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無頓着な回転寿司店では今もバナメイエビを芝海老として出している/回転寿司・偽装魚の実態

2019年04月30日 | ヒカリ・魚卵・海老蟹
Ngisougyojittaitp

偽装魚の実態シリーズ 海老の偽装 芝海老(しばえび)
偽装海老名 バナメイエビ
無頓着な回転寿司店では今もバナメイエビを芝海老として出している
中華料理店でも、長年、海老の偽装が罷りと通っていた

Shibaebi

■バナメイエビは発見したヴァン・ネイム氏に因み名付けられた
Bk_blackminip 回転寿司店でも、さすがに最近は芝海老と言いませんが、場末の無頓着な店では未だに芝海老のお品書があります。多くの回転寿司店で一般的に「エビ」と書いてあるのは、よく見掛ける東南アジアで養殖される小振りのバナメイエビです。

Bk_blackminip 今まで中華料理店でも、芝海老・車海老が偽装されていました。中華の世界では、どんな海老でも小さな海老を芝海老・大正海老、中くらいの海老を車海老、大きな海老を伊勢海老と呼ぶ習慣が罷り通っていました。習慣と言っていますが、明らかな偽装です。

Bk_greyminip かつて高級ホテルの食品偽装問題から、中華メニューはサイズによって表示を改めました。小エビ、中くらいをエビ、大エビ、伊勢エビは誰が見ても他の海老と形が異なることが分かるため、国内産のみ伊勢エビとしました。こういう改訂をすること自体、今も使用海老はバナメイエビ、ブラックタイガーですよと言っているようなものです。

Bk_greyminip なおバナメイエビの原産地は東太平洋ですが、今では中国や東南アジアの養殖が主体です。バナメイと呼ばれる所以は、新種の海老を発見した米国の動物学者ウィラード・ギブス・ヴァン・ネイム氏に因み名付けられたものです。

■本物・芝海老のミニ情報/芝海老が獲れた芝浦の豊かな海は消えた
Mgtotomonip 本物の芝海老は、東京湾から台湾まで広く分布します。体長は10~15cmぐらいで、車海老より小さめです。長い髭(ひげ)が、特徴です。 かき揚げにも合い、老舗寿司店の芝海老のすり身を入れた玉子焼きは上品なものです。

Mgtotomonip 名前の由来は、“江戸前”東京湾の芝浦の海で獲れたことからです。その芝浦も、埋め立て・環境汚染・海の汚れが酷く、漁はもう無理です。かつて豊かな漁場だった芝浦の海も、芝海老も幻となってしまいました。

Lineebi Pointmining
回転寿司店を始め激安居酒屋・弁当チェーン・ファストフード店・惣菜店など
の安さの秘密は、こういう魚やネタを使っているからです。
偽装魚とは、本物魚の味や食感に似た外国の別種魚や深海魚のことです。


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