食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

投書欄|去年の燕がたくましくなって帰って来た・仕草で分かる、もうすぐ親になる/少数派

2021年05月14日 | 気象・季節・暦
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/気象・季節・暦
投書欄|去年の燕がたくましくなって帰って来た・仕草で分かる、もうすぐ親になる

Indsnamf0102b

Ptto450b
  女性 80歳 無職 福岡県嘉麻(かま)市
 「ツバメが来たよ。去年のオスが帰ってきたよ」と息子が声を上げ
 た。軒下をのぞいてみると、4年前の古巣に2羽がとまっている。
 息子によると、まずオスが飛んできて首を傾けながら巣の方を見た。
 それから「チュピ、チュピ、チュピ」と3回鳴いてあたりを一周し
 た。「ここだ、ここだ」とメスを呼ぶみたいに。

 去年は5羽のヒナが生まれた。巣の真ん中に陣取り、他の子より
 ちょっと大きくおっとりして、でも一番に口を開けて餌を食べてい
 た、あの子が帰ってきた、仕草でわかる――。息子はそう言う。ツ
 バメが飛び交う頃になると、暇さえあれば息子は空を見上げ、巣を
 観察している。たくましくなって帰ってきたツバメに私も愛着が湧
 いてきた。

 2羽は、わらや土を運んできては巣を補強している。私たちも転落
 防止の網やヘビよけのグッズを買った。やがて2羽は卵を温めはじ
 めた。去年巣立った子がもうすぐ親になる。
Ptto450b

ブログ管理人より/燕(つばめ)を介した、ほのかな情景が見える。以前、当ブログでも燕の記事を書いた。全国的に、かつてより半減しているそうだ。投稿者が見たのはもう半世紀前、地元では全く見なくなった。昔、5階建ての団地にいた頃、視線と同じ高さを切れの良い旋回飛行していたのを感激した。階段の踊り場の上に巣を作り、毎日、そっと見に行ったことを思い出した。そんな思い出が懐かしく、愛着がある。

減少の理由は、カラスの増加・餌の昆虫が減少・住宅外壁がツルツル加工され巣が作りにくいなど、自然環境の悪化と人間の都合だ。でもなぜ燕は、わざわざ人家の軒下や駅の構内に巣を作るのか? それは意外にも、天敵のカラスがやって来ないように人間を“ガードマン代わり”にしているから。昔から人間と燕は共助し、暮らしの中にいた。関心のある方は、下記リンクをクリック!

Sankoub
最近可愛いツバメを見なくなったと思ったら半分に減ってしまったそうだ
ツバメが軒先に巣を作るのは人間をガードマン代わりにして身を守るため

「投書欄」とは、新聞の投書欄に寄せられたご意見や編集委員のコラムなどの中
から、当ブログ管理人が共感したものをピックアップしたものです。投書者のお
名前は、当ブログでは伏しています タイトルは、管理人によるものです。


 TOPページへ

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 都は未だに生徒81万人を五... | トップ | コロナへの無節操者はこの医... »
最新の画像もっと見る

気象・季節・暦」カテゴリの最新記事