サイプレス

鬱病になり不安定な毎日。今は宝塚熱が再燃して、これがいい処方箋になっています。

「激情・BOLERO」

2010年05月23日 | 宝塚・エンタメ
全く持って、「なまけものうつ病」と言われても全く反論できない。
仕事に行くのはあんなにプレッシャーを受けて毎朝身動きがとれずに
苦しんでいたのに、昨日は梅田芸術劇場での星組全国ツアーを観劇。(笑)

月曜・火曜と何にも興味がわかないくらい調子が落ちていたのに、
出かけられるようになったのは調子が上向いている証拠。
いいことなんだと、自分を慰めておでかけ。

「激情」は、私が好きな演出家の作品。
彼のすごいな!!と感じるところは、1時間半のお芝居の間にそれなりに
山場を作り終わるところ。
当たり前じゃん!!と言われるだろうが、大劇場の公演が基本新作で
年間10本を量産していくとなると、当たり前だが???と言う作品も
多いのも現実。

その中で彼は私が子供の頃から、まとまった作品を出してくる。
もうかなりいいお年だと思うけれど、あの才能はすごいな~と尊敬している。

このお芝居は、メリメの「カルメン」をモチーフに作られたもので、
宝塚のトップ男役らしからぬ女性に翻弄されて、彼女への愛に溺れて
破滅していく・・・・・という、まあ、ハッピーエンドでもないし、
ちょっと格好が悪い男が主人公。

初演は、1999年の宙組。この時は、このストーリーとセットを
担当した日比野 克彦のらしくない舞台装置、斉藤恒芳の音楽のドラマチックな
音楽とが融合して、とても素晴らしい舞台になったのだった。

で、今回星組での公演となったのだけど、トップの柚希が就任して1年で
すごく熟しつつあることを実感させられた。
観ていて、どこかいつも可愛らしい女の子らしさがあった子が・・・・と、
もう心境は本当に母。(笑)

お芝居は、初演には感じなかった自分の内なる変化を感じて、ちょっと
自分の変化にびっくりしています。
本を読み返すように、舞台も観る時の自分の状況で本当に変わるんだなぁ~
と、思います。

で、宝塚の話ばかりではちっとも面白くないので、この1999年から
2006年まで宝塚に楽曲を提供していた斉藤 恒芳氏について。
彼は、葉加瀬 太郎と「クライズラー&カンパニー」で活躍していた
東京芸術大学卒業の作曲家で、カンパニー解散後、ファイナルファンタジーの
音楽製作への参加やその後はアニメへの音楽への参加で、マニアックな
ファンが多いらしい。

私が知ったのは、宝塚とのコラボなんだけど、ドラマチックな音楽が
なんとも言えずいいです。
最近ではアニメ「蒼穹のファフナー」やNHK「電脳コイル」映画「レイトン教授と
永遠の歌姫」「仮面ライダー キバ」などなど様々な音楽を作っている。

蒼穹のファフナーは「ワルシャワ交響楽団」とのコラボのCDが出ていますが、
こういってはナンですが、クラシック感満載です。
楽器のせいでしょうか・・・・。

では、電脳コイルから動画というか音楽を。

電脳コイル
5分くらいから使われている「疾走」は星組で公演されたショー「ソウル・オブ
・シバ」の中で私が好きな場面に使われている音楽です。
ショーでは、次々ダンサー達が増えてワクワクする感じとこの曲の
感じがマッチしているんですよね~~。(笑)
本当に病気だなぁ~と日々感じます。

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2 コメント

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Unknown (さっち)
2010-05-24 21:51:31
よかったよかった!
仕事でなくても
お出かけできたということは
いいことだと思いますよ。
好きなものを観るのは身体にも
いいですしね!
今日、私も嬉しいことがありました。
ペットロスから鬱になり、
歩けなくなって車椅子のお世話になりかけた友だちから
明るい声で電話をもらいました。
やっと少しずつ歩けるようになったそうです。
会える日が楽しみです♪

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Unknown (ふくむすめ)
2010-05-26 20:33:49
★さっちさん
ほんとうに、旅行に行きたいけれど
まだまだ体調が不安で踏み切れない私には
観劇は大きな助けです。

何かを失う・・・悲しさは大きいですよね。
でも、すこしづつお元気になられたとこのことで
よかったです。

私は、せっかくここまで来たので、
ゆっくりでも又復活します。
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