私のガルパン車輌製作の第152作目は、上図のヴァイキング水産高校チームのM24チャーフィー軽戦車にしました。最終章の無限軌道杯第1試合にてプラウダ高校チームと対戦して敗れたチームの、3種類の車輌のうちの1車種です。あとの2車種はⅢ号戦車J型とノイバウファールツォイクですが、いずれも既に製作を終えていますので、今回のM24チャーフィーがラストとなります。
M24チャーフィーは、周知のように劇場版にて大学選抜チームの車輌として参戦しています。今回のヴァイキング水産高校チームの車輌は、公式設定資料図によれば、大学選抜チームの車輌と同じ仕様であるようです。異なるのは車体色と校章マークだけになります。
M24チャーフィーの適応キットは、タミヤの品が一般的に知られていますが、劇中車の仕様に最も近いのは上図のAFVクラブの品です。ガルパン仕様への改造および修正も最低限におさえられて作業効率も良さそうなこのキットを、二年ほど前に中古ショップで見かけて確保してありましたが、今回ようやく製作にとりかかりました。
中身です。パーツ数は多くもないけれど少なくもない、といったAFVクラブの平均的なボリュームですが、パーツの合いは非常に良く、タミヤ並みの取扱い易さ、組み立て易さに定評があります。私自身もAFVクラブの製品はこれまでに3点作っていますが、いずれも組み立て易くて苦労がありませんでした。今回のキットも同じだろう、と予想しました。
組み立てガイドです。表紙の案内文は、英語と日本語と中国語とで書かれますが、台湾のメーカーらしく中国語は北京語ベースの台湾華語(台湾の公用中国語)で書かれています。
ステップ1では、下部車体の足回りの軸部を組み立てます。ガイドの指示通りに組んでゆきます。
ステップ1の組み立て前のパーツ類です。
組み上がりました。
車体前面部左右に合わせ目の溶接痕のモールドがありますが、劇中車には見られませんので、ヤスって消します。
ヤスって消した後の状態です。
ステップ2でも、引き続き下部車体の足回りの軸部を組み立てます。ここからガルパン仕様への変更が始まります。前部の牽引フックは劇中車にありませんので、パーツD17およびD18は不要となります。牽引ホールドの基盤であるD11およびD12も劇中車にありませんので、付けないでB14だけを取り付けます。
ステップ2で取り付けるパーツ類の一部、B42とB43です。小さなパーツなので、切り出した後は紛失しないように皿にまとめておきました。
B42とB43を組み付けた状態です。今回の車輌はサスペンションが割と複雑な形状なので、パーツも細かく分かれていて組み立ての手間もちょっとかかります。米軍の戦車で足回りの組み立てに手間取るのは珍しい気がします。 (続く)