食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

鱈子・明太子は20種近くの食品添加物で漬け込む/食品のカラクリ・魚介類3

2014年03月20日 | 魚 介 類
Ntpkarakuri

食品のカラクリシリーズ 鱈子(たらこ)・明太子/魚介類
鱈子・明太子は20種近くの食品添加物で漬け込む
無着色鱈子も発色剤が使われているので食品添加物は減っていない

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■漬込場は“白い粉”食品添加物を溶かした液の中に鱈子をぶち込む?
「鱈子(たらこ)・明太子」は、スケトウダラの卵を塩漬けしたものです。漁獲された北洋の船上で採卵・急速冷凍し、国内で塩鱈子として加工されます。味付けの他に着色料・身引き締め用剤・品質改良用剤・保存料など20種近くの食品添加物の液(下記)に一晩漬けると、質の悪い鱈子でも、たちまち、つやつや肌の高級品に生まれ変わってしまうのです。

漬込工程では、鱈子が見えないくらいに“白い粉”の食品添加物を溶かした液で満たされ、食品添加物の量は唖然とするほどだそうです。このように鱈子・明太子は、びっくりするほど多種かつ大量の食品添加物が使われているのです。赤色の着色料や発色剤は、危険度が極めて高い食品添加物なのです。

一方、無着色の鱈子・明太子ならば大丈夫といった消費者の安全・健康志向を逆手に取った、メーカーの“まやかし”が存在します。無着色として売りながら、鱈子の“肌の色”を浮き出すための「発色剤」を使っています。合成着色料の代わりに発色剤を入れただけで、他の食品添加物は全くそのままなのです。メーカーの狡猾さは、消費者心理を読んで無着色のほうに高い値段を付けて売っているのです。極力、市販の鱈子・明太子は、食べないほうが良いのです。

鱈子・明太子の原材料と食品添加物の使用種類
無添加の鱈子・明太子と比較して、一般の市販品はいかに化学物質を使用しているかが一目瞭然です。

▽無添加鱈子 (この材料が本来の作り方)
・スケトウダラの卵巣 ・自然海塩 ・純米みりん ・純米酒
市販の一般的な鱈子
・スケトウダラの卵巣 ・食塩 ・合成着色料 ・ポリリン酸ナトリウム ・アスコルビン酸ナトリウム ・ニコチン酸アミド ・亜硝酸ナトリウム ・ソルビット ・リンゴ酸ナトリウム ・ミョウバン
・乳酸カルシウム ・酢酸ナトリウム ・GDL ・グルチルリチン ・ステビオサイド、など

▽無添加明太子
・スケトウダラの卵巣 ・丸大豆醤油 ・昆布だし ・かつおだし ・水飴 ・唐辛子
市販の一般的な明太子
・スケトウダラの卵巣 ・低品質醤油 ・唐辛子
※上記の市販の鱈子の食品添加物の他に~
・グルタミン酸ナトリウム ・たんぱく加水分解物 ・5'-リボヌクレオチドナトリウム
・アミノ酸液 ・ソルビトール ・発酵調味料、など

■おにぎりや巻き物には鱈子の偽装魚カペリンの卵が使われる
今や無添加の鱈子は少なく、見つけ出すのがむずかしいでしょう。食品添加物の毒性基準は、添加物1種類ごとの基準です。しかし今時、1種類しか食品添加物が入っていない食品は皆無です。コンビニサンドイッチは、30種類もの食品添加物が加えられているのです。現実に反し、食品添加物を複合摂取した場合の基準は定められていません。そのため長い期間に渡る食品添加物による、発ガンやアレルギーになる恐れがあります。食品添加物が多い食品は、意識を高めて食べる量を減らすしかないでしょう。

ところで、コンビニおにぎりや回転寿司の軍艦巻きや巻き物の鱈子・明太子には、本物の鱈子は使われていません。偽装魚と言い、本物魚に見せ掛けた外国の別種魚が使われます。ノルウェー・アイスランドで獲れる別種魚で、鱈子の魚卵と外見・食感が似たカペリンという魚の卵を着色して偽装しているのがほとんどです。

カペリンは鱈子とは全く縁もゆかりもなく、居酒屋の柳葉魚(ししゃも)も全てと言い切れるほどこのカペリンが偽装されます。本物の鱈子の生産量は北海道のトップに対して、明太子は福岡県が1位です。明太子は韓国から伝わった食品のため、近い福岡県で盛んになったと言われます。因みに韓国語でスケソウダラを明太(ミョンテ)と言い、その卵なので日本で明太子と名付けたようです(他説もあり)。

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