サイコロジスト101

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筒井康隆のブログ

2009-03-08 20:26:59 | Weblog
なぜこの写真と関係するかは考えないでください。

ちなみに、四万十の川縁風景です。鮎や川鰻の味が思い起こされる風景なのです。

なんとなく、合うような気がして選んだまでで。

http://shokenro.jp/shokenro/book-cover/

をのぞいてみてください。素晴らしい筒井康隆の日常が自らの手で記載されています。

実は、今日、はじめて通して読みました。

筒井康隆の、莨臭混じる吐息さえ感じとれる逸文。

私と筒井文学との出逢いは大学1年生のときでしたか。

生協でみつけた「心裡学社怪学」が発端。

私も文学部だったので、他にもいろいろ固難しい本を買っては積み、読んでは買い、借りては買い、とでたらめな読み方をしていたころ。

文学の神との訣別を宣言するというか、精神分析で心の闇から社会現象まで切り刻む意欲作でした。

実験文学、スラブスティック、ジャズ系、ドタバタ、ラリ系と揶揄されていたころでした。

以来文庫はすべて70年代に読みました。

大学で教鞭をとるようになってからも、ファンとして新入生に薦める小説は筒井文学。

とある看護学校で文学を教えるはめになったときも、迷わず「家族八景」をテキストに人気講義をくみたてたんですよ。

朝のガスパール連載中にハードな読者の仲間入りというか、パソコン通信仲間として気軽に語れる存在に。

出版記念パーティにも出席しました。ツーショットの隠れ記念写真に収まったこともありました。

断筆宣言を経てからでしたか「文学部唯野教授」で文学論を勉強。

テレビにもよく出演されるようになりましたね。

最近では「富豪刑事」や「七瀬ふたたび」でテレビでも大活躍。

また「最後の喫煙者」が英国でラジオ放送されるという話でもりあがってもいます。

そんな筒井康隆さんのブログ。すてきです。Macユーザーの筒井さんらしく、とてもやわらかな文面。

何を食べたかの記述がまさに圧巻。魚偏の漢字の多さに、肥えた舌の色合いが感じ取れます。

090307記