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ゆるキャン△の聖地を行く36 その4  赤羽根ロコパーク

2023年12月27日 | ゆるキャン△

 土岐綾乃が行った海岸は、作中では地名が示されていませんが、渥美半島南岸に所在する「片浜十三里」と呼ばれる砂浜の独特の景観によって、「片浜十三里」の一角を占める赤羽根海岸であることが分かります。

 「片浜十三里」とは、愛知県田原市渥美半島の先端、伊良湖岬付近にある日出の石門から、静岡県浜松市の浜名湖と外海の境目である今切口までの約52キロにわたって続く砂浜を指します。土岐綾乃は地元が浜松市ですから、とうぜん「片浜十三里」のことは知っているでしょうし、その愛知県側へソロキャンプに行こうと思いついたわけでしょう。

 

 赤羽根海岸ロコパークの駐車場付近から海岸線を見渡しました。御覧のように砂浜の内側には広大な芝生が広がっており、地元では「表浜」と呼ばれます。田原市の住民は、渥美半島の遠州灘(太平洋)側を表海、北の三河湾を裏海と呼ぶことが多いそうで、赤羽根海岸を含む「片浜十三里」全体を表浜(おもてはま)と呼ぶのが普通だそうです。

 そういえば、昼食をとった「渥美の丼屋まるみ」でも、海鮮丼の食材の魚はどこで獲れるのかを尋ねた際に、店員さんが「裏海のほうです」と答えていましたね・・・。つまりは三河湾産の魚介類がネタということですね。

 

 赤羽根海岸一帯は公園として整備されており、ロコパークの名前が付けられていますが、広域的にはもとの渥美郡赤羽根町(平成15年(2003)に渥美郡田原町へ編入、田原町が同時に市制施行して田原市となる)の海岸部分を指し、太平洋ロングビーチまたは赤羽根ロングビーチという愛称で親しまれています。

 そのわりには海岸という雰囲気が希薄な感じがして、はじめは海水浴場だろうと思っていたのですが、現地にはそれらしき看板も見当たらないのでした。不思議に思って調べてみたら、赤羽根漁港が隣接して船舶が出入りする関係で、一帯は遊泳禁止であるといい、つまりは海水浴場ではないのでした。

 

 だから海水浴場の雰囲気があまり感じられないわけか、つまりは赤羽根海岸を海浜公園として整備しているのが、あかばねロコパークなのだな、と理解しました。
 とりあえず、ロコパーク敷地のほぼ中央の東寄りに建っている上図の展望塔へ向かいました。

 

 これが土岐綾乃の自撮り画像の背景に写っている建物ですな・・・。

 

 一階部分はこんな感じで、三面の柱の内側にベンチがありました。

 

 二階の展望所に登ってみました。南側の景色は御覧の通りです。芝生帯と砂浜の境目にタイル敷きのテラス状の施設があり、サッカーボールのような亀甲デザインがなされていました。たぶん、砂浜と海岸線を見渡す展望スポットの一種であるのでしょう。

 そのテラスを、上図のように一人のサーファーが横切っていきました。それを見て思い出したのですが、確か田原市は季節を問わず名古屋、関西方面を中心に多くのサーファーが集まるサーフィンの聖地で、サーフィンの世界大会なども開催されるメジャーポイントです。それで付近に駐車場やシャワー設備等が整備されているのか、と納得しました。

 奈良に住んでいた頃、職場の同僚にサーフィンの上手な人がいて、競技大会などで上位に入る活躍をしていましたが、彼が休暇でサーフィンの練習に行く場所が田原市だったのでした。なんで三河まで行くん、関西の海でサーフィンは出来ひんのか、と訊いたら、「波が高くならねえのよ、田原ぐらいの高え波はこっち(関西)には無いのよ」と笑っていました。そんな記憶があります。

 

 展望所から東のほうを見ました。「片浜十三里」の長い砂浜がずうっと浜松市の浜名湖と外海の境目である今切口まで続いているわけです。この海岸線に沿って国道42号線が浜松市まで続いていますから、たぶん土岐綾乃もその国道42号線をエイプで走ってきたのでしょう。

 

 展望所から北西の方角を見ました。御覧のように駐車場とロコパークの芝生公園が広がります。さらに向こうには道の駅「あかばねロコステーション」の施設群が望まれました。

 

 はて、土岐綾乃が志摩リンにメールで送った、バンザイ記念写真、を撮った場所はどのへんだろう・・・。

 

 展望所から南南西方向には赤羽根港東堤防灯台が見えました。そうだ、あの灯台は土岐綾乃のバンザイ記念写真に写っていたな・・・。

 

 展望塔から降りて、砂浜のほうへ少し降りてみました。テラス状施設の前に上図の「津波注意」の看板がありましたが、ここで既視感を覚えました。

 

 「津波注意」の看板と園路をはさんで東側には、上図の渥美半島地図の看板がありますが、これにも「おや」と思いました。つまり、二つの看板が並ぶ様子が既視感バッチリだったのでした。土岐綾乃のバンザイ記念写真に写っている二つの看板は、これじゃないのかな、と思いました。  (続く)

 

コメント
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