ふんばろう宮城プロジェクト

東日本大震災から発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」公認団体として2013年4月から活動する復興支援プロジェクト

小野地区のつぎのステップを応援/めんどくしぇ祭2015

2015-04-19 22:08:30 | 活動報告
 「仙石線、5月30日に全面開通」。交通インフラの復旧に4年超の時間を要した沿岸被災地域へやっと明るい話題が伝えられました。試験運転もはじまり列車往来へのカウントダウンが進む18日、東松島市・小野市民センターで「めんどくしぇ祭2015」が開催されました。
 
 当日は地元小中学の家族参観と重なり集客が心配されましたが、全国から「おのくん里親」も多く駆けつけ、大盛況となりました。
 私たち、ふんばろう宮城プロジェクト(以下、ふんばろう)は焼きそばブースを出店しました。昨年は「めんどくしぇ祭実行委員」から依頼を受けて、「焼きそば応援隊」として参加(材料などは実行員会が準備)しましたが、今回はふんばろう単独でエントリー。5人の有志で約200食分を焼き上げました。 

 今回、エントリーした理由は、小野駅前郷プロジェクト(小野地区で被災された方々が組織)が手掛けている「空の駅プロジェクト」へ協力したいと考えたからです。同プロジェクト共同代表の新城隼さんは「東松島へ来てもらうこと。それが〝おのくん〟の願いです。被災地を見に来て、買い物をしたり、何かを食べていただけることも支援です」と地域活性化(再生)を目的に、いずれ閉鎖される仮設住宅集会所で生まれたコミュニティを継続させる拠点を立ち上げようとふんばっています。
 このような地域の人たちが目指すことを応援したい。焼きそばにかかる食材費などはふんばろうが負担し、売上金のすべてを同プロジェクトへ寄付させていただきました。わずかばかりの金額ですが、ふんばろう東日本支援プロジェクトへ支援してくださった方々(サポーターズクラブ)から委ねられた支援を焼きそば隊5人がカタチにしたということです。

 
 メーン会場では、でっかいおのくんステージやインドネシアの舞踊、ビンゴゲームなど盛りだくさん。松島航空自衛隊の方々もブルーインパルスをモチーフにしたスクーターで応援に駆けつけ、来場者との記念撮影に応じていました。焼きそば隊は強風のなか、テントが飛ばされないように支えながら焼きそばをこしらえていたため、盛り上がっているメーンステージの様子は報告できません(笑)
コチラをご覧ください↓
https://www.facebook.com/onokunpages?fref=ts
 震災から4年。いろいろなことを考えます。ある友人はこう言います。「震災を忘れないようにって言っても…忘れたい人もいます。目を背けたいこともあります。震災の押し売りはいけません。そっとしてほしいこともあるんですよね…」。そのとおりだと思います。

 このブログで発信する目的や内容も「被災された人たちへの支援活動」を通じて「(あの震災を)風化をさせないため」、「リセットしてしまった被災地の諸問題を改善させるための議論・アドバイスをいただきたい」という考えが底辺にはあります。
 じっと耳を澄ませ、多くの人たちの声を聞きながら、求めのある案件を丁寧に対応していきたいと思っています。(こせきかつや)
▽「空の駅」プロジェクト・クラウドファンディング
http://i-shishi.jp/sagasu/soranoeki.html
▽「東松島市へ。“おのくん”に会いに来て!」
https://sites.google.com/site/kanshamiyagi/home/higashimatsushima

【追悼】
 ふんばろう東日本支援プロジェクトの発足時から被災地支援のためにご尽力いただいた相沢由佳さん(埼玉県)が永眠されました。後方支援の要として会計チームの主力を担い、また布ぞうりプロジェクトでは一般社団法人あゆみ理事として現地の方々のために親身に活動されました。謹んでお悔やみ申し上げます。(ふんばろう宮城プロジェクト 代表 小関勝也)


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