11時30分、瑞牆山荘に着きました。ここでお昼のランチをいただく予定でしたので、12時までには行こうと考えていましたが、みずがき湖からの移動にあまり時間がかからなかったため、みずがき山自然公園にもこちらにも予定より早く着きました。
上図は原作コミック第12巻93ページ1コマ目のアングルです。作中では、この瑞牆山荘に、大垣千明、犬山あおい、斉藤恵那の三人が立ち寄って館内を見物し、薪ストーブで暖まりながらアイスを食べています。
このシーンですね。作中では3月のまだ寒い時期ですので、周囲の木々の葉が落ちて枝だけになっています。夏場の草木の繁る時期に行くと、同じアングルでも全然見え方が違います。
ちょっと不思議だったのは、上図の道路の右側に白い車が停まっているのが、実際でも同じだったことでした。車種まで同じでした。
瑞牆山荘は、作中では二つの方向から描かれています。先の画像は北からの図で、こちらの画像は南のバス停付近からの図です。
このシーンのアングルです。原作コミック第12巻94ページ2コマ目です。このアングルでも白い車が意味ありげに描かれているので、なんとなく気になってはいましたが、実際に同じ車が同じ位置に停めてあるのにはびっくりしました。これお客さんの車とかじゃないな、と考えました。後で知ったのですが、瑞牆山荘の方の車だそうです。
瑞牆山荘の斜め向かいにあるバス停です。作中で大垣千明、犬山あおい、斉藤恵那の三人がJR韮崎駅で集まって、バスでここまでやってきていますが、これは実際に運行されているバス路線の終点のバス停でした。
バス停の案内板です。山梨峡北交通が運行している茅ヶ岳みずがき田園バスの路線バス停一覧と時刻一覧です。御覧のとおりJR韮崎駅とここ瑞牆山荘を結んでいます。途中のバス停を見ると、農村公園前、みずがき湖ビジターセンター、増富の湯、の3ヶ所のゆるキャン聖地スポットがあり、このバスを利用しての聖地巡礼も可能であると分かります。
個人的には、さらにみずがき山自然公園まで延ばして運行してくれれば、バスでのんびりとみずがき山自然公園まで行けるのにな、と思いましたが、実はこのバス路線は、登山コースとして人気がある瑞牆山への登山口がある瑞牆山荘前までの登山バスとして運営されているとの事でした。
バス停と瑞牆山荘は、このように道路をはさんで向かい合っています。そしてバス停の横の辻に、瑞牆山への登山口があります。登山客がここまで車で来て、上図の辻を右に上がっていって突き当りにある広い駐車場に停めておいて、山登りに行くのだそうです。
その瑞牆山への登山口をバス停付近から見ました。一見して登山口があるようには見えませんでしたが、左の木に道標が括りつけてあったので、あのへんか、と分かりました。
この場所から、瑞牆山山頂まで約2時間50分かかるそうです。本格登山の入門的なコースであり、始めはなだらかな坂や平坦な道を歩きますが、次第にキツい傾斜となってガチの山登りになるそうです。
なので、この瑞牆山荘は、主に瑞牆山登山のベースキャンプとして利用される方が多く、殆どは常連さんであるそうです。メインはカフェレストランですが、宿泊施設もあるので、夜明けと同時に山頂を目指す登山客が前泊して、早朝の暗いうちに出発するケースが多いそうです。一種の山小屋施設みたいなものだな、と理解しました。
バス停付近から、南側を見ました。原作コミック第12巻92ページ2コマ目のアングルです。
このシーンですね。大垣千明、犬山あおい、斉藤恵那の三人が乗ったバスが終点のバス停に着いた図です。作中では3月ですから、周囲の木々の見え方が夏場とは全然違いました。
バスの横に描かれている建物はバス停の待合所かな、と思っていたのですが、現地で実際の建物に近寄ってみたら公衆トイレでした。登山客用の、チップ制の有料トイレだそうです。 (続く)