ロビンソン・クルーソーのモデルになったセルカークの住居跡にたどり着いた過程を、その時の心理描写も含めて詳しく書いてある。なるほど探険はこうしてやるものか、と思わせる内容。途中なんども困難に遭遇するがその都度知恵を出し工夫をし、また助けも受け、決定的な証拠を発見するのは感動的ですらある。欲を言えば、最後の部分をもう少し盛り上げたほうがよかったと思う。しかし、物語ではなく作者自身のことだから、どこぞの民放のドラマのように大げさな書き方はしたくなかったということかも知れない。前作よりも読み物としてスリリングで面白かった。
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