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楽しみにして公演なのに、諸事情により、いつものように
複数回の観劇が出来なかった私。
なので、この1回を全身全霊で楽しんできました。(オーバーです(笑))
この公演を、初めて観たのは20年位前。
「宝塚でも、こんな公演ができるんだ!!」と、感動した懐かしい演目です。
今回は、8回目の再演。
そして、明日海(あすみ) りおのお披露目公演。
少年ぽさが拭えない彼女だけど、もともと妖しさをも持つ彼女。
最近は目力がとみにましてきて、そして、熱さを外に放出するようになってきている。
という中での、「トート閣下」。
ビジュアル的には、予想通りの美しさ、妖しさ。
でも、変に凝ったビジュアルではなく、原点に戻ったかのような、ある意味
シンプルに、この作品に取り組む心意気がポスター時点で感じられていました。
はい、その通りに、ストレートでした。(笑)
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フランツの北翔 海莉(ほくしょう かいり)は、エリザベートに対する優しさがにじみ出ている。
そして、愛しているのに、その思いがすれ違うことに迷い苦しんでいることが、
ひしひしと伝わってくる。
ルキーニの望海 風斗(のぞみ ふうと)は、スイスレマン湖でエリザベートを刺殺した犯罪者として、
現在から過去を客席に伝える役割。
ここ1年ほどの彼女の成長は著しい。
この演目には、アドリブ場面があるけれど、その場面を楽しんでやっているように思える。
そんな面でも、頼もしい存在。
ちょっと狂気をはらんだ役が続いているので、雪組に組替えして、
これから、どんな役に出会えるか楽しみにしている。
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で、タイトールロールのエリザベート。
歌えない彼女が、この役をすると決まったとき、血を吐くほど頑張ってお稽古を!!
と、思った私。
今までに比べればまあ、歌えていたほうかも?
でも、やっぱり歌とお芝居には、若干の不満が残ります。
この公演で退団する彼女ですが、一層の頑張りを。
でも、ウダウダ書いていますが、花組らしいパワーと、アンサンブルも素敵で感動するいい公演でした。
1回でも観る事ができて幸せでした。
これを書いていて気がついたこと。
どーでもいいことですが、主な役どころの男役の名前に「海」が多いこと。
ほ~んと、どうでもいいことですが。(笑)
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