少数派シリーズ 特設|桜を見る会(桜疑惑)VOL16
桜を見る会前夜祭・安倍首相側800万円補填、東京地検はホテル領収書把握
まさしく2019年4月12日・桜を見る会の前夜祭に出席した安倍首相夫妻
■特捜部は安倍氏の公設第1秘書らから任意で事情聴取(他紙は数十人聴取報道)
投稿はしんぶん赤旗を活用しております/安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前夜に東京都内のホテルで開催した前夜祭に関し、安倍氏側が費用の一部を補填した総額が5年間で800万円超に上る疑いがあることが11月24日、関係者への取材で分かりました。安倍氏は同日、国会内で記者団に捜査が行われていることを認めたうえで、「今の段階で話をすることは控える」と説明を拒否しました。関係者によると、補填の疑いがあるのは2015年から昨年までの前夜祭。ホテルが作成した明細書に記載された前夜祭の総費用と、参加者から徴収した会費との差額は計800万円超に上っていたといいます。また、安倍氏側が差額を負担したことを示す領収書をホテルが作成し、安倍氏側に渡していたとみられることも分かりました。
安倍氏はこれまで、「事務所はホテルと参加者の契約を仲介しただけだ」と事務所が費用を補填した事実はないと説明していました。前夜祭をめぐっては、法学者などが政治資金規正法違反などの容疑で告発状を東京地検に提出。特捜部は、既に安倍氏の公設第1秘書らから任意で事情聴取しており、同法違反に当たるか調べています。前夜祭は、山口県下関市に事務所を置く政治団体「安倍晋三後援会」が主催。2013年から19年まで、桜を見る会の前日に東京都内のホテルで開催され、地元支援者らが1人5000円の会費で参加しました。野党は国会で、会費が割安で、安倍氏側が差額分を補填した疑いがあると追及していました。
■神戸学院大学・上脇博之教授/公選法・政治資金規正法違反明らかに
『安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭には毎年、地元の山口県から数百人が参加していました。高級ホテルの宴会場で5000円という格安の値段で飲み食いできれば、誰しも「得をした」と思うのは当然です。少なくとも1人あたり1万1000円と推定される飲食代を5000円しか徴収せず、地元の有権者に差額を提供したことは公職選挙法違反の寄付行為にあたります。また、同後援会が参加者から得た収入とホテルに支出した宴会代を政治資金収支報告書に記載せず、山口県選挙管理委員会に提出したことは政治資金規正法に違反します。同後援会の収支報告書には2013年から6年連続で前夜祭の収支に関する記載がありません。単純なミスではなく、公選法違反の寄付だと認識していたから収支報告書に記載しなかったとしか考えられません。』
『前夜祭は「桜を見る会」とセットで安倍晋三事務所が案内状を出しています。前夜祭には安倍氏が妻の昭恵氏とともに出席し、あいさつや写真撮影をしています。後援会代表の公設秘書は事前に安倍氏と打ち合わせをしていたはずで、前夜祭の開催は安倍氏の関与なしには不可能です。首相だった安倍氏が率先して違法行為をくり返していた可能性が高く、秘書だけに責任を押し付けることはできません。今後の捜査で注目されるのは、毎年の参加人数の多さからも前例のない悪質な供応の実態です。安倍氏が国会で「後援会としての収入、支出は一切ない」「(ホテル側から)明細書の発行は受けていない」と言い張ってきたのは、立件を逃れるためのウソだった疑いが強まっています。刑事責任とは別に政治的責任も問われることになり、説明責任を果たさないのであれば国会議員としての資格はありません。』
しんぶん赤旗の複製可能範囲内において、投稿者によって一部割愛や
それに伴う接続文章等の修正・タイトル付けを行いました。
■投稿者より/事実を知っていたからこそ安倍首相は国会で強硬な否定発言
再び、「桜を見る会」(桜疑惑事件)が咲き(動き)出した。東京地検が、ホテルが発行した領収書と明細者の存在を把握、安倍首相及び安倍事務所の法律違反と虚偽答弁が明らかになった。政府べったりの読売新聞が、特ダネのような勢いで報道したのを不思議に思った。それは東京地検にバッチリ事実把握され、窮地の安倍氏と菅官房長官(当時)を救うため、秘書が勝手にやったと大々的に報じた読売と政府、安倍事務所の世論操作・猿芝居だった。現に安倍氏は、報道の2日前に事実を知ったという口裏合わせの発言。そんな馬鹿な! 安倍首相は国会で、「事務所は関与せず」が16回、「明細書がない」10回、「差額の補償はしていない」発言が7回に上るそうだ。事実を知っていたからこその強硬な否定発言であり、虚偽答弁だ。政治評論家は、毎年、「桜を見る会」とセットで行われる前夜祭に、安倍首相が関与していないとは、到底、考えられないと言う。どこまで東京地検が安倍氏に迫れるか? 立件できたとしても、腰抜け司法の壁も立ち塞がる。
桜を見る会特集
次号/17・桜前夜祭・安倍首相不起訴も答弁虚偽・嘘は明らか「知らなかった」は通用しない
前号/15・逮捕ジャパンライフ山口元会長・桜を見る会の安倍首相招待状を利用し被害者拡大
桜を見る会前夜祭・安倍首相側800万円補填、東京地検はホテル領収書把握
まさしく2019年4月12日・桜を見る会の前夜祭に出席した安倍首相夫妻
■特捜部は安倍氏の公設第1秘書らから任意で事情聴取(他紙は数十人聴取報道)
投稿はしんぶん赤旗を活用しております/安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前夜に東京都内のホテルで開催した前夜祭に関し、安倍氏側が費用の一部を補填した総額が5年間で800万円超に上る疑いがあることが11月24日、関係者への取材で分かりました。安倍氏は同日、国会内で記者団に捜査が行われていることを認めたうえで、「今の段階で話をすることは控える」と説明を拒否しました。関係者によると、補填の疑いがあるのは2015年から昨年までの前夜祭。ホテルが作成した明細書に記載された前夜祭の総費用と、参加者から徴収した会費との差額は計800万円超に上っていたといいます。また、安倍氏側が差額を負担したことを示す領収書をホテルが作成し、安倍氏側に渡していたとみられることも分かりました。
安倍氏はこれまで、「事務所はホテルと参加者の契約を仲介しただけだ」と事務所が費用を補填した事実はないと説明していました。前夜祭をめぐっては、法学者などが政治資金規正法違反などの容疑で告発状を東京地検に提出。特捜部は、既に安倍氏の公設第1秘書らから任意で事情聴取しており、同法違反に当たるか調べています。前夜祭は、山口県下関市に事務所を置く政治団体「安倍晋三後援会」が主催。2013年から19年まで、桜を見る会の前日に東京都内のホテルで開催され、地元支援者らが1人5000円の会費で参加しました。野党は国会で、会費が割安で、安倍氏側が差額分を補填した疑いがあると追及していました。
■神戸学院大学・上脇博之教授/公選法・政治資金規正法違反明らかに
『安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭には毎年、地元の山口県から数百人が参加していました。高級ホテルの宴会場で5000円という格安の値段で飲み食いできれば、誰しも「得をした」と思うのは当然です。少なくとも1人あたり1万1000円と推定される飲食代を5000円しか徴収せず、地元の有権者に差額を提供したことは公職選挙法違反の寄付行為にあたります。また、同後援会が参加者から得た収入とホテルに支出した宴会代を政治資金収支報告書に記載せず、山口県選挙管理委員会に提出したことは政治資金規正法に違反します。同後援会の収支報告書には2013年から6年連続で前夜祭の収支に関する記載がありません。単純なミスではなく、公選法違反の寄付だと認識していたから収支報告書に記載しなかったとしか考えられません。』
『前夜祭は「桜を見る会」とセットで安倍晋三事務所が案内状を出しています。前夜祭には安倍氏が妻の昭恵氏とともに出席し、あいさつや写真撮影をしています。後援会代表の公設秘書は事前に安倍氏と打ち合わせをしていたはずで、前夜祭の開催は安倍氏の関与なしには不可能です。首相だった安倍氏が率先して違法行為をくり返していた可能性が高く、秘書だけに責任を押し付けることはできません。今後の捜査で注目されるのは、毎年の参加人数の多さからも前例のない悪質な供応の実態です。安倍氏が国会で「後援会としての収入、支出は一切ない」「(ホテル側から)明細書の発行は受けていない」と言い張ってきたのは、立件を逃れるためのウソだった疑いが強まっています。刑事責任とは別に政治的責任も問われることになり、説明責任を果たさないのであれば国会議員としての資格はありません。』
しんぶん赤旗の複製可能範囲内において、投稿者によって一部割愛や
それに伴う接続文章等の修正・タイトル付けを行いました。
■投稿者より/事実を知っていたからこそ安倍首相は国会で強硬な否定発言
再び、「桜を見る会」(桜疑惑事件)が咲き(動き)出した。東京地検が、ホテルが発行した領収書と明細者の存在を把握、安倍首相及び安倍事務所の法律違反と虚偽答弁が明らかになった。政府べったりの読売新聞が、特ダネのような勢いで報道したのを不思議に思った。それは東京地検にバッチリ事実把握され、窮地の安倍氏と菅官房長官(当時)を救うため、秘書が勝手にやったと大々的に報じた読売と政府、安倍事務所の世論操作・猿芝居だった。現に安倍氏は、報道の2日前に事実を知ったという口裏合わせの発言。そんな馬鹿な! 安倍首相は国会で、「事務所は関与せず」が16回、「明細書がない」10回、「差額の補償はしていない」発言が7回に上るそうだ。事実を知っていたからこその強硬な否定発言であり、虚偽答弁だ。政治評論家は、毎年、「桜を見る会」とセットで行われる前夜祭に、安倍首相が関与していないとは、到底、考えられないと言う。どこまで東京地検が安倍氏に迫れるか? 立件できたとしても、腰抜け司法の壁も立ち塞がる。
桜を見る会特集
次号/17・桜前夜祭・安倍首相不起訴も答弁虚偽・嘘は明らか「知らなかった」は通用しない
前号/15・逮捕ジャパンライフ山口元会長・桜を見る会の安倍首相招待状を利用し被害者拡大