木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

エナガ 小さな群れで

2020-11-20 07:03:56 | 散歩道の鳥たち

開田高原アメダス   今朝の最低気温   11.3℃     昨日の最高気温  15.3℃    
木曽町新開      午前7時の気温   11.5℃       今朝の天気  雨

最低気温が2桁
気持ち悪いほどの
生温かい朝を
迎えています。



散歩道で
エナガの群れに
よく出会います。


10羽以内の
小さな群れで
『チュリリリ』と
鳴きながら
移動しているので
遠くからでも
すぐ分かります。


体がとても小さく
尾っぽが長く
その尾を柄に見立て
エナガと
呼ばれています。


大好きな鳥なのですが
せわしなく動き回るので
なかなか写真には
撮れません。


この日は
こちらに向かって
枝などをつつきながら
移動してきました。


追いかけるのではなく
石のようにじっとして
近くにくるのを待って
ようやく
撮影できました。




飛翔の写真は
狙ったわけではなく
それだけせわしなく
飛び回っている
証拠です。





オオムラサキの幼虫 冬眠始めました

2020-11-19 07:01:18 | 昆虫など

開田高原アメダス   今朝の最低気温   3.8℃     昨日の最高気温  15.3℃    
木曽町新開      午前7時の気温   8.0℃       今朝の天気  雨

我が家のエノキが
葉を落とした。


木曽に到着した時
まだ緑色をしていた葉も
氷点下の寒さには
絶えられず変色
落葉してしまった。


葉が落ちる前に
オオムラサキの幼虫は
エノキの幹を伝って
根元に下りて
葉の裏で冬眠準備を
始めているはず。


そこで
先日根元の葉を
ていねいにめくり
幼虫を確認した。


まだエノキの葉と同じ
緑色をしている
幼虫もいる。




1枚の葉に仲よく2頭
眠る準備をしているのまで。


根元の枯れた葉裏に
合計15頭の
幼虫が冬眠準備に
入っていた。


我が家の
まだまだ小さいエノキが
15頭以上の幼虫を
養ってきたと言うこと。


きっと
不運にも鳥や蜘蛛に
食べられた幼虫も
いたことだろう。


15頭の幼虫は
水はけのよい籠に入れ
エノキの根元に
風で飛ばないように
格納しておいた。


この暖かさ
春と間違わないか?
心配でもある。(笑)


来春
4月の末には
エノキが芽吹く前に
籠から出して
幹に上れるように
してたろう。










ベニマシコ 再び

2020-11-18 07:10:57 | 散歩道の鳥たち

開田高原アメダス   今朝の最低気温   3.5℃     昨日の最高気温  14.4℃    
木曽町新開      午前7時の気温   6.0℃       今朝の天気  曇り

夜中雨が降ったようだ
温かい朝を迎えた。




最近
散歩コースが
決まってきた。


川沿いの農道?
観音堂や神社があるので
自分的には
お参りコースと
呼んでいる。


川の橋の袂から
出発して
二つ向こうの
端の袂までの
往復コース。


このコースでは
旬のベニマシコが
毎日のように見られる。


ご夫婦2羽ずつで
餌をついばむ姿を
よく見かける。


見かけても
写真に撮れるかどうかは
別問題。


ほとんどの場合が
声はすれども
姿は見えず状態。


盛んに
藪の中で草の実を
鳴きながら
ついばんでいる。


飛び去る前に
木の枝にとまる時が
唯一のチャンス。




毎日
一瞬のチャンスにかける
散歩が続いている。




2度目の
ベニマシコ登場ですので
コメント欄は
閉じておきます。




旅立ちのとき オヤマボクチ

2020-11-17 07:00:05 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -3.2℃     昨日の最高気温  13.6℃    
木曽町新開      午前7時の気温  -2.5℃       今朝の天気  晴れ

夏の暑い盛り
恥ずかしそうに
うつむき加減で
咲いていた
オヤマボクチ。


秋も深まり
旅立ちのときを
迎えています。


草むらの中で
ひときわ背が高く
圧倒的な存在感があった
オヤマボクチが
ドライフラワーになって
寂しそうに
立っています。




近づいて
ふーっと大きく息を
吹きかけると
大きな綿毛が
飛んで行きました。


綿毛には
それぞれに
一粒の果実が
ついています。


タンポポのように
綿毛には柄が
ついていません。


果実に直接
綿毛がついていて
かなりの長さが
あります。


タンポポや
オヤマボクチの
綿毛の先についているのは
種子だと思っていませんか?


実は種子ではなく
果実なのです
果肉が全くないため
痩果(そうか)と
呼ばれています。


吹きかけた息では
近くに落ちましたが
強い風が吹くと
どこまでも
飛んで行きそうです。


開田高原では
たくさんの植物が
旅立ちの時を
迎えています。







ミソサザイ アオゲラ ツグミ

2020-11-16 07:01:16 | 散歩道の鳥たち

開田高原アメダス   今朝の最低気温   1.3℃     昨日の最高気温  12.3℃    
木曽町新開      午前7時の気温   2.0℃       今朝の天気  晴れ

散歩道で
出会った鳥たちを
紹介します。


水芭蕉が咲いていた
小さな川沿いで
チュリ チュリと
甲高い鳴き声がした。


切り倒された
木の上で
尾羽をピンと立て
さえずっている鳥がいた。


初めての
出会いだったが
ミソサザイだと
分かった。


鳴き声を
文字にするのは
難しいが
美声の持ち主だ。


別の日に
歩いている目の前の
アカマツの枝に
大型の鳥が
とまった。


逆光で
羽の色がよく見えない
アカゲラ?
と思ったが
カメラをのぞいて
背中の色で
アオゲラだと
分かった。


アカゲラと同じく
大型のキツツキの仲間
散歩道を軽トラが
通るまで
目の前でモデルを
勤めてくれた。


先日
ツグミの大きな群れを
紹介したが
散歩コースでは
まだツグミの集団が
見られる。


いくぶん群れは
小さくなっているが
歩いていると
草むらから
突然飛び立ち
驚かされることが
よくある。


地上で
草の実を
ついばんだり
残っている木の実を
争うように食べている。


この黒い実は
スジボソヤマキチョウの食樹
クロウメモドキの果実。


これからも
まだまだ冬鳥が
見られる開田高原
楽しみながら
歩いている。










灯台下暗し まだ咲いていました

2020-11-15 07:00:43 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -5.2℃     昨日の最高気温  13.6℃    
木曽町新開      午前7時の気温  -5.0℃       今朝の天気  晴れ

毎朝のように
置く霜の朝ですと
紹介したと言うのに
今日は一転
まだ咲いていた花を
紹介します。


それもまた
我が家の敷地内で!


昨日
暖かさにつられて
何気に家の周りを
見回りがてら
一周したところ
南向きの斜面で
咲いていました
コウゾリナ!


花は2輪だけ
ほとんどが
果実になって
飛んで行った後ですが
まだ寒さにも
霜にも負けずに
咲いていました。


綿毛のついた
果実がひとつ
旅立たずに
残っていたのも
印象的でした。


その横には
ほとんどが
坊主頭になっている
ルドベキアの仲間も
1輪だけ辛うじて
花の原型を
保っています。




そう言えば
凍えそうな霜の朝
陽だまりで
日向ぼっこをしている
モンキチョウも
見つけています。





霜の朝に思う

2020-11-14 07:00:06 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -2.0℃     昨日の最高気温  14.4℃    
木曽町新開      午前7時の気温  -1.0℃       今朝の天気  晴れ

晴れた夜は
気温が下がり
朝起きると
一面の霜の世界。


霜は夜の間に
音もなく降り
陽が昇れば
いつの間にか
消えてしまう。


霜が音もなく降ると
表現しましたが
私たちは
霜が降りるとか
霜が降ると
普通に使っています。


しかし
百人一首など
古歌の中には
置くと表現されています。


『かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きをみれば 夜ぞ更けにける』 
『心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花』
などよく知られています。


高校時代
古文は苦手でしたので
解説はできませんが
霜を置くと
表現しています。


現代では
頭に霜を置くと言えば
私みたいな
白髪頭のことを言い
意味が違ってきます。


やはり現代では
霜が降りる
霜が降ると
言った方が
いいのかもしれませんね。


ちなみに霜は
空気中の水蒸気が
0℃以下に冷やされ
地面の近くの草などの葉に
触れて一気に
氷に変わったものです。


写真の霜柱とは
でき方が
全く違います。



クロアゲハ その後

2020-11-13 07:00:14 | 昆虫など

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -3.6℃     昨日の最高気温  11.0℃    
木曽町新開      午前7時の気温  -3.0℃       今朝の天気  晴れ 

今日は久しぶりに
幼虫が出てきます
苦手な方は
ここからスルーしてください。


先月
10月7日
「クロアゲハ 救出作戦」で
我が家のクロアゲハの幼虫を
紹介しました。


合計6頭の
クロアゲハの幼虫の内
終齢幼虫の2頭は
コクサギを袋掛けした中に
残して大阪に戻りました。


大阪に帰る日の朝
1頭は蛹になる前の状態
前蛹になっていました。


もう1頭は
終齢幼虫のまま
元の状態のように
袋をかけて
大阪に戻りました。


2週間後
その2頭の後日談です。


前蛹状態だった幼虫は
最後の脱皮を無事終え
小さいながら
蛹に変身していました。




もう1頭も
蛹になっているはずと
探しましたが
ほぼ大きさが変わらない
幼虫の姿で見つけました。


コクサギの葉は
ほぼ落葉しており
残る葉も色あせ
とても食べられそうに
ありません。


よくもまあ
朝夕氷点下になる
この寒さの中
幼虫のまま生きていたと
感心しました。


デッキの下に
コクサギが
半分隠れていることと
薄い布なのですが
袋が幸いしたのでしょうか?


まだ辛うじて
枯れずに残っていた
サンショの葉を入れて
プラの飼育箱で
室内飼育することにしました。


少し葉をかじった跡が
ありますが
ほとんど食べていないと
思われます。


その子が
先日前蛹になり
2日後無事蛹になりました。


大阪に連れ帰った
4頭の内1頭は
ミカンの枝を挿した
ペットボトルに入って
入水自殺。


残り3頭は無事
蛹になっっています
次回木曽に連れてきます。





珍客訪問 アカゲラ

2020-11-12 07:00:07 | 散歩道の鳥たち

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -5.0℃     昨日の最高気温  6.3℃    
木曽町新開      午前7時の気温  -4.5℃       今朝の天気  晴れ

昨日で3日目
珍しいお客さんが
来てくれる。


決まって
午前9時過ぎ
大きな鳥陰に
驚いて見ると
アカゲラが餌台に
とまっていた。


ヒマワリの種には
見向きもせず
すぐそばの木に
飛び移る。


そう
ヤマガラや
ゴジュウカラが
よくとまる木だ。


下から上に
木を回りながら
餌を探しているようだ。


気に入った穴?を
見つけると
盛んにドラミング。


ひとしきり
探したら
別の木に移動する。


カーテンに隠れながら
ガラス戸にカメラを
くっつけて
撮影を続ける。


その間も
ひっきりなしに
ヤマガラや
ゴジュウカラは
ヒマワリを
くわえていく。


他の鳥がひんぱんに
飛び回っているせいか
いつもの警戒心がない。


昨日で3日目
よほど気に入ったのか
アカゲラの訪問が
続いている。






ドライフラワー巡り 開田高原にて

2020-11-11 07:01:30 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -4.4℃     昨日の最高気温  5.3℃    
木曽町新開      午前7時の気温  -4.0℃       今朝の天気  晴れ

開田高原を
歩いていても
まったく花は
見つかりません。


当たり前と言えば
当たり前
立冬が過ぎ
氷点下の朝を迎えるのが
普通になっていますから。


そこで
秋に楽しませてくれた
花のその後を
巡ってみました。


題して
開田高原ドライフラワー巡り
カサコソと音を立てる
花をご覧ください。


まずはお馴染みの
ウバユリの果実。


開田高原では
あちらこちらで
見られます。


もう
翼のついた
薄っぺらい種子が
風に舞っています。


これは
アカバナの裂けた果実。


ほとんどの種子は
綿毛のお蔭で
遠くまで飛ばされて
行ったことでしょう。


イタドリの果実
風で散布されるため
強い風が吹けば
すべて旅立ってしまいそう。


もう残りわずか
少なくなっています。


綺麗な黄色の花でした
トモエソウの果実です。


他のものと
見分けをつけるため
紐を結んで
目印をつけておきました。


トリカブトの所で
紹介した
サラシナショウマの果実。


もうすっかり
種子は見当たりません。


持ち帰りたいくらい
綺麗なドライフラワーに
仕上がっています。


いまだに
強烈なシソのような
香りを放つ
ナギナタコウジュ。


乾燥しても
ナギナタのように
そり返り
自己主張しています。




いつまでも
装飾花が落ちない
ノリウツギ。


この花で
カミキリムシの写真を
たくさん撮らせて
もらいました。


最後は
キク科のノコンギク。


2度目の白い花を
咲かせています。


皆さん
ライネンまで
おやすみなさい。