気分はガルパン、、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

搭乗車を換えた逸見エリカ

2021年08月16日 | ガールズ&パンツァー

 最終章第3話、無限軌道杯第2試合の対プラウダ高校戦にて、防御を固めて高地に陣取る相手の砲撃に、得意のパンツァーカイルで挑んだ黒森峰女学園。その指揮は西住まほに代わって新隊長となった逸見エリカが務めました。
 その戦法は定石通りの陣形で重装甲および火力で正面から押してゆく正攻法でしたが、その楔の要となるマウスがあっさりと撃破され、次いでエレファントも白旗を挙げ、作戦は一気に破綻に陥りました。

 

 この時の黒森峰女学園の陣容は、劇場視聴にて確かめた限りにおいては9輌、マウス、エレファント、ティーガーⅡ、ヤークトティーガー、ヤークトパンター、パンター3輌、Ⅲ号戦車J型、でした。試合後の中継画面での陣容表を見ると他にもう1輌のⅢ号戦車J型がいたようなので、試合規定数の10輌で参戦したわけです。

 この10輌のうち、マウス、エレファント、ティーガーⅡ、ヤークトティーガーの4輌の重戦車群がパンツァーカイルの前面で盾の働きをなすべきところを、たて続けにマウス、エレファントの2輌を失った形でした。チーム全体が混乱に陥り、進撃は緩み、逸見エリカ隊長に指示催促が矢のように寄せられました。
 隊長の指示が絶対、隊長の指示によって行動する、という黒森峰女学園の有り方がここでは一気にマイナスに転じてしまいました。それぞれの車輌が単独に判断して適切な行動をとるというパターンが、このチームでは有り得ないのでした。

 なので、高所の相手からの砲弾の雨にさらされて各車の被弾が増える状況に至っても、陣形は崩せないまま、皆が逸見エリカ隊長の次の声を必死に待つのみでした。西住まほならば、すぐに作戦を換えて迅速に指示を与えて態勢を立て直してゆくのでしょうが、逸見エリカには西住まほと同じ要領で進めることは殆ど不可能であったのでしょう。

 その事を最もよく分かっていたのが西住まほであったから、逸見エリカに対しては自分なりにやりたいようにやれ、とアドバイスしていたのでした。西住まほの戦術は西住まほにしか執れない、逸見エリカに同じことを強要はしない、それよりも逸見エリカには彼女なりの得意分野があり、それを彼女なりに追求すれば良い。それが西住まほが後輩に託した思いの全てであった筈です。
 同時に、西住まほは、黒森峰女学園の新たなる可能性は、きっとこのエリカが切り開いてくれる、と信じていたのでしょう。

 その思いが逸見エリカに確かに届いていました。彼女は窮地より一気に本来の得意分野、彼女なりに追求すべき可能性へ向けて動き出しました。確実なのは、今の正攻法の作戦は無理だという点であり、なおも高地に陣取る相手に対して効果的な攻撃を行うには、攻め位置を変えるしかない、こちらも高地に登って敵の虚を突くしかない、という作戦イメージがわきあがった筈です。
 そうなると、攻め位置を素早く変えなければなりません。かと言って残存全車をそれぞれ動かすのは至難の業です。攻め位置の変更はすぐに移動可能な足の速い車輌だけで行ない、あとはもとの陣形のままで牽制を続けて陽動に徹する、という作戦にまとまるわけです。

 この場合、足の速い車輌はパンター3輌とⅢ号戦車J型の4輌でした。これを抽出して攻撃部隊となし、一気に攻め位置を変え、相手の側面か後方に素早く回り込むことが目標となります。
 あとのティーガーⅡ、ヤークトティーガー、ヤークトパンター3輌には、撃破されたマウスやエレファントを盾にしての牽制射撃を行わせ、攻撃部隊から敵の注意をそらして時間を稼ぎます。

 この作戦を急遽採った逸見エリカは、したがって新たな作戦単位である攻撃部隊のほうに属して直接指揮をとるべきですが、彼女の搭乗車はティーガーⅡでした。それでは指揮が執れませんから、攻撃部隊のいずれかの車輌に搭乗車を変更しなければなりません。
 だから、すかさず彼女は西住みほ顔負けの跳躍ぶりを見せて入間アンナ車に入り、交替を依頼して入間アンナをティーガーⅡに行かせました。

 この交替の際、逸見エリカが「やっばりこっちの車輌が合ってるから」という意味の説明をしています。これからやろうとする攻撃作戦で指揮を執るならば、このⅢ号戦車J型が機動力に優れて攻守のバランスも良いから合っている、という意味に受け取れますが、機動力に優れて攻守のバランスも良い車輌ならば、パンターも同じです。
 むしろパンターの方が防御値および火力が強いので、そちらが頼りになると思うのですが、しかし逸見エリカは「やっばり」という言葉を加えています。つまりは、やっぱりⅢ号戦車J型が私には合ってるから、という意味でしょう。

 でも、この解釈はもう少し掘り下げる必要があるでしょう。なぜⅢ号戦車J型が合ってるのか、という理由が示されておらず、むしろ逸見エリカとしてはⅢ号戦車J型しか選択肢が残っていなかった、というようなニュアンスが感じられるからです。

 アニメ本編では描かれていませんが、公式監修のコミック版「フェイズエリカ」等では逸見エリカの搭乗車として38(t)戦車、35(t)戦車が描かれます。チームの練習風景においてはⅢ号戦車J型も登場していますが、逸見エリカがそれに乗る姿は描かれていません。
 ですが、コミック版の描写をアニメ本編への前章と位置付けた場合、ティーガーⅡに乗る以前の逸見エリカの経歴としては、38(t)戦車や35(t)戦車等の軽戦車クラスが主であったことになります。それで色々活躍してきたわけですから、本質的に重戦車のティーガーⅡよりも、機動力に長じた軽快な車輌のほうが合っているのかもしれません。

 そして、逸見エリカがプラウダ高校相手に試みようとしている新たな攻撃作戦は、コミック版にて何度も描かれた、38(t)戦車や35(t)戦車等に拠っての高機動作戦と大して変わらない内容でした。
 それならば38(t)戦車か35(t)戦車へ乗り換えたくなるのでしょうが、しかしアニメ本編での陣容にはいずれの車輌も存在しません。それに最も近い軽快な中戦車としてⅢ号戦車J型のみがチームに居たから、それを逸見エリカは当座の作戦指揮位置に定めた、ということに過ぎないのかもしれません。

 そして逸見エリカは、おそらく本来の得意分野であっただろう、機動力を生かしての素早い回り込み攻撃で相手の陣形の一角のフラッグ車のみを狙い、パンター3輌の火力と防御力を全て盾とみなしてカチューシャらのT-34の迎撃を跳ね除け、唯一残ったⅢ号戦車J型で相手の砲火を潜り抜けて跳躍、会心の一撃でクラーラのフラッグ車を倒しました。

 Ⅲ号戦車J型の火力は試合での参加車輌のなかで一番弱いのですが、高位置からの至近距離で撃てば十分に有効打となります。逸見エリカはそのことをよく分かっていたのでしょうし、パンター3輌を連れて行ったのも、敵中突破用のコマと見なしていたからでしょう。
 またパンターはスペックが高いので相手からも目標にされやすく、どうしても格闘戦になれば狙われて損耗が発生します。そのリスクを避けるための、一番見逃されやすいⅢ号戦車J型への乗り換えであったのかもしれません。

 いずれにせよ、西住まほが信じた黒森峰女学園の新たなる可能性は、逸見エリカが鮮やかに切り開いてゆきました。観戦していた西住みほが、黒森峰女学園の出身でありながら驚愕していたのは、その試合ぶりが従来までの黒森峰女学園では考えられない性質のものであったからでしょう。

 こうなると、逸見エリカ率いる黒森峰女学園の次の試合、対聖グロリアーナ女学院戦も観てみたい気持ちが強くわきあがってまいります。第4話で、しっかりと観られるでしょうか。

 

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ゆるキャン△の聖地を行く20 その9  天竜二俣駅にて

2021年08月15日 | ゆるキャン△

 天竜二俣駅です。前回は二時間ぐらい滞在して周辺も見て回りましたが、今回はまた掛川まで乗るので30分も居ませんでした。

 

 改札口横の記念撮影用プレート。私の誕生日の日付なので記念に撮りました。

 

 国の登録文化財にも指定されている、昭和前期以来の古い施設がいまも現役です。なにか懐かしい雰囲気が、心を和ませてくれます。

 

 改札口を通って駅舎内に進みました。そのまま売店に入りました。

 

 売店で今回の一日フリーきっぷの購入特典の缶バッジの引き渡しを受けました。今回も土岐綾乃のデザインをチョイスしました。今回、天竜二俣駅までやってきた目的がこれでした。この特典缶バッジの引き渡しは天竜二俣駅の売店でしか行わないからです。

 

 駅舎内に、初めて見るゆるキャン△キャラクターパネルが置かれていました。前回の訪問時には右奥の音街ウナのパネルだけでした。

 

 これはいいですね。アニメ2期にて天浜線に関わった各務原なでしこ、志摩リンの2人だけをパネル化しています。天浜線の担当者は分かっていらっしゃいますね。

 

 とりあえず記念の自撮り。相変わらず、聖地巡礼中はテンション高いままのホシノです。

 

 駅舎の外に出てみました。夏の日差しが痛い程にきつく、すぐに日陰に避難しました。

 

 この特大タペストリーも健在でしたが、やはり退色が進んで白っぽくなっていました。天浜線がゆるキャン△とのコラボ企画を8月末までとしているのは、こういうラッピング車輌や関連パネル、タペストリー類の退色進行とも無関係ではないのでしょう。長期にわたってずうっと維持すると色々とコストがかかりますから・・・。

 

 9時13分、乗ってきたゆるキャン車輌が西鹿島で折り返して戻ってきました。

 

 ホームについて停車しました。

 

 このゆるキャン車輌は、その後はここの駅構内に駐機となり、次の運行は15時41分からでした。今日はその15時41分発にも乗る予定でしたが、それまでに6時間余りの持ち時間があるため、これを利用して掛川に戻り、掛川市内にも設置が始まったゆるキャンパネルの一つを見に行くことに決めていました。さらに掛川城関連の観光をやって昼食もとり、再び天浜線でここに戻る、というスケジュールでした。  (続く)

 

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ゆるキャン△の聖地を行く20 その8  天竜二俣駅へ

2021年08月14日 | ゆるキャン△

 目的地の天竜二俣駅に着くまで、だいたい車内前部に居て立ったまま、デザインの数々を眺めて楽しみました。この範囲は前回の乗車時にもかなり撮影していますが、今回も何枚か撮りました。

 

 車内で最も気に入っているデザインが、この中学時代の3人の図です。何度見ても飽きませんね。

 

 各務原なでしこ。この丸く肥えた姿を桜さんに「ブタ野郎!」とののしられていたわけですね。

 

 土岐綾乃も幼い雰囲気ですね。中学生というより小学生みたい・・・。

 

 志摩リンは、アニメ2期の第1話でこの顔で初のキャンプ体験にのぞんでいますね。

 

 9時ちょうどに豊岡駅に着きました。ここで掛川行き列車とすれ違うため3分間停車となるので、ホームに降りました。

 

 で、外からお約束の撮影。

 

 その後、まだ撮っていなかったデザインの撮影をしてまわりました。上図は犬山あかりと鳥羽美波。

 

 そして秘密結社ブランケットの大垣千明と犬山あおい。

 

 例の富士宮のしぐれ焼きのお店での各務原桜と志摩リン。原作およびアニメではこの場面は無く、桜さんが「夕飯おごるわ」と言った場面で終わっていますが、その夕飯シーンを新たに描き起こしてあるわけです。こういうのが、ファンにとっては最高だったりします。

 

 9時8分、天竜二俣駅に着きました。降りたのは私だけで、あとの巡礼者たちはこのまま西鹿島まで乗って折返してくる積りのようでした。

 

 遠ざかってゆくゆるキャン車輌を見送り、撮りました。これは西鹿島までの運行で、折り返して戻ってきますから、約5分後にはまた見られるわけです。  (続く)

 

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ゆるキャン△の聖地を行く20 その7  ゆるキャン車輌のデザインの数々

2021年08月13日 | ゆるキャン△

 ゆるキャン車輌の車内撮影の続きです。この日は平日の午前中ということもあり、また通勤通学ラッシュの時間帯を過ぎた8時台に乗ったため、乗客も少なくて静かでした。乗客の大半は途中の駅で降りて、残りは5人ぐらいになりましたが、そのうちの3人はどうやら私と同じ巡礼者のようでした。
 3人とも、私が撮っている順番をそのまま真似して撮っているうえ、めいめいが珍しそうに車内を見回したりしているので、今回初めて乗ったのかな、と思いました。

 

 とりあえず、対面シート奥壁の撮影に戻って、空いた席に移って撮り始めました。今回は車内のデザインを出来たら全部撮っておきたかったので、撮れる箇所はみんな撮りました。
 上図は秘密結社ブランケットの斉藤恵那、チクワ。

 

 こちらは犬山あおいと大垣千明。

 

 ヘッドシートのデザインも数種類ありますから見るのと撮るのとで忙しく、何種類あるんだろうと数えつつ席を移動しました。この各務原なでしこ、志摩リンの並びが個人的には気に入りました。

 

 これはスマホ画面上のアイコンのデザインですね。

 

 そうして車内前端に移りました。浜松のコンビが居ますが、一方が窓ガラスにあたっていてよく見えませんでした。

 

 途中の駅で掛川行きの列車とすれ違いましたが、ラッピング車ではない通常カラーの車輌でした。いまはこちらのほうがあまり見られなくなっていて珍しいです。

 

 しばらく車内前端あたりに立って外の景色を眺めたりしました。

 

 この範囲が最もデザインの密度が高いです。乗降扉と運転席後壁の2面に合わせて8人のキャラクターが並びます。

 

 のんびりと続く線路です。なんとなくボーッと眺めてしまいます。このあたり、ガルパンのほうでいうとひたちなか海浜鉄道の景色に似ていますね。

 

 リス君、コンニチハ。

 

 しかし、なんといっても各務原桜の存在感はなかなかのものがありますね。妹が天然ボケキャラで頼りないせいか、その保護者的存在として大きな威圧感すら感じてしまいます。

 桜さん、姿を初めて見たのが原作コミック第1巻30ページ1コマ目でしたが、その時点で各務原なでしこが「お姉ちゃん」と言い、そのなでしこを「ウチのバカ妹が」と表現して挨拶しています。その時に「姉というより母みたいだなー」と感じたのを今でもハッキリ覚えています。  (続く)

 

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最終章第4話におけるあんこうチーム脱落後の指揮官は澤梓か

2021年08月12日 | ガールズ&パンツァー

 最終章第3話のラストにて、フラッグ車を護るあんこうチームのⅣ号戦車は相手チームの遠距離からの狙撃を受けて白旗を挙げ、西住みほ以下の主力メンバーが戦列より脱落するという衝撃的な事態となりました。
 その直後にフラッグ車の車長猫田舞が砲塔ハッチを開けて外を見、西住車の撃破を確認し愕然とする場面があり、第3話はそこで終わっています。

 とりあえず、現時点で想定できる流れをまとめますと、猫田舞としてはまずⅣ号戦車の撃破脱落および、フラッグ車の孤立化を僚車に報告する筈です。特に隊長の河嶋桃への連絡は必須ですが、河嶋桃のほうはそれまでずっと作戦指揮面では西住みほに頼り切っていただけに、パニック状態に陥るのは一時的にせよ避けられないでしょう。

 仮にそうならなかったとしても、迅速に態勢を立て直して孤立したフラッグ車を護りにゆく作戦の指揮がとれるのかどうかは疑問符がつきます。なにしろ河嶋桃は、無限軌道杯の第1試合からずっと、作戦を立案し的確に指示を下して実際に戦果を挙げるという、隊長らしいシーンが全く描写されていないからです。第2試合でも、依然として角谷杏が車内での主導権を持ったままであるような状況が感じられたほどです。

 そのような状況下において、相手の奇襲により集落の内外に四散してしまっている形の大洗女子学園チームの各車が、まずとるべき行動は、孤立したフラッグ車の護衛につくこと、次の狙撃の機会を狙っている筈のヨウコ車を捕捉してこれを無力化すること、の二つに絞られる筈です。それらの対応行動へどのチームが一番に移れるかが、今後の流れを決定づける筈です。

 これに関して、個人的にはウサギさんチームの車長澤梓に期待するところが大です。それで劇場視聴時、継続高校との試合開始後からのM3中戦車リーの動きに注目していました。数度観て確認しましたが、M3中戦車リーは、例の集落内への移動や雪だるまからの奇襲への対応において、常に河嶋隊長のヘッツアーの近くにて随伴行動をとっています。これは今まであまり指摘されていませんが、重要なポイントではないかと思っています。

 

 なぜならば、澤梓が河嶋隊長の傍に従って動いているのは、それまで西住みほ副隊長がとっていた基本行動を、西住車がフラッグ車の護衛についたまま分離した後で、西住車に替わる形で引き継いでいるから、と考えるからです。つまり、河嶋隊長と常に連携して作戦立案の補佐も可能なような位置につく、という西住みほ副隊長の基本スタンスを引き継いでいるのだ、と考えます。

 それはたぶん試合前からの打ち合わせによってそのように動いているのでしょうが、しかし継続高校側の雪だるま奇襲攻撃はあまりにも突然のことで、大洗女子学園側は虚を突かれた感が否めません。そんななかで、澤梓が咄嗟の判断で隊長車をエスコートする位置を維持していたのであれば、それ自体が見事です。希望が見えてくるようではありませんか。
 いずれにしても、あっという間にバラバラになってしまいましたが、その直前まで河嶋隊長車にずっと随伴していたのが澤梓のM3中戦車リーであったため、四散後も澤梓はおそらく河嶋隊長車と同じ行動をとっていると考えるのが自然でしょう。

 個人的には、継続高校側の奇襲によって四散した後は、ヘッツアーとM3中戦車リーの2輌で組んだ状態であって、その態勢で僚車との合流へ向かっている際に、フラッグ車猫田舞からの報告を受け取っただろう、と想像します。つまりは西住車の撃破脱落を知るわけですが、そうなると、澤梓は次にどのような動きに移るでしょうか。

 まず想定されるのは、この時点でとるべき行動二つ、孤立したフラッグ車の護衛につくこと、次の狙撃の機会を狙っている筈のヨウコ車を捕捉してこれを無力化すること、を河嶋隊長に真っ先に相談し許可を得る、でしょうか。河嶋桃も、もともと単独で作戦立案して指揮をとれる器ではありませんから、側に西住みほでなくても誰か相談役が要るならば、それが澤梓であっても、必ず話を聞き、相談したうえで次の判断に移る筈です。

 なので、澤梓から作戦案の提案を受けた場合、それを河嶋桃が無下に却下することは有り得ません。河嶋自身が考えても、孤立したフラッグ車の護衛につくこと、次の狙撃の機会を狙っている筈のヨウコ車を捕捉してこれを無力化すること、の二件が最重要課題であるとの結論に自然に達するだろう、と想像されるからです。
 したがって、河嶋桃は澤梓から作戦案の提案を受けた場合、それを承認することになるものと想定されます。

 思えば、澤梓は重要な局面で度々独自の作戦行動を行なっていますが、決して無茶苦茶な行動はやっていません。もともと無茶な動きを独断でとれる性格ではないのです。対黒森峰女学園戦での重戦車群への単独対応など、西住隊長との連絡が普通に取れる状況下においては必ず作戦案を進言し許可を求めていました。その線で考えると、河嶋隊長と同行動をとっている場合は、間違いなく同じことをするだろう、という想定に至ります。
 そして、河嶋桃も、澤梓からの作戦案に乗る形で許可を与え、そのうえで澤梓の高い作戦能力にも期待してある程度の権限移譲、つまりある程度の指揮を委ねるのではないでしょうか。

 

 その場合、忘れてならないのが、ピンチの場面における澤梓の判断適応能力の高さです。対黒森峰女学園戦での重戦車群への単独対応は別にしても、対大学選抜チーム戦時の「ミフネ作戦」実施、対知波単学園戦時のワニに偽装したカミの動きを一番に察知しての応戦、などは見事でした。いざという時に最も重要な動きを見せてチーム全体の窮地を救っています。それらを、河嶋桃もよく知っている筈です。
 そして第3話では、大洗女子学園側が最も手こずった相手であろう特二式内火艇カミを2輌とも相手に引き付けて刺し違えています。ここぞという時に相手チームの動きを大幅に封じるという行動において長けています。これが澤梓の隠れた実力の最たるものであろう、と私は感じております。

 なので、第4話からの対継続高校戦の実質的な指揮は、おそらく澤梓が河嶋隊長に進言して許可を得たうえで、西住みほの立ち位置を継承する形で執るだろう、と想像しています。とるべき行動二つ、孤立したフラッグ車の護衛につくこと、次の狙撃の機会を狙っている筈のヨウコ車を捕捉してこれを無力化すること、は勿論ですが、さらに相手フラッグ車の撃破という最終目標も、澤梓ならば失念することなく常に意識し続ける筈です。日頃の面倒見の良さが、形を換えて発揮されるものと思われます。

 そして、隠れた実力の最たるものであろう、相手チームの動きを大幅に封じるという行動を実施するでしょう。孤立したフラッグ車の護衛につく、次の狙撃の機会を狙っている筈のヨウコ車を捕捉してこれを無力化する、の二つの対応を僚車との合流および連携によって何らかの形で実行するでしょう。

 ここで忘れてならないのが、澤梓たちウサギさんチームの重要な作戦行動が常に、試合前に参考に観た戦争映画の内容にヒントを得て実施されている点です。周知のように、対継続高校戦の前に澤梓たちは「大脱走」とおぼしき映画を観ていて、スチィーブ・マックイーンのバイクでの脱走ジャンプ場面がアニメに出ています。
 このスチィーブ・マックイーンの脱走の試みは、実際には鉄条網に阻まれて失敗していますが、アニメではそこまで描かれず、有名なバイクでの大ジャンプのシーンのみがクローズアップされている感があります。

 そのバイクでの大ジャンプのシーンを、対継続高校戦前という状況で考えると、個人的にはどうしても、劇場版での対カール小隊戦におけるミカ達BT-42の大ジャンプのシーンを連想してしまいます。
 なので、このBT-42の大ジャンプを、何らかの形で阻止してその動きを封じる、という作戦を澤梓たちなりに映画からヒントを得て実施し、成功するのではないかと予想出来ます。この場合、BT-42はフラッグ車ですから、その動きを封じるというのは撃破を意味します。つまり、M3中戦車リーの放った砲弾が勝利をもぎ取るわけです。

 仮にそれを実現し得たならば、澤梓が間違いなく第3試合、準決勝戦におけるMVPになるのは間違いありません。何よりもメンバーたちの「成長」や「覚醒」に重きを置いたストーリー作りがなされている最終章シリーズなので、澤梓の「成長」も必ずどこかで鮮やかに描かれる筈です。その最適絶好のタイミングが、第3試合の対継続高校戦なのかもしれない、と思うのです。

 なので、仮にそうなったら、澤梓は名実ともに大洗女子学園チームの次期隊長としての位置を確立します。西住みほ以後の指揮官は誰になるのか、というテレビシリーズ以来の重要なポイントのひとつが、最終章シリーズにおいて見逃されるというのは有り得ないので、前々から何かと噂されている澤梓の立ち位置も、いずれは必ず定まるであろう、と今回の妄想をもって大いに期待している次第です。

 

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ゆるキャン△の聖地を行く20 その6  やっぱり楽しいゆるキャン車輌

2021年08月11日 | ゆるキャン△

 掛川駅1番ホームに停車中のゆるキャン△車輌です。平日の8時18分発で、通学通勤のラッシュ時間帯を過ぎているために乗客は疎らでした。

 

 乗り込んで見回すと、乗客は10人も居ませんでした。対面シートの大半は空いていましたので、後ろのほうの対面シートにとりあえず座りました。

 

 前回の乗車時には車輌の後端および前端に立っていたため、対面シートに座るのが初めてで、対面シートの奥壁のラッピングデザインの撮影も初めてでした。前回はなかなか撮れなかったこれらの奥壁ラッピングデザインの数々を、今回は何とかして順番に撮ってみることにしました。
 上図は秘密結社ブランケットの志摩リンと各務原なでしこ。

 

 向かいのこちらには志摩リンと斉藤恵那。

 

 続いて一つ前の対面シートへ移動しました。志摩リンのテントとチェアでした。これは初めて見た気がします。

 

 向かいのこちらには土岐綾乃と各務原なでしこの浜松コンビ。

 

 ヘッドシートには野クルの部員2名と準部員(?)1名。

 

 途中の駅で開かれた、後部の乗降扉。

 

 それが閉まった状態。これは何度見ていても飽きません・・・。

 

 河口湖・・・いや山名湖キャンプ編のズッコケ3人組。

 

 駅を5つ経て乗客の大半が下車した後、車内後端にいったん移動して車内を撮影。対面シート後壁に並ぶ本栖高校の5人。

 

 そして顧問の鳥羽美波先生。この区画のデザインが背景も含めてなかなか良い感じです。まさにグビ姉コーナー、です。

 

 テンション上がりまくりの私とは対照的に、外の景色は静かに長閑にゆっくりと流れていました。  (続く)

 

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ゆるキャン△の聖地を行く20 その5  ゆるキャン車輌との再会

2021年08月10日 | ゆるキャン△

 7月21日の朝は快晴でした。宿の窓から見える掛川城の白亜の天守閣も綺麗に望まれました。この日は天浜線に乗り、それから掛川城にも設置され始めた「ゆるキャン△」パネルを見に掛川にまた戻り、それから再び天浜線に乗るという、変則的かつハードなスケジュールを組んでいました。
 諸般の事情で仕方なくそうなってしまったのですが、この日は平日なので、ゆるキャン車輌の運行ダイヤが公式サイトで公表されていて事前に分かっていました。掛川発が8時18分と割合に遅かったため、今回は朝からゆっくりと行動していて、ハードなスケジュールの割にはのんびり動いていたという感じでした。

 

 いつもの美味しいバイキング方式の朝食をゆっくりと楽しみ、8時10分にチェックアウトしました。やっぱり一日の計は朝食を美味しくいただけるか否かで左右されると思います。

 掛川駅前のビジネスホテルで、私がこれまでよく利用していたのは2軒あり、今回の「くれたけイン掛川」の他に「掛川ターミナルホテル」があります。そちらは大浴場があって料金も大変にリーズナブルですので、三度ほど利用したことがありますが、今回のタイミングではコロナ対策として朝食サービスを休止していたため、「くれたけイン掛川」のほうにした次第でした。

 なにしろこの時期は連日の酷暑が予想されたため、素泊まりで何も食べないと体力的に続かないので、朝食サービスが無いと個人的には困るのでした。
 あと、掛川は大井川鉄道エリアへの最寄りの新幹線駅でもあるため、大井川鉄道エリアへの聖地巡礼の宿泊拠点としておススメです。私自身は駅北口側の先述の2軒のホテルをよく利用していますが、駅南口側にも「東横イン掛川駅新幹線南口」や「掛川ステーションホテル」などがあります。

 

 途中で駅前のローソンに寄って買い物をし、8時15分に天浜線掛川駅に入りました。

 

 ホームの駅名標です。

 

 ホームに入って間もなく、列車の接近音が響いてきました。

 

 予定通りのゆるキャン車輌でした。

 

 久しぶりの再会でした。

 

 今回は一番ホームに入りました。

 

 今回使用した一日フリーきっぷと共に記念撮影。実はこの日、7月21日は私の誕生日でした。また一つ歳をとりました。

 

 相変わらずの綺麗な車体ですが、ちょっと退色したかな・・・。以前の運行開始後間もない頃に見た時は車体のライトブルーがもっと鮮やかだったのですが、今回はそれが全体的に白っぽくなっている印象を受けました。青色系は太陽光の下では退色しやすいカラーのひとつですから、仕方のないことでした。

 

 いつも強い子、元気な子、の各務原なでしこ。主人公らしくラッピングデザインも大きいです。

 

 野クル部長の大垣千明。最もコミカルなキャラクターなので守備範囲が一番広く、たいていのアクシデントにおいても全部引き受けて笑いに転じます。

 

 ほとんど癒しキャラ担当の犬山あおい。ここにラッピングされていること自体が「ウソやでー」と言ってきそう。 

 

 本栖高校の5人の中では一番マトモな斎藤恵那。抱いているのは愛犬のチクワ。

 ・・・そして肝心な志摩リンは、乗降扉が開いているために撮れませんでした・・・。  (続く)

 

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ゆるキャン△の聖地を行く20 その4  浜松餃子とゆるキャン切符

2021年08月09日 | ゆるキャン△

 浜松駅ビルメイワンのゆるキャン関連企画を全て回ったのち、同じエキマチウエスト内の「石松餃子」にて夕食をとりました。浜松に行くと大抵はここか、隣の遠鉄百貨店のレストランコーナーで夕食を楽しんでいます。

 

 今回はあちこち歩き回ったおかげで空腹でしたので、石松の餃子定食20個入り、1640円をチョイスしました。

 

 メニューの左側の石松餃子の簡単な説明です。これだけの情報量ですが、浜松餃子の数あるブランドの中でも知名度が一つ抜きん出ている石松の品の特徴がよく分かります。簡潔にして要点を抑えた案内説明の好例です。

 

 5分ぐらいで運ばれてきました。この日は平日の夜ということもあって行列が無く、店内の入りも七割ぐらいでしたので早く出来上がったのでしょう。この店舗は持ち帰り客も多くてそちらのほうでも行列が出来ていることが多いのですが、この日はなぜかテイクアウト注文そのものが少なかったようでした。

 

 見るだけでも幸せになってしまう浜松餃子の20個入りのボリュームはかくのごとしです。食べてさらに幸せになりました。これやっぱりウマイですね。中身がキャベツですから、普通の餃子のようにドンと来なくて、野菜炒めのように軽く味わえて何個でもイケます。30個入りでも楽勝だと思います。
 画像ではほぼ餃子の下にかくれて一部しか見えませんが、モヤシもまた美味しいです。

 

 夕食後、JR浜松駅のホームに上がったら、たまたま19時33分発の列車が停まっていたので、そのまま乗りましたが、発車後に座席指定制の急行であるホームライナーであったことに気付きました。これは関西でいう新快速にあたる列車ですが、無料ではなく乗車賃とは別に330円が要るのです。しまったなあ、と思いつつ、通りかかった車掌さんに申し出て支払いました。

 

 ですが、普通列車より早く掛川に着きました。19時54分でした。

 

 掛川駅では、通常の出口ではなくて、上図の天竜浜名湖鉄道の連絡改札口へ回って出ました。

 

 天竜浜名湖鉄道の窓口にて、翌日に乗る列車のゆるキャン一日フリーきっぷや関連の切符類を購入しておきました。時刻表もいただきました。

 

 ゆるキャン一日フリーきっぷは2種類、C券とD券がありました。前回乗車時の一次販売のA券、B券セットに続く二次販売分のセットです。天竜浜名湖鉄道のゆるキャン一日フリーきっぷは、以上の4種類があるわけですが、一次販売のA券、B券セットは既に完売しており、8月末の運行終了まではこの二次販売分のC券、D券セットが販売されます。

 

 今回は、上図の「ゆるキャン△SEASON2」記念入場券Ⅱも買いました。前回乗車時の際にも一次販売の「ゆるキャン△SEASON2」記念入場券を買っているからです。

 

 そして、こちらの「ゆるキャン△車輌ラッピング記念硬券」は今回初めて買いました。天竜浜名湖鉄道は現時点でゆるキャン△コラボ企画の延長に関しては何も言及していないため、車輌の運行も予定通り8月末で終わるのだろうと思いました。それで、この品も、記念として確保しました。

 天浜線のゆるキャン△車輌には、最低でも2回は乗ろうという計画でしたので、今回の明日からの乗車によって2回目も果たせることになります。それ以降は機会がちょっと無いかな、という予想でしたから、今回の2回目がたぶん最後の乗車機会になるかな、と思いました。

 それから宿の「くれたけイン掛川」にチェックインし、のんびりと休んで早めに床に就きました。  (続く)

 

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るるぶ ゆるキャン△ SEASON2

2021年08月08日 | ゆるキャン△

 去る7月29日に発売されました、るるぶ「ゆるキャン△ SEASON2」です。2020年2月に刊行された、るるぶ「ゆるキャン△」に続く聖地巡礼パーフェクトガイドの2冊目です。SEASON2とあるように、対象地域がアニメ2期および「へやキャン」の登場範囲になっています。また未アニメ化ルートの大井川鉄道にも触れているなど、盛りだくさんの楽しい内容になっています。

 

 発売日に四条河原町の丸善にて買ってまいりました。かなり売れてるみたいで、高く積んであったようなのが、残り数冊になっていました。

 

 以前に買った、るるぶ「ゆるキャン△」と並べてみました。「ゆるキャン△」はアニメ1期の内容に沿っており、山梨県と長野県の聖地ルートが網羅されていますが、今回の「ゆるキャン△ SEASON2」は静岡県全域に及んで遠江、駿河、伊豆のいずれにも多くの聖地が散らばって楽しい巡礼ルートが紹介されています。多くはもともと観光地であり、聖地巡礼以外でも普通に観光を楽しめる地域ばかりなので、るるぶ「静岡県」版とあまり変わらない出来になっています。

 もともと「ゆるキャン△」はアニメ史上でも稀にみる、舞台が広範囲に及ぶ作品であり、既に山梨県、長野県、静岡県の3県にまたがって、富士山を中心とする景観が数多く登場しています。その聖地巡礼も、他アニメのそれよりも広範囲に幾多のコースが設定されるため、一般の観光とあまり変わらない楽しみ方が出来ます。それに、キャンプを加えてより多彩なアウトドアライフが満喫出来るのが、強みの一つです。

 なので、「ゆるキャン△」シリーズは、るるぶのアニメ聖地巡礼シリーズの中でも質量ともにダントツであろう、と思います。「ゆるキャン△」ファンでなくとも楽しめる構成になっているのも素晴らしいです。おススメです。

 るるぶ「ゆるキャン△ SEASON2」のアマゾンでの案内情報はこちら
 るるぶ「ゆるキャン△」のアマゾンでの案内情報はこちら

 

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ゆるキャン△の聖地を行く20 その3  なでしことリンのパネル

2021年08月07日 | ゆるキャン△

 浜松メイワン7階のゆるキャン△パネル展示の隣のキャンプ用品コーナーにあった関連商品ショーボックスのうち、ロフトの品々に興味が出てきたので、6階のロフト店舗に行きました。エスカレーターで降りると、ロフト前に上図の案内板がありました。

 

 案内板の横のショーケースにはDVD、CDが展示され、下段に関連書籍が並べて販売されていました。

 

 そしてロフト前の催事スペースとみられるフロアがゆるキャンコーナーになっていて、各務原なでしこと志摩リンのパネルがありました。カリブー出張所イベントのデザインのパネルでした。

 

 二人の背後にはお約束のようにテントが置かれてありました。せめて作中に出ているテントを出して欲しかったですね・・・。

 

 各務原なでしこが抱いているのは何だろう・・・。テントかな・・・?
 カリブー出張所イベントのデザインのパネルの5人はそれぞれ関連商品を持つか示していて、各務原なでしこ以外の4人の商品はすぐに分かりますが・・・。

 

 志摩リンはウエストバッグを肩から斜めにかけています。他の3人のパネルは見当たりませんでしたが、大垣千明はキャンパーチェアを示し、犬山あおいはランタンを、斉藤恵那はキャンパープレートを持っています。

 

 ロフト前のゆるキャンコーナーです。ほとんどカリブー出張所状態でしたが、それ以外の関連商品も豊富に販売していました。身延のアニメイトこと「セルバ身延店」でも見かけた品々、キャラポップストアで見かけたような品もありました。

 

 上図の黄色い丸い皿が、パネルの斉藤恵那が両手に持っているキャンパープレートです。これは普通に食器として使えると思いましたので、今回記念に購入しました。

 

 こちらのキャンパーマグも買おうかと迷いましたが、似たようなのを持っているのでやめておきました。

 

 キャラクターのアクリルスタンドは5種が揃っていました。ゆるキャン△のアクリルスタンドは、静岡県限定デザインも含めて数種類が出ていますが、個人的にはココラボ発の望遠鏡タイプ名札付きのバージョンが気に入っています。  (続く)

 

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ゆるキャン△の聖地を行く20 その2  ゆるキャングッズの数々

2021年08月06日 | ゆるキャン△

 浜松メイワンのゆるキャン△パネル展示の続きです。上図はヤマハの原付バイク、ビーノです。志摩リン仕様をうたっていますが、厳密にはこれは志摩リンの形式のビーノではなく、その後にリニューアルされたものです。
 志摩リンのビーノは旧型で、私の愛車も同じです。新型と旧型は、よく見ると各所が異なりますので、上図の新型ビーノを志摩リンビーノと謳うのは、ちょっと違和感がありますね・・・。ヤマハさんには、旧型の復刻をぜひお願いしたいところですが・・・。

 

 弁天島にも大きな看板サイズで設置されていた、浜松地域モデルマップです。私も聖地巡礼はひととおり行きましたが、このマップで確認してみると、まだ行ってない場所が3か所ありました。1ヶ所は奥浜名湖展望公園ですが、例の展望台が撤去されているので、行きようがありません・・・。

 

 アニメ2期のキービジュアル2種。舞台はどちらも浜松、土岐綾乃が両方に登場していて実に楽しいです。土岐綾乃はけっこう人気があるようですので、彼女がキャンプに初参加する大井川キャン編は是非アニメ化してほしいです。したがってアニメ3期を切望いたす所存です。

 

 浜松市エリア聖地にのみ出てくる土岐綾乃、ゆるキャン△の時間軸においては、今も昔も浜松市民の土岐綾乃です。彼女を案内板のビジュアルに据えてくるあたり、浜松市の担当者はよく分かっていらっしゃいます。

 

 以上、パネル展示会場の感想でした。

 

 パネル展示会場の隣には、キャンプ用品の展示コーナーがありました。例の5人のパネルがこちらにも置かれてありましたので、これも関連展示と位置づけているようでした。

 

 ですが、展示されているキャンプ用品は、ゆるキャン△に出ている品々とは違うのばかりで、しかもより本格的なものばかりでした。まだ経済的には制約がある女子高校生の野クルにはとても手が出ないであろう、高品質かつ高価な品々が色々ありました。

 

 初めて見るような、玄人向けの本格的なものばかりで、しばらく見入ってしまいました。

 

 テーブルや椅子も、ゆるキャン△のモノとは全然違います・・・。

 

 なんだろう・・・、この高級感あふれる、高品質の品々ばかりのディスプレイは・・・。大人のキャンプを楽しんでみては?・・・というメッセージでしょうか。貧乏な私には一生縁の無いものばかりですな・・・。

 

 キャンプ用品コーナーの横には、上図のような、ゆるキャン△関連グッズのショーボックスが並んでいました。博物館のような雰囲気の展示、なかなかやりますね・・・。

 

 ショーボックスの中に関連商品が並べられ、これらを扱っている店舗名の札が付けられていました。なるほど、これらの展示品は実際にここ浜松エキマチのメイワン等のショップで販売されているわけですか・・・。

 

 ほほう、ロフトからもゆるキャン△商品が幾つか出ていますね。まあ、本来は生活雑貨を扱うチェーンですから、上図のように食器などをゆるキャン△仕様に変えて売り出しているわけですね。

 

 こちらはアニメイトで扱っている品々です。

 

 こちらは、刊行物関連でした。ゆるキャン△の原作コミック、宝島社の「ゆるキャン△ キャンプ道具」および「ゆるキャン△ キャンプしよう!」 がありました。
 谷島屋は静岡県内に19店舗を揃える書店チェーンで、浜松市に本社があります。そして、ここメイワンの8階にあるのが、浜松本店です。後で立ち寄りましたが、駅ナカの大規模書店なので私も何度か利用しています。  (続く)

 

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ゆるキャン△の聖地を行く20 その1  浜松メイワンのゆるキャンパネル展

2021年08月05日 | ゆるキャン△

 2021年7月20日、静岡出張の翌日から連休をいただきました。その機会を有意義に生かすべく、退勤後にそのまま浜松へ移動して、二日間のゆるキャン△聖地巡礼を急遽計画し、宿も掛川に予約しました。そのうえで、18時過ぎに浜松駅に着き、エキナカのメイワンに行きました。

 

 JR浜松駅の改札口前のコンコースで見かけた、ゆるキャン△のパネル展示の案内です。今年に入ってから色々とコラボ企画をしかけている浜松市なので、この種のパネル展示はいずれやるだろうな、と予想していたら、6月の弁天島企画イベントに続ける形で実施してきました。まずは、これを見ようと考えてやってきた次第でした。

 

 会場はメイワンの7階の中央広場、つまり催事フロアでした。会期は9月末までですから、夏季の企画として計画なり予算なりが組まれているのでしょう。その後に秋季の企画が何か立ち上げられる可能性があるわけですが、この種のパネル展示企画が観光宣伝および促進を第一目的とするのに合わせての、連動した企画が予定されているのかもしれません。

 

 パネル展示会場にあった本栖高校の5人のパネルは、弁天島に設置されているもののコピーであるようでした。もともと静岡県でのコラボ企画にあたって描き下ろされたデザインなので、既に静岡空港でのコラボ企画で見られましたが、これが県内共通のパネルデザインとして展開共有されるもののようです。既に浜松市に続いて掛川市でもこのデザインのパネル設置がスタートしています。

 

 ゆるキャンのパネルは、地域やコラボ期間によって幾つかの種類がありますが、静岡県下においては公式との連携による正式な観光振興企画として一定の予算が組まれているため、キービジュアルも正式に発注されて新たに描かれているわけです。
 そして静岡県当局はそのデザインを静岡県下の各自治体にて共有させて展開してゆく構想を持っているものとみられますが、西伊豆町のように独自にキービジュアルを発注してパネルも堂ヶ島エリアのバージョンを立てているところもあります。おそらくはこの二つの方向でゆるキャン△コラボ企画のキービジュアルおよびパネルが構築されてゆくもののようです。

 

 既に聖地巡礼向けのマップも幾つか配付されており、早くから積極的に取り組んでいた静岡県の姿勢が明確に示されています。マップも、私が見てきた限りでは静岡県版、浜松浜名湖版、浜松広域版、大井川エリア版、天竜浜名湖鉄道版の5種があります。他にもあるそうですが、2021年7月の時点で未確認です。

 

 これは浜松市が配布している浜松浜名湖版のマップです。私は弁天島のパネルを見に行った際に現地の観光案内所にて初めていただきましたが、その後はあちこちで配布しているようです。

 

 また新たなコラボ商品が販売されているようです。ゆるキャンの関連商品は、このような地域密着型、地場産業振興型のケースが殆どを占めており、企業による全国規模での販売展開はアニメイトなど一部に限られています。何でもかんでも、どこでも、というような無節操なスタンスとは明らかに一線を画しています。

 そのため、聖地関連のエリアへ行かないと買えない品が多く、それがゆるキャン△人気および聖地巡礼のありように一定の効果をもたらしているようです。もともと聖地関連のエリアで昔から売られていた品をゆるキャンパッケージに換えて販売しているケースが少なくないため、全体としては山梨県や静岡県なとでの地域限定、地産地消の傾向が最初から定着している感があります。
 公式のフリューさんは、そのあたりの戦略や配慮などがなかなかに上手いなあ、と思います。ガルパンの聖地大洗が早くから公式のバンダイさんの販売優先、儲け優先の全国的販売の利権構造に露骨なほどに染まって行ったのとは対照的です。

 

 今回のパネル展示は、既に静岡空港や富士川楽座で見た内容よりもさらに一般向けの紹介レベルで組まれていました。ファンなら熟知している基本情報を、丁寧に表示しているのは、ゆるキャン人気を通して地元の再発見、愛着心向上に繋げたいとの基本方針がハッキリしているからでしょう。
 上図右のキャラクター相関図などは、今までの他のパネル展示では見られなかったものですが、こういう展示もきちんと出して丁寧に説明するあたりに、浜松市当局の「ゆるキャン△愛」が感じられます。

 

 当然ながら、天竜浜名湖鉄道のラッピング車輌の案内もありました。地元の鉄道会社ですから応援の意味もあるのでしょう。惜しむらくはそのゆるキャン△車輌の運行が8月いっぱいまでであることです。もう少し長くやっていただきたいなと思いますが、天竜浜名湖鉄道としては、エヴァ関連の企画のほうに重点が移行しているようなので、ラッピング車輌にしてもエヴァデザインを今後はデビューさせるのかもしれません。

 

 パネル展示はこのようにパーティーションを並べて構築されていました。簡潔にして実用的、低コストの展示事例の典型です。この程度で良いと思います。

 

 見て行くなかで、あれっ、と思ったのが上図の濱名惣社神明宮の場面でした。これは見落としていました。このシーンもあったのか、と驚きました。アニメ2期にワンカットだけ出たようですが、記憶がありませんでした。

 ですが、この濱名惣社神明宮には、子供の頃に数回初詣に行っております。浜松の親戚が三ヶ日に住んでいた時期に、新年の集まりで行った際には、必ず伯父がこの濱名惣社神明宮への初詣に子供達を全員連れていってくれました。伯父の家から濱名惣社神明宮まで300メートルぐらいしか離れていなかったからです。
 なので、伯父も亡くなって久しい現在にあっては、懐かしい場所のひとつです。機会があったら、聖地巡礼というより子供の頃の思い出の地巡りの形で一度行ってみようか、と思います。

 

 弁天島温泉も、未だに行けていない聖地の一つです。現在の開春楼さんにあたりますが、コロナ禍下における閉館がずっと続いているようで、5月に弁天島のパネルを見に行った際にも立ち寄って見ましたが、営業している形跡が全く感じられませんでした。
 開春楼さんの公式サイトはこちらです。

 

 このスポットも近くまで行っただけだと思います。少なくとも浜名大橋の真下までは行っていなかった記憶があります。アニメの景色とは異なって、現地ではスーパー堤防の建設が進められ、私が2019年9月に訪れた時には、高い堤防が完成していて海浜の景観が失われていました。もはやアニメでしか見られなくなっている景色も、ゆるキャン△には少なくないな、と改めて感じました。  (続く)

 

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TVアニメゆるキャン△ SEASON2 公式ガイドブック 野外活動記録2さつめ

2021年08月04日 | ゆるキャン△

 去る7月27日に芳文社より発売された、「TVアニメゆるキャン△ SEASON2 公式ガイドブック 野外活動記録2さつめ」です。2018年8月に刊行された「TVアニメゆるキャン△ 公式ガイドブック 野外活動記録」に続く2冊目のアニメ公式ガイドブックです。

 

 発売日に四条河原町の丸善にて購入してまいりました。私は「ゆるキャン」関連の刊行物はあまり買っていませんが、これは公式のガイドブックなので、聖地巡礼のガイドブック代わりにしている「るるぶ」のシリーズとあわせて必ず買っています。
 内容は、さすがに公式本だけあって、アニメ版の設定資料はもちろん、関連ビジュアルも全て網羅されていて、ゆるキャン△というアニメの歴史がわかりやすくまとめられています。また、静岡県各地でのコラボ企画などのイラストギャラリーもあるので、時系列での情報整理にも役立ちます。

 

 今回の「2さつめ」はアニメ2期とその前の「へやキャン」シリーズを対象として収録しています。上図右の2018年8月刊行の「TVアニメゆるキャン△ 公式ガイドブック 野外活動記録」がアニメ1期をまとめていますから、両方あわせれば、アニメ「ゆるキャン△」の世界を全てにわたって楽しめます。

 かくしてこの冊子も2冊目となりましたが、アニメ2期のラストの構成などを見ていますと、おそらくアニメ3期も視野に入っているのではないか、と思われます。原作コミックでいうと第10巻以降が対象となるでしょうから、大井川鉄道エリアが必ず入ってきます。その関連情報も豊富ですから、今回の「2さつめ」に続いて「3さつめ」も有り得るでしょう。
 今後が楽しみですね。


「TVアニメゆるキャン△ SEASON2 公式ガイドブック 野外活動記録2さつめ」のアマゾンでの案内情報はこちら
「TVアニメゆるキャン△ 公式ガイドブック 野外活動記録」のアマゾンでの案内情報はこちら

 

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RFMのⅢ号戦車J型のフルインテリアキットをいただきました

2021年08月03日 | ガルパン模型制作記

 先日、サークルのガルパン仲間のT氏に、誕生日プレゼントとして上図のキットをいただきました。ライフィールドモデルのⅢ号戦車J型のフルインテリアキットでした。

 これはまた高価な品を・・・、と尻込みしかけましたが、T氏が言うには「ホンマは自分用に買って積んであったんやけどな、フルインテリアやから中身見ただけで作るのがものすごーく面倒くさくなってしもうてな、それで作らんようになったんで、君に進呈しますぞ・・・、君なら必ず作るに決まってるからな・・・」との事でした。

「ホンマに作らんの?・・・こんな凄いキット、作り甲斐もあるやろうのに・・・」と問い返すと、「いやー、実はこれで入間アンナ車作ろうかなーと思ったんやけどな、積んでるうちに面倒くさくなってしもたんで、3月に買ったのをずーっと放置したまんまになってた。それで作る気も失せたんで、もうちょっと簡単にいきたいなと思うてな、タミヤのL型からの改造プランで気楽にいくことにした」と、なにかスッキリした表情で答えてくるのでした。

「・・・タミヤで入間アンナ車作るんなら、例のパーソナルマークが要るやないか、デカールはどうするん?」と重ねて聞きましたが、相手は得意そうに「抜かりは無い、モデルカステンのデカールセットVol.9を確保済みや・・・」とデカールセットの新品を取り出して見せてくれました。
 そのモデルカステンのデカールセットVol.9は、周知のように知波単学園と継続高校の校章マークの各種サイズが中心となっており、入間アンナ車のパーソナルマークも大小10種が含まれます。その時点では未確保でしたが、これもいずれ役に立つかもしれない、ひとつ手元に置いておくか、と考えて後日モデルカステンにオンライン注文して取り寄せました。

 

 さて、ライフィールドモデルのⅢ号戦車J型のフルインテリアキットです。箱が大きいので中身もギッシリなのだろうと予想していましたが、その通りでした。ただ、ドラゴンやホビーボスほどのパーツ細分化が行われていないので、フルインテリアキットにしてはランナー数がわりと少ないほうかな、という印象を受けました。

 

 組み立てガイドや塗装ガイドも入っています。中国製品のスタンダードとも言うべき、綺麗な冊子タイプです。

 

 組み立てガイドは御覧のようにカラー印刷で、サイズも大きく、見やすく使いやすいです。各所に3Dモデルの完成見本図が配置されてあり、接着パーツや注意箇所などが着彩表示されていて分かり易いです。
 いまやプラモデルにおいても中国製品がタミヤ等の日本製品にひけをとらない良質の品として評価されてきていると聞きますが、ドラゴンの事例を挙げるまでもなく、昔から中国製のプラモデルは本格的かつ精密的で仕上がりも綺麗なものが多いです。

 

 塗装ガイドは、御覧のように組み立て見本図も兼ねています。組み立てればこのような見応え十分の仕上がりになります。
 ですが、私もこのような作業量マシマシの本格的なフルインテリアキットはまだ作ったことがありませんので、今回の品を前にして、なにか怖れというか、戦慄に似たものを感じてしまいました。
 
 それ以前に、このⅢ号戦車J型、ガルパン仕様で作るのであれば、黒森峰女学園かヴァイキング水産高校かのどちらかになりますね・・・。選択肢があんまり無いのです。
 入間アンナ車のほうは以前に嫁さんにいただいたプラッツ公式キットにて作る予定ですので、今回いただいたフルインテリアキットについては、どのように作るか、じっくりと考えたいと思います。

 そういえば、4月上旬以来、ガルパン戦車のプラモを全然作っていません・・・。4月からは、ゆるキャン△聖地巡礼の合間に、戦車工場のB棟を100円均一の材料メインでずっと作っていますが、レンガ壁にしてもレンガの1個1個を茶紙で貼りつけていたりするので、ものすごく日数がかかっています。夏どころか秋にも終わらないんじゃないかと思います・・・。工場内の備品類などは、キットすらまだ確保していません・・・。どうなることやら・・・。

 

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ゆるキャン△の聖地を行く19 その40  金谷駅へ

2021年08月02日 | ゆるキャン△

 大井川にかかる塩郷の最長の吊橋を往復で渡り切りました。高所恐怖症なのによく渡れたな、というか、映画「遠すぎた橋」の妄想に浸りつつ一気に渡ってしまった、という感じでした。アルンヘム橋の妄想でバッチリ渡れたとなれば、レマゲン鉄橋の妄想でも渡れそうだな・・・。  (アホかお前は)

 

 塩郷駅の向かい側に戻ってまいりました。原作コミック第11巻141ページ3コマ目のアングルの景色です。

 

 塩郷駅のホームに戻りました。原作コミック第11巻142ページ3コマ目のアングルです。ホームの白いベンチに、各務原なでしこ、志摩リン、土岐綾乃の三人が腰かけておしゃべりしていたのでした。

 

 塩郷駅で降りたのが13時14分、塩郷の吊橋を往復して再び塩郷駅に戻ったのが14時10分でした。吊橋の往復に一時間近くをかけていたわけです。怖くて恐る恐る進んでいたのと、何度か立ち止まってワイヤー握りしめて震えていたのと、一度向こうまで渡った後、向こうで15分ほど休憩していたのとで、かなり時間を要しました。

 

 次の列車は15時8分発なので、まだ一時間ほど待ち時間がありました。ベンチに腰かけて大井川を眺めつつ、持参のおやつのナッツ類を食べ、お茶を飲んだりしていましたが、20分も経つと何もすることがなくなり、ホームの中央にあるブロック造りの小屋に近づいてみました。待合室かな、と思って確かめることにしたのでした。

 

 内部はやっぱり待合室でした。時刻表や時計がありましたが・・・。

 

 寄せ書きノートや本棚まであるのには驚きました。列車の待ち時間に寄せ書きを書いたり、好きな本を読んだりして楽しんで下さい、ということでしょう。本は地元の図書館で廃棄となったものを再利用しているようでした。

 

 時刻表です。御覧のように金谷行きの列車の時刻は、日中はほぼ2時間に1本です。私がここ塩郷駅に降りたのが13時14分で、その次の列車が15時8分であるので、その間の2時間近くのタイムを塩郷吊橋の往復にあてたわけです。
 朝と夕方以外の時間帯においては2時間に1本ですから、大井川鉄道全体の聖地巡礼において塩郷の吊橋を渡るタイミングを設定するのはなかなか難しい、ということが分かるでしょう。

 

 15時8分の金谷行き列車が来ました。旧南海電鉄のズームカーです。行きの旧近鉄特急とすれ違いましたから、次に折り返してくることは分かっていました。

 

 ズームカーに乗ったのは、10年ぐらい前に、高野山へ行った時に乗って以来ですかね・・・。もともとは特急列車なので、これもかつて南海本線では最高時速100キロぐらいで走っていた筈です。

 

 15時57分、金谷駅に着きました。

 

 金谷駅のホームにて、乗ってきたズームカーを記念に撮りました。これで近鉄と南海の旧車輌に乗ったわけですが、大井川鉄道の普通列車にはあともう1編成、旧東急電鉄の7200系が運行されています。ですが、今回の巡礼中にはなぜか一度もその姿を見る事がないままでした。工場にて点検整備中だったのでしょうか・・・。

 

 隣のJR金谷駅に移動しました。

 

 16時14分発の浜松行き普通列車で掛川まで行き、16時36分発の新幹線こだま号に乗って帰途につきました。京都に帰着したのは18時15分でした。

 以上で、ゆるキャン△聖地巡礼の大井川鉄道、寸又峡温泉エリアの全行程を終了しました。今回は各務原なでしこの鉄道バス利用の徒歩コースを全てたどりましたので、次回は志摩リンと土岐綾乃のバイクでの吊橋巡りコースを回ることになるな、と思いました。

 だから、大井川鉄道エリアヘの聖地巡礼は、今回で終わりではなく、今回が第一歩なのでした。アプト式列車のほうも奥大井湖上駅までしか行きませんでしたから、終点の井川まで乗って井川エリアの観光もいつかは楽しみたいです。近いうちに、また行くことになるだろう、コロナ禍下の厳しい情勢にもめげず、なるべく間を置かずに、再訪しよう、と決めました。

 以上で、二日間の聖地巡礼、大井川鉄道・寸又峡編のレポートを終わります。  (了)

 

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