人の集中力と体力はすごいとは、仕事をしていて思う、この頃。