食品のカラクリと暮らしの裏側

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女性が行き過ぎたダイエットをすると生まれた子供は将来糖尿病に/食品のカラクリ・食べ物視点

2014年04月16日 | 食べ物視点
Ntpkarakuri

食品のカラクリシリーズ ダイエット/食べ物視点
女性が行き過ぎたダイエットをすると生まれた子供は将来糖尿病に
胎児時に低栄養が続くと栄養代謝を上げる体質になるため

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■安易なダイエットで2,500g未満の低体重児の割合が急増
「ダイエット」の効果や弊害は、数多くのメディアや書籍が出ています。ここではそうした内容ではなく、妊娠時にしっかり食事を摂らないと、生まれてきた子供の将来は糖尿病・高血圧・動脈硬化などの生活習慣病になりやすいことをお伝え致します。

“小さく産んで大きく育てろ”といったのは、母親の負担を少なくできても、我が子の将来のためにはよくないのです。低体重児の出生(しゅっしょう)比率が高いのは深刻で、先進国でも日本だけです。生まれた時の赤ちゃんの平均体重は、1975年・約3,200gも、2009年には約3,000gと1割近く減っています。驚くのは、2,500g未満の低体重児の割合が、1975年の5%に対し2009年には9.6%に増加し、今や10人に1人が低体重児なのです。

低体重児は痩せ形の母親から生まれますが、その他にもダイエットによって妊娠中にしっかり食事を摂らないことが原因だと言われています。問題は、生まれた時の赤ちゃんの体重が軽いと、生活習慣病になりやすいことが分かっています。元々は英国学者が唱えた「成人病胎児期発症説」で、国立循環器センターの中高年への調査でも、出生当時の体重が軽いと糖尿病や高血圧の傾向がある結果が出ており、学説を裏付けています。

■母親は産んだ子供の半世紀後から老後まで生活習慣病への責任あり
なぜ生まれた時の体重が軽いと、生活習慣病になりやすいのでしょうか? 妊娠中にしっかり食事をしないと、お腹の赤ちゃんは生まれた後も少ない栄養状態が続くと“健気”に判断して、栄養代謝(栄養の摂り込み)を盛んにする体質になるからです。言わば、一生、貧食を覚悟して生まれてくるのです。しかし生まれてから、いざ子供・成人へと成長していくと低栄養どころか栄養過剰な生活が続くため、栄養を摂り込みやすい体質のために糖尿病や高血圧になる可能性が高いのです。

団塊世代や高齢者は戦前・戦後の食糧に困った時期に生まれており、そうしたことが影響していると言われています。しかし現在は食べ物が溢れる時代に低体重児が生まれるのは、やはり過剰なダイエットのせいです。妊娠中だけでなく、未婚の女性は日頃から栄養をバランスよく摂ることが重要です。

自分の“見栄え”だけを考え行き過ぎたダイエットをすると、生まれた子供は半世紀後から老後に掛けて辛い思いをするのです。母親は、“保証期間無制限”の「製造者責任」があると考え、子供を産む前の独身時から食生活を考えましょう。
(注)低体重児全てが将来発症するのではなく、こうした傾向があるとお考え下さい。

Sankoua 母乳や臍帯を介して我が子へと危険物質が移動し蓄積することを知る

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