少数派シリーズ/政治情勢
松尾貴史コラム◇参院選~他党の悪口に終始した首相演説
ブログを移転したため、投稿日と記事の日時・状況と整合性がありません。
毎日新聞の日曜版に、「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムが連載されています。松尾貴史(別芸名:キッチュ)氏と言えば、タレント・コラムニスト・イラストレイター・折り紙作家、そしてカレー店の経営者など忙しいマルチな才能ぶりです。政治から芸能界・下世話な話題・カレーのうん蓄など、今時、珍しいカレーに負けない“超・辛口”の投稿記事が載ります。毎週、楽しみにしております。ある号で安倍首相の首相らしからぬ苛立つ態度、余りにも下品な行動、メディアのだらしなさのコラムに共感し、大筋をご紹介する次第です。
※紙面(下記)には名指しはしていないものの、安倍首相のことです。
■選挙中の安倍首相の乱暴な物言いは見苦しい(タイトルは投稿者作成)
『参議院議員選挙が始まった。…(中略)… 随分と強い権力を与えられている党首の数多くの演説では、「一番やりたいこと」についてほとんど語られず、「経済対策もっとやりますよ」的な決まり文句に加えて、あとは対抗する勢力の政党の悪口に終始している様子だ。戦術としてはネガティブキャンペーンが有効な時もあるだろうが、それは不利な側がすることであって、圧倒的な力を持っている側がすることには極めて強い違和を感じる。
幾つかの党首や各党の代表者が出席しての討論会のテレビを見たが、こういう時に人柄が出てしまうのはこのメディアの怖いところだ。時間の管理がなっていないなどと不平を言い、「今は私に対する質問ですから」と他者を制しておきつつ、まともに答えず自分の言いたいことだけ喋って時間を費やす様は見苦しい。テレビの酷なところは、声がこもっていたりトーンが低かったり(中尾彬的なエッジがあれば別だが)すると埋もれてしまうことだ。滑舌が悪く耳障りでも、甲高くせっついて喋る人は、最近のマイクロホンの高い精度もあってどうしても際立つ。…(中略)…
最近気になるのは、討論を仕切る司会者の、ある人には厳しく口を挟み、ある人には大甘な対応をしているところだ。田原総一朗氏のように、全員の痛いところを突くことができる胆力がないと、押しの強い人には流されてしまいがちだ。最近司会の座についた若いアナウンサーはせいぜい頑張っているが、それでも言う事を聞かないパネリストに毅然とできず、ヘラヘラ笑みを浮かべてやり過ごすばかりで、見ていてフラストレーションがたまる。…(以下、割愛)…』
■安倍首相のイライラ感・過剰反応…短気な首相に政治は任せられない!
投稿者も、滑舌が悪く・神経質な調子で他者を威嚇する安倍首相の物言いに、辟易しています。既投稿のように、TV画面に安倍首相が出ると、居た堪れずリモコンを「消音」にしてしまいます。過去には、国会審議中に質問者が前説のような話をしていたら、首相自ら「早く質問しろよ!」と首相として前代未聞のヤジを飛ばし、委員長から厳重注意された。またTVニュースの街頭演説を見ると、政策の違いを語るならともかく、いきなり「民進党や共産党のあんな酷い党…(云々)」など頭ごなしの批判ばかり、これが松尾氏が語った内容です。選挙とは言え、首相自ら「汚い言葉」で多党の批判するのは問題です。哀しいかな、演説では肝心な「憲法改正」は隠したまま。政策・正々堂々の論争は、避けるばかりです。国民を手玉に取る首相は、もはや首相でもなく政治家でもありません。
同じく松尾氏の指摘は、TV朝日「報道ステーション」と思います。党首討論の場で、安倍首相は、ますますストレスを溜めるのが見てとれます。他党の発言に苛立ち、自分への批判にはなぜか過剰反応をします。相手の話に割って入り、むきになって早口で自説を喋る。松尾氏が言う、「滑舌が悪く耳障り、甲高くせっついて喋る」スタイルです。TVを見る側には、あのイライラ感が伝わり、げんなりします。実に態度が子供っぽく、小者に見えます。一国の首相なら、野党の批判は当然のものとして受けて、大所・高所から発言するべきです。“小者に見える”のではなく、小者中の小者です。もしあなたの会社のトップがこんなんだら、部下は大変です。本当にセコイ(この場合は大人げないの意)のは、舛添・元都知事ではなく安倍首相のほうではないですか!
討論では、安倍首相は他党から「街頭演説でなぜ憲法改正を訴えないのか?」と聞かれたところ、「街頭演説ではアバウトな話しかできない」と答えました。「じゃあ街頭演説は何のためにするのか」と、さらに突っ込まれました。これは明らかに、「憲法改正」の争点隠しそのものです。「報道ステーション」の収録は午後6時までの約束だったそうですが、たった1分遅れたそうです。すると収録後に安倍首相は顔色を変え、司会者や番組関係者に抗議したと聞きます。その理由が、いかにも“小者らしさ”が出ています。「1分、テレビ局からの出発が遅れたら飛行機に乗れず、明日の現地演説ができなくなる」とのこと。官邸(選挙中なので自民党本部かな?)から首相1分遅れの連絡を受けながら、待たずに飛び立つ航空会社はありません。短気で余裕のない首相に、政治は任せられません!
騙されるな参院選の争点隠し!絶対見せないアベノミクス失敗と憲法改正
安倍首相がTV画面に出るとリモコンで音声を「消音」にしてしまう毎日
松尾貴史コラム◇参院選~他党の悪口に終始した首相演説
ブログを移転したため、投稿日と記事の日時・状況と整合性がありません。
毎日新聞の日曜版に、「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムが連載されています。松尾貴史(別芸名:キッチュ)氏と言えば、タレント・コラムニスト・イラストレイター・折り紙作家、そしてカレー店の経営者など忙しいマルチな才能ぶりです。政治から芸能界・下世話な話題・カレーのうん蓄など、今時、珍しいカレーに負けない“超・辛口”の投稿記事が載ります。毎週、楽しみにしております。ある号で安倍首相の首相らしからぬ苛立つ態度、余りにも下品な行動、メディアのだらしなさのコラムに共感し、大筋をご紹介する次第です。
※紙面(下記)には名指しはしていないものの、安倍首相のことです。
■選挙中の安倍首相の乱暴な物言いは見苦しい(タイトルは投稿者作成)
『参議院議員選挙が始まった。…(中略)… 随分と強い権力を与えられている党首の数多くの演説では、「一番やりたいこと」についてほとんど語られず、「経済対策もっとやりますよ」的な決まり文句に加えて、あとは対抗する勢力の政党の悪口に終始している様子だ。戦術としてはネガティブキャンペーンが有効な時もあるだろうが、それは不利な側がすることであって、圧倒的な力を持っている側がすることには極めて強い違和を感じる。
幾つかの党首や各党の代表者が出席しての討論会のテレビを見たが、こういう時に人柄が出てしまうのはこのメディアの怖いところだ。時間の管理がなっていないなどと不平を言い、「今は私に対する質問ですから」と他者を制しておきつつ、まともに答えず自分の言いたいことだけ喋って時間を費やす様は見苦しい。テレビの酷なところは、声がこもっていたりトーンが低かったり(中尾彬的なエッジがあれば別だが)すると埋もれてしまうことだ。滑舌が悪く耳障りでも、甲高くせっついて喋る人は、最近のマイクロホンの高い精度もあってどうしても際立つ。…(中略)…
最近気になるのは、討論を仕切る司会者の、ある人には厳しく口を挟み、ある人には大甘な対応をしているところだ。田原総一朗氏のように、全員の痛いところを突くことができる胆力がないと、押しの強い人には流されてしまいがちだ。最近司会の座についた若いアナウンサーはせいぜい頑張っているが、それでも言う事を聞かないパネリストに毅然とできず、ヘラヘラ笑みを浮かべてやり過ごすばかりで、見ていてフラストレーションがたまる。…(以下、割愛)…』
■安倍首相のイライラ感・過剰反応…短気な首相に政治は任せられない!
投稿者も、滑舌が悪く・神経質な調子で他者を威嚇する安倍首相の物言いに、辟易しています。既投稿のように、TV画面に安倍首相が出ると、居た堪れずリモコンを「消音」にしてしまいます。過去には、国会審議中に質問者が前説のような話をしていたら、首相自ら「早く質問しろよ!」と首相として前代未聞のヤジを飛ばし、委員長から厳重注意された。またTVニュースの街頭演説を見ると、政策の違いを語るならともかく、いきなり「民進党や共産党のあんな酷い党…(云々)」など頭ごなしの批判ばかり、これが松尾氏が語った内容です。選挙とは言え、首相自ら「汚い言葉」で多党の批判するのは問題です。哀しいかな、演説では肝心な「憲法改正」は隠したまま。政策・正々堂々の論争は、避けるばかりです。国民を手玉に取る首相は、もはや首相でもなく政治家でもありません。
同じく松尾氏の指摘は、TV朝日「報道ステーション」と思います。党首討論の場で、安倍首相は、ますますストレスを溜めるのが見てとれます。他党の発言に苛立ち、自分への批判にはなぜか過剰反応をします。相手の話に割って入り、むきになって早口で自説を喋る。松尾氏が言う、「滑舌が悪く耳障り、甲高くせっついて喋る」スタイルです。TVを見る側には、あのイライラ感が伝わり、げんなりします。実に態度が子供っぽく、小者に見えます。一国の首相なら、野党の批判は当然のものとして受けて、大所・高所から発言するべきです。“小者に見える”のではなく、小者中の小者です。もしあなたの会社のトップがこんなんだら、部下は大変です。本当にセコイ(この場合は大人げないの意)のは、舛添・元都知事ではなく安倍首相のほうではないですか!
討論では、安倍首相は他党から「街頭演説でなぜ憲法改正を訴えないのか?」と聞かれたところ、「街頭演説ではアバウトな話しかできない」と答えました。「じゃあ街頭演説は何のためにするのか」と、さらに突っ込まれました。これは明らかに、「憲法改正」の争点隠しそのものです。「報道ステーション」の収録は午後6時までの約束だったそうですが、たった1分遅れたそうです。すると収録後に安倍首相は顔色を変え、司会者や番組関係者に抗議したと聞きます。その理由が、いかにも“小者らしさ”が出ています。「1分、テレビ局からの出発が遅れたら飛行機に乗れず、明日の現地演説ができなくなる」とのこと。官邸(選挙中なので自民党本部かな?)から首相1分遅れの連絡を受けながら、待たずに飛び立つ航空会社はありません。短気で余裕のない首相に、政治は任せられません!
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