サイプレス

鬱病になり不安定な毎日。今は宝塚熱が再燃して、これがいい処方箋になっています。

星組公演 ロミオとジュリエット

2013年04月27日 | 宝塚・エンタメ


この演目が発表になったときの第一声は「ありえない!!」(笑)

なんでも、再演希望が多いから・・・との理由らしいが

劇場で「お客様アンケート」をとられたことなぞ一度も無い私。

(ネットでは、たま~にアンケートをしているけれど、劇場には無いことに気がついて、

ここ半年かそこらだけど、劇場へ行くたびに探しているが、

お客様の声を聞く・・・どこのお店にでも、劇場にでもありそうなアンケート用紙も

記載台がどこにあるのかも判らない私。)

どうやって、劇団が再演希望を汲み取ってくれたのか不明だけど、

星組での再演が私には・・・・だった。


逡巡したのは、全く個人的な事で、日本初演の星組の梅田での公演の初日を観るチャンスがあった私。

あの熱い舞台からのエネルギーと客席の熱気は、本当に凄かった。

あのエネルギーと感動を味わった私は、その感動がどうなるのか・・・・と思うと怖いのだ。

(去年は、観劇してからの時間があいていたことと、演者が違うのでOKだった)


それでなくても、時間のたっていない再演を観ることは、私にとってはなかなかハード。

エリザベートで免疫がついたのか、スカピンも、オーシャンズも2年くらい間があくと

『まあ』大丈夫だった。

(オーシャンズは、個人的には花組が好きだけど)

何がハードかと言うと、初演の印象がどうしても強くなる。

これは、ある意味仕方が無い。真っ白な状態に初めてその世界が繰り広げられるので、

大きく感動してしまう。

でも、再演は違う。

その世界をすでに知ってしまっている。

現在、目の前に広がっている光景を素直に受け入れていない自分に気がつくことがある。

以前の誰かと比べていたりする。

舞台の上にいる子達は、自分らしさを加えて表現しようとしているはずなのに、

誰かと比べていたりする。

誰かと比べられるなんて、私自身も嫌なことだ。

でも、真っ白な状態でも観る事は出来ない・・・のも事実。



今回に関して言えば、タイトルロールの「ロミオとジュリエット」の演者が、

初演時と一緒なのも、私自身は経験したことがない。

ということを、星組の再演が決まったときから、うだうだ考えていた。

でも、イロイロ悩んだ末、まあ再演で演じる方が、もっとしんどいだろうな~~と思ったので、

結局行くことにした。(笑)

結局、「行くんなら悩まなくてもいいやん!!」みたいなどうでもいい話なんだけどね~。

行くとなったら、個人的には、乳母役の美城さんが、楽しみ・・・です。(笑)







十二単を着た悪魔

2013年04月27日 | 読書




内田 牧子著  幻冬舎

フリーターの主人公「雷」が、源氏物語の中にスリップ。

『雷』が、この中で自分の人生を追体験してみたり、

他の人の立場で考え方や見方を増やしていったり、

それまでの自分では考えられなかった「頼られること」によって

成長していく物語。

源氏物語の中では、あまり描かれていない『弘徽殿女御』に

仕える『陰陽師』として、源氏物語の中に入っていく。

源氏物語の中では、弘徽殿女御は桐壺帝の正妃でありながら、

愛妾の子である「源氏の君」が自分の息子より優れていたため意地悪な人として、

そして、ほとんど出番がないまま描かれていたけれど、小説ではこの彼女を

軸に話が展開していく。

源氏物語から外れることなくお話は進む。

個人的にお気に入りなのは、弘徽殿女御が男前過ぎて・・・好き。(笑)

著者の男性・女性観が弘徽殿女御を通して発言されているかのようにも感じる一冊。










明日は主権回復の日らしい

2013年04月27日 | つぶやき
明日は、主権回復の日の行事があるらしい。

個人的には、その行事には興味がないけれど、

現在の仕事が、サンフランシスコ講和条約発効の時間に

影響されることがあって、今の仕事について初めて

日本が独立した日を再認識した次第。(笑)

発効時間は、1952年(昭和27年)4月28日 。

日本標準時で22時30分(アメリカ合衆国東部標準時で8時30分)に

条約が発効したのだが、この時間が人の人生を大きく左右することがある。

ということを、しみじみ感じるようになった。

そして、同じように仕事で、その後も占領が続く奄美・沖縄を感じる。

この仕事を知ってから、何かを見るたびに、『この決まりごとに左右される人や

出来事はどれくらいなんだろう・・・』と、妄想する私。