ステップ3ではサスペンションなどを組み付けます。ここはガイド図に従います。
実は、劇中車のサスペンションアームは1本多くて、実車ではサスペンションが付かない第3転輪にも付きます。しかし、今回のAFVクラブのキットでも、タミヤのキットでも、サスペンションのパーツは実車の通りに片側4本しか無いので、1本増やして劇中車に合わそうにもパーツがありません。それで、このままガイド図の通りに組み立てます。
御覧のようにサスペンションのパーツ群はエッチングも含まれ、細かく分かれていますので、組み付けも慎重に行って順序を間違えないようにしました。
第一段階でサスペンションの2本、第1転輪と第5転輪の分を組み付けました。
続いて第二段階に移りました。第2転輪と第4転輪の分を組み付けます。
組み上がりました。実車はこのようなサスペンションの配置で、第3転輪にのみサスペンションが付きません。
エッチングパーツの円筒部分はおそらくスプリングのカバーと思われます。軸部を全て接着しない場合はスプリングを中に入れて、サスペンションを可動にすることが出来るようです。が、今回は全て接着固定しました。
ステップ4では、反対側の足回りの組み立てを進めます。ステップ2およびステップ3と同じ段取りです。あわせて背面部も組み立てますが、B34およびG8は劇中車にありませんので不要です。
左側で組み立てたのと同じように右側の足回りも組み立てます。ガルパンに出てくる米軍戦車のサスペンションはVVSS方式が多くてそれに慣れてしまっているので、今回のサスペンションの組み立ては何から何まで初めてのことで、新鮮なワクワク感もありました。
第一段階でサスペンションの2本、第1転輪と第5転輪の分を組み付けました。
ステップ5では、足回りの組み立ての続き、背面部の組み立ての続きを行ないます。背面部の牽引フックのD17、D18は劇中車にありませんので不要です。
ステップ6では、起動輪と上部転輪を組み立てます。
組み上がりました。
背面部の仕上がり状況です。今回のAFVクラブ製品が、タミヤ製品やイタレリ製品よりも劇中車仕様を再現しやすい一つの範囲がこの背面部です。さきに不要としたB34は、タミヤキットのパーツではモールドになっているので削り取る作業が発生します。またタミヤキットではロッドの留め具が無いので他キットから持ってくるか自作するかになりますが、今回のAFVクラブ製品ではパーツB36が使えます。
これらの点から、劇中車はどうもAFVクラブのキットをモデルにしているのではないか、と思います。
ステップ6では、起動輪と上部転輪を組み立てます。
組み上がりました。上部転輪はランナーに付けたまま組み立てて保管しました。 (続く)