食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

3億円マグロ漁師の漁船転覆死亡事故!かねてから巨額初競りの影響で海難事故が懸念されていた/食品のカラクリ・魚介類20

2024年12月27日 | 魚 介 類
Ntpkarakuri

食品のカラクリシリーズ 初競り/魚介類
3億円マグロ漁師の漁船転覆死亡事故!かねてから巨額初競りの影響で海難事故が懸念されていた
12月19日・青森大間沖でマグロ漁船転覆、船長・藤枝亮一さんと船員1名の死亡を確認

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毎日新聞記事/左が第一報、右が続報

<19年当時の当ブログ見出し>「毎年初競りのクロマグロ超高額落札!寿司店の売名行為に怒り」
◇漁師は一獲千金を狙い無理して漁を行うので海難事故が懸念される
やはり、遂に転覆死亡事故が起きてしまった。2019年正月の初競りで、クロマグロが3億円で競り落とされ話題を呼んだ。当時、確かTBS「ひろおび」の番組と記憶しているが、ジャーナリストの大谷昭宏氏が「こんなことをやっていると、年末の荒海に無理して船を出し海難事故が起こる」と指摘していた。投稿者も同感で、19年1月にブログ投稿しており下記に当時の文面を載せる。正月の初競りは超高値が付くので、それに合わせて年末ギリギリに出港し無理な漁を行うと前から言われていた。記事のように今月12月、気の毒にも過去3億円のマグロを釣った漁師が亡くなった。出港するのは青森県・大間の漁師はもちろん、各地多数の漁師が一斉に冬の厳しい海に出る。一方、有名寿司店や水産業者は大金を叩いて粋がり、赤字覚悟だ社会奉仕だ、“皆さんのためだ”のような言い方をする。しかし所詮、店の宣伝であり、3億円叩こうが決して損をすることなく客の増加でしっかり儲けているのだ。もうこうした風習はやめるべきと考える

■<19年当時のブログ本文>2019年初競りは史上最高値の3億3,360円、278kg
『新春恒例、豊洲市場の初競(せ)りが行なわれます。毎年、青森県・大間産の本鮪(クロマグロ)が超高額で落札されます。2019年は、史上最高値の3億3,360円、278kg。単純に計算し、1kg当たり120万円。残滓を取り除き、ネタ単価(1貫~この場合1個)は2万円。あまりにも、常軌を逸しています。TVなどのメディアが囃したて世間を騒がすが、何のことはなく毎年のようにある寿司チェーン店が競り落としています。言わば売名行為、店の宣伝である。競りを乱すとして、批判的な声も多い。こうした大金にモノを言わす“演技”(パフォーマンス)、「バカゲタ商法」はやめて欲しいものです。それを400円前後で販売する理由を、“出血サービス”・お客様サービスと言うが、経営者である以上、他の商品に年間を通じ価格転嫁しているのは当然です。一方、漁師は初競り向けに、年末ギリギリに質の良い200kg以上の本鮪をタイミングよく釣り上げる必要があります。漁業に詳しい解説者は、一獲千金を狙い無理して漁を行うので海難事故が懸念されると言います。』<以下省略>

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