若妻印

いぶし銀の若妻のおいしい日常
食べることしか考えてません。

京のおばんざい

2005年04月17日 21時07分31秒 | 読みました
~四季の味ごよみ~
秋山十三子 大村しげ 平山千鶴
光村推古書院 2002年
 

ずっしり、みっちり、全編が京言葉。
ハレの日もあれば、ケの日もあって。
季節の行事を大切にし、地の食材に誇りを持って、とことん使い切る。
つつましくも心豊かな町屋の暮らし。
日本に京都があって良かった

「五月:さんしょ」より引用
 うれしいことと、悲しいことしかなかった娘時代は、もう遠い昔。くやしいこと、ねたましいこと、おくそく、心配、恨み、そんな心の動きも一通りは味わって、わたしの妻の座も長くなりました。あきらめではないけれど、人生とはそんなにうれしくも悲しくもないものだと思い始めたこのごろ、そんなわたしを肯定するのでもなく、あざ笑うのでもなく、一粒のさんしょは非情にからい。

木の芽

2005年04月17日 15時07分47秒 | 捕まえた!
薬味なんぞにお金をかけたくない。
自給自足よ
という思惑で、山椒の苗(けっこう高い)を植えるのだが、剪定に失敗して枯らしてしまうこと数回。
やはり私は狩猟民族なのよ。

だがなぜか、ウチには山椒の小木が3本ほど自生している。
勝手に生えてきたのだ。
生ゴミ堆肥中の中華食材「花椒」が芽を出したものと思われ。
一旦火を通されたにも関わらずだ。
恐るべき生命力。
しかも、苗から育てたものよりも、甘い香が強いときたもんだ。
皮肉ですねぇ。

今夜は筍、木の芽和え。
日本の春ですね、いぇい!

新筍

2005年04月17日 09時51分48秒 | 捕まえた!
新筍の香りの良さを知ったら、もう年中売ってる水煮物なんて食べられない
でも、生筍はお高いのよぉ
自分で掘りに行くことを本気で考え、観光農園など探していたところ、馴染みの八百屋で発見。
福岡産新筍、2本で300円
ぱおーん!買うでしょ
午後から来客があることも、唯一の家族が明後日からしばらく留守ということも忘れ、購入。

小林カツ代さんのレシピに則り
皮に切れ目を入れて、バコッと十二単を脱がせ
たっぷりの水に米糠と鷹の爪を入れて2時間茹で
真水にてアク抜き中


八百屋さんがたっぷりおまけに付けてくれた米糠ですが
これをそのまま水に入れたら、後で排水が詰まって大惨事!と考え
不織布製の「だしパック」に入れてみたら大成功
ほのかに糠の香のゆで水は、無駄なく食器洗いに使用。
使用後の糠パックはぎゅっと水を絞って、流しの周囲をこすってみたら、またまた大成功!
ピカピカです