受験算数

2012-03-20 | 
「受験算数」ということは中学受験である。秋田県ではほとんど耳にすることの無い言葉である。
都会では中学受験をする小学生が少なからずいる。
塾で講師をしていた高橋氏が、所謂「○○算」と呼ばれる文章題について書いたものである。
タイトルはそのまま『受験算数』(岩波科学ライブラリー)1260円
「鶴亀算」「旅人算」「植木算」「過不足算」「てんびん算」「ニュートン算」等々の歴史や解説などのあれこれについて。


ほとんどが和算にあると思ったが、半分は明治になってからのものだとこの本で知った。
著者の高橋氏とはNiftyのフォーラムで知り合って以来の友人である。
前作の『かけ算には順序があるのか』(岩波科学ライブラリー)が好評だったので、
この『受験算数』も売れてくれることを願ってやまない。
あとがきを含めて、当時の知り合いの名前が数名見えた。ハンドルネームや本名だったり。
ちなみに著者のハンドルネームは「メタメタ」で、「メタメタの日」というブログも書いている。

昨年話題になったK中学のニュートン算の問題については、今でも本当の正解はどれだろうと時々分からなくなるが、丁寧に解説がされている。

無理な注文と知りつつも例えば「植木算」のこぼれ話、変な解き方、なんていうコラムがあれば楽しかったかな?等と無責任なことを思ったり。
(言うだけなら何とでもいえるなあ)




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