双子ですがどちらが若い？

TIME　090302号39pの記事からの引用です。

この写真の3名はいずれも双子。

でも、どこか違います。長年別の生活をおくっていると、顔立ちにも変化が出てきます。

たくさん食べて太る方が若く生き生きとしてみられることもありますね。そんなちょっと健康関連記事です。


上　58歳　　左　＜　右　左が6.25歳若く見える

中　52歳　　左　＞　右　右が1.75歳若く見える

下　69歳　　左　＞　右　右が5歳若く見える

とのこと。

背景要因わかりますか？

上　体重が違います。　左が32Kg重いんです。このかたがた、私とほぼ同じ年齢。

　肥えている方が若く見えるんですね。

中　左のかたが喫煙者。タバコを吸った結果か、吸わざるを得ない環境要因が問題か。

　アングロサクソン喫煙者は一般に皮膚が黒くみえますね。でもこの二人、双子にはみえにくいですね。

下　左のかたのほうが、紫外線に長く暴露されていたとのこと。

　アングロサクソンにとって日光は紫外線という魔の光線。日焼けによる皮膚の老化がきつくなるのでしょうか。

久しぶりにおもしろい記事だったので掲載しました。

院生ゼミ生諸君、こんな研究もあるんですよ。

090304記

cited from
John Cloud
How to look young: Eat more.
Doctors studying identical twins uncover the surprising effects behavior has on aging.
Time, 2009, March 2, p39.

医療心理学を学ぶ人のために

世界思想社から、本が出ました。

「医療心理学を学ぶ人のために」

東大の丹野先生と広島大学利島名誉教授の編集で、医療・健康心理学分野の若手・中堅が執筆しました。

去年の夏には初校、秋には再校を済ませていたのですが、けっこう出版には時間がかかりました。

行動医学会総会開催の前日、出版社に届いたとのこと。

翌2月28日、望月編集担当から行動医学会出席の執筆者の手に渡りました。

A5サイズ314ページで片手でもてるコンパクトな本。

2400円＋税は少し高め設定ですが、内容はわくわくするもの。

医療の分野で働きたいという心理学を学びたい若人たちよ、ぜひ読んで欲しいですね。

ちなみに私は一部6章「健康支援活動と生理心理学」を担当。

書き出しのエピソードには、健康支援センタースタッフYくんが登場しています・・・

医療心理の国家資格化実現のおもいが益々強くなってきました。

090304記