去る8月12日に発売されました、季刊「艦船模型スペシャル」の2021年9月号です。御覧のようにウォーターラインシリーズ50周年を記念してのシリーズ歴史総括冊子としてまとめられています。
アマゾンでの案内記事はこちら。
発売日翌日に京都駅前ヨドバシの大垣書店にて購入してまいりました。艦船模型スペシャルは普段は買わないのですが、こういう記念誌かつ通史総覧的な保存版となれば話は別です。
現在はずっとガルパン車輌のプラモデルを作っていますが、それ以前は艦船プラモデル専門で30年余りやっていた私です。ウォーターラインシリーズ黎明期からのキットを全部作り、年を経るにつれて改造や自作にも広げ、平成のピットロード等の参入以後はそれらのキットも作っていました。PTエイジェンスや工房飛竜などのガレージキットもかなり作りました。旧日本海軍の軍艦、艦艇、船舶が専門でした。
その製作したキットの一部は、前ブログでも紹介しています。こちらとこちらとこちらとこちらとこちら。
とくに駆逐艦以下の小さなフネが好きで、ウォーターラインシリーズのキットを全てピットロード等の後発メーカーのキットに作り変えて揃え、海防艦も80隻ぐらい楽しみました。平成18年に橘型駆逐艦「榎」をピットロードのキットで作ったのがラストになりました。
その時点で製作総数は600隻を超えていました。最初からかかさず「建造記録」をつけていましたので、現在でもどのフネをいつ、何のキットで製作したかが分かります。
その半数の300隻余りが駆逐艦でしたから、サークル内でも「星野といえば駆逐艦」とか「駆逐艦の男」などと呼ばれていました。それを英語で言うと「ミスター・デストロイヤー」となりますが、往年のプロレスラーの名前を連想させて笑い話のネタにされるため、私自身はあまり気に入っていません。
そんな私なので、模型サークル内での所属分会は最初から現在に至るまで艦船部会です。どういうわけか、いまも艦船部会の副代表格にさせられています。600隻も作った人はそうそう居ないからでしょう。ガルパン車輌のプラモデルを作っている現状においても、「艦船の星野さん」とか「陸にあがった海軍」とか言われ続けています。
ここ数年はサークルのほうでも「艦隊これくしょん」のブームがあって、今も艦船部会の若い面々は舞鶴のイベントなどに出かけたりしていますが、私自身は「艦隊これくしょん」のような擬人化コンテンツにはあまり関心が無かったため、話の輪にもあまり加わらずに、会場の隅っこでフジミの特シリーズやNEXTシリーズ、ヤマシタホビー等の関連新情報などを静かに読んでいることが多いのですが、それさえも「沈黙の海軍」と揶揄されたりする有様です。
でも、まあ、いいか、です。「沈黙の海軍」ですから、今回の「艦船模型スペシャル」の2021年9月号も黙して読みふけることにしましょう。