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川沿いの散歩道
道端のプランターで
ツマグロヒョウモンが
とまっては飛び立っている。
遠くから見ても
独特な翅模様から
雌だと分かる。
産卵しているのかも?
近づくとパンジーの根元に
潜り込んでいる。
しばらくすると飛び立ち
また潜り込むことを
繰り返している。
花が終りかけた
パンジーの根元や葉に
産卵しているのだが
腹部を曲げて
卵を産み付けている瞬間は
なかなか見られない。
しゃがみ込んで
接写用のカメラで
撮っていても
お構いなし。
何卵か産み付け
身軽になってさっさと
飛び去ってしまった。
パンジーを丹念に
調べてみると
たくさんの卵が
見つかった。
1mmほどの小さな卵
白いトウモロコシの
先端部分のような
形をしている。
ざっと数えただけで
10卵以上見つけた
これだけの幼虫を
この小さなプランターの
パンジーだけで育てるのは
不可能だ。
まわりを見渡しても
植えられている
パンジーはない。
スミレ類を
食い荒らす害虫
可愛そうだが
すべてが蝶になることは
まずないだろう。
南国生まれの
ツマグロヒョウモン
地球の温暖化と
パンジーなどの
園芸植物の流通で
どんどん北へ
勢力を広げつつある蝶。
改めて
こんな場所でも
産卵しているのだと
感心した。