少数派シリーズ/政治情勢(赤旗だより)
安倍再改造政権は異常な改憲シフト!日本会議・タカ派色濃い大臣が並ぶ
■閣僚20人中16人が改憲・右翼団体「日本会議」と一心同体の「日本会議議連」の幹部
投稿はしんぶん赤旗を活用しております/第4次安倍再改造政権がスタート、安倍晋三首相(自民党総裁)が、党役員人事と内閣改造を行いました。党役員会の冒頭、「わが党の長年の悲願である憲法改正を党一丸となって力強く進めていきたい」と発言し、まっすぐに改憲に切り込む姿勢をアピール。二階俊博幹事長も新4役の会見で「党を挙げて憲法改正に向けての努力を重ねたい」と述べました。日本会議議連の幹部、中枢メンバーを内閣と党役員、国会の憲法審査会の要職にズラリと配置し、「お友達内閣」と言われることも顧みない体制に、異様な雰囲気がにじむことを否定しません。
「安倍首相が考える『最強の布陣』なのだろう。側近の多用は、安定というより挑戦の意思のあらわれ」です。新閣僚には、改憲・右翼団体「日本会議」と一心同体の「日本会議国会議員懇談会」(日本会議議連)の幹部らを多数起用。安倍首相を含め閣僚20人中16人(*)を、日本会議議連加盟者で固めました。7年近く寄り添ってきた衛藤晟一首相補佐官が初入閣。同氏は、「日本会議議連」の中枢にいる人物です。また、同議連元事務局長の萩生田氏、加藤勝信元厚労相を同ポストで再任し(両氏後述)、西村康稔官房副長官を経済再生担当相に起用するなど、若手側近を積極起用しました。「今までよく支えてくれたという意味や、次世代のリーダーを競わせ、力を発揮させる意味もあるのでしょう。
*他に、神道政治連盟国会議員懇談会(もう1つの靖国派)だけの加盟者が2人いる。
安倍首相は改造を受けての会見で、「憲法改正を必ずやり遂げる」と再び明言。並々ならぬ決意をあらわにしました。他方、新体制は国民愚弄(ぐろう)の無反省体質をより強く示すものとなっています。首相の「腹心の友」が経営する学校法人に獣医学部新設(愛媛県今治市)を特例的に認めた加計学園問題で、文科省に強い圧力をかけた疑惑がもたれる萩生田氏を文科相に起用。また「政治的中立」を欠く内容に対する停波発言で、報道・表現の自由の侵害を批判された高市早苗元総務相を同ポストに再任。また裁量労働制の拡大をめぐり、データねつ造問題で批判を浴びた加藤氏を同ポストに再任など、国民の厳しい批判をあざ笑うかのような人事に、批判が強まるのは必至です。
■改憲を急ぐ安倍政権は国民の批判を省みない無反省体制・一刻も早く退陣に
国民の求めない改憲推進と、国民の批判を省みない無反省体制は、国民との矛盾とあつれきを一気に拡大させかねません。日米貿易交渉を担当してきた茂木氏を外相に起用したのは、開催予定の日米首脳会談で、アメリカのトランプ政権に大幅譲歩した合意を結び、その後の国会での審議をにらんだ布陣です。これまで韓国に対する強硬外交を進めてきた河野太郎前外相は、防衛相にあてました。これでは韓国との関係改善の道は見えません。安倍外交の危険性も、いよいよ明らかです。副総理・財務相に留任した麻生氏は、国有地を格安の価格で払い下げ、国会での虚偽答弁や公文書の隠ぺい・改ざんをした「森友」疑惑で前国税庁長官をかばい続けたことなどで監督責任が問われてきました。
重大なのは、安倍氏が党役員人事・内閣改造に際して主張した改憲の推進を、二階幹事長や鈴木俊一総務会長、岸田政調会長、下村博文選対委員長ら党4役も口をそろえて表明したことです。参院幹事長に首相側近の世耕弘成前経済産業相を送り込むのも、改憲推進のためです。昨年の自民党総裁選で3選されて任期があと2年残っている安倍首相は、改憲のために任期中の総選挙まで念頭に置いているといわれます。首相側近とされる下村氏を、党選対委員長に据えたのもそのためとみられます。国民は先の参院選で、自民党などの「改憲勢力」に3分の2の議席を与えていません。改憲を阻止する世論と運動を高めることが急務です。安倍政権を一刻も早く退陣に追い込むことが、ますます重要です。
しんぶん赤旗の複製可能範囲内において、投稿者によって一部割愛や
それに伴う接続文章等の修正・タイトル付けを行いました。
投稿者からのひと言/小泉進次郎大臣に、眼を奪われている場合ではないのです。内閣を批判・チェックするメディアは役割を忘れ、進次郎フィーバーに。これほど大勢の改憲・右翼勢力の人物を、大臣に揃えたことを報道すべきです。こうした危険な内閣であることを、どれほどの国民が知っているのでしょうか。右傾化する日本に歯止めを掛けるためにも、一刻も早く退陣に追い込まねば。
千葉台風災害中の内閣改造は被災者の心情を逆なで・千葉県は職員派遣放置
小泉進次郎議員初入閣・官邸での結婚報告に続きまたまた男を下げた
安倍再改造政権は異常な改憲シフト!日本会議・タカ派色濃い大臣が並ぶ
■閣僚20人中16人が改憲・右翼団体「日本会議」と一心同体の「日本会議議連」の幹部
投稿はしんぶん赤旗を活用しております/第4次安倍再改造政権がスタート、安倍晋三首相(自民党総裁)が、党役員人事と内閣改造を行いました。党役員会の冒頭、「わが党の長年の悲願である憲法改正を党一丸となって力強く進めていきたい」と発言し、まっすぐに改憲に切り込む姿勢をアピール。二階俊博幹事長も新4役の会見で「党を挙げて憲法改正に向けての努力を重ねたい」と述べました。日本会議議連の幹部、中枢メンバーを内閣と党役員、国会の憲法審査会の要職にズラリと配置し、「お友達内閣」と言われることも顧みない体制に、異様な雰囲気がにじむことを否定しません。
「安倍首相が考える『最強の布陣』なのだろう。側近の多用は、安定というより挑戦の意思のあらわれ」です。新閣僚には、改憲・右翼団体「日本会議」と一心同体の「日本会議国会議員懇談会」(日本会議議連)の幹部らを多数起用。安倍首相を含め閣僚20人中16人(*)を、日本会議議連加盟者で固めました。7年近く寄り添ってきた衛藤晟一首相補佐官が初入閣。同氏は、「日本会議議連」の中枢にいる人物です。また、同議連元事務局長の萩生田氏、加藤勝信元厚労相を同ポストで再任し(両氏後述)、西村康稔官房副長官を経済再生担当相に起用するなど、若手側近を積極起用しました。「今までよく支えてくれたという意味や、次世代のリーダーを競わせ、力を発揮させる意味もあるのでしょう。
*他に、神道政治連盟国会議員懇談会(もう1つの靖国派)だけの加盟者が2人いる。
安倍首相は改造を受けての会見で、「憲法改正を必ずやり遂げる」と再び明言。並々ならぬ決意をあらわにしました。他方、新体制は国民愚弄(ぐろう)の無反省体質をより強く示すものとなっています。首相の「腹心の友」が経営する学校法人に獣医学部新設(愛媛県今治市)を特例的に認めた加計学園問題で、文科省に強い圧力をかけた疑惑がもたれる萩生田氏を文科相に起用。また「政治的中立」を欠く内容に対する停波発言で、報道・表現の自由の侵害を批判された高市早苗元総務相を同ポストに再任。また裁量労働制の拡大をめぐり、データねつ造問題で批判を浴びた加藤氏を同ポストに再任など、国民の厳しい批判をあざ笑うかのような人事に、批判が強まるのは必至です。
■改憲を急ぐ安倍政権は国民の批判を省みない無反省体制・一刻も早く退陣に
国民の求めない改憲推進と、国民の批判を省みない無反省体制は、国民との矛盾とあつれきを一気に拡大させかねません。日米貿易交渉を担当してきた茂木氏を外相に起用したのは、開催予定の日米首脳会談で、アメリカのトランプ政権に大幅譲歩した合意を結び、その後の国会での審議をにらんだ布陣です。これまで韓国に対する強硬外交を進めてきた河野太郎前外相は、防衛相にあてました。これでは韓国との関係改善の道は見えません。安倍外交の危険性も、いよいよ明らかです。副総理・財務相に留任した麻生氏は、国有地を格安の価格で払い下げ、国会での虚偽答弁や公文書の隠ぺい・改ざんをした「森友」疑惑で前国税庁長官をかばい続けたことなどで監督責任が問われてきました。
重大なのは、安倍氏が党役員人事・内閣改造に際して主張した改憲の推進を、二階幹事長や鈴木俊一総務会長、岸田政調会長、下村博文選対委員長ら党4役も口をそろえて表明したことです。参院幹事長に首相側近の世耕弘成前経済産業相を送り込むのも、改憲推進のためです。昨年の自民党総裁選で3選されて任期があと2年残っている安倍首相は、改憲のために任期中の総選挙まで念頭に置いているといわれます。首相側近とされる下村氏を、党選対委員長に据えたのもそのためとみられます。国民は先の参院選で、自民党などの「改憲勢力」に3分の2の議席を与えていません。改憲を阻止する世論と運動を高めることが急務です。安倍政権を一刻も早く退陣に追い込むことが、ますます重要です。
しんぶん赤旗の複製可能範囲内において、投稿者によって一部割愛や
それに伴う接続文章等の修正・タイトル付けを行いました。
投稿者からのひと言/小泉進次郎大臣に、眼を奪われている場合ではないのです。内閣を批判・チェックするメディアは役割を忘れ、進次郎フィーバーに。これほど大勢の改憲・右翼勢力の人物を、大臣に揃えたことを報道すべきです。こうした危険な内閣であることを、どれほどの国民が知っているのでしょうか。右傾化する日本に歯止めを掛けるためにも、一刻も早く退陣に追い込まねば。
千葉台風災害中の内閣改造は被災者の心情を逆なで・千葉県は職員派遣放置
小泉進次郎議員初入閣・官邸での結婚報告に続きまたまた男を下げた