福岡・大牟田『アロマサロンHijiri』 と『 Hijiri+』の日々

~教室と制作活動の記録と日々のあれこれ~

ゼラニウム ~Pelagonium odoratissimum~

2011-02-22 | アロマのいろいろ話
学術名は Pelagonium graveolens と記載のものもあります
和名はニオイテンジクアオイ

ゼラニウム(ペラルゴニウム)という植物は 700以上の種類があるそうで
中でも精油に使用されるのは Pelagoniumu gravelens と
Pelagoniumu odoratissimum から取れるものです。

ほのかにローズのような香りがするやさしい甘さの香りです
成分がローズに似ているので香水や石鹸に使われてます

蚊など昆虫が嫌う香りを持つ成分が含まれていることから
ヨーロッパなどではよく窓辺にゼラニウムの鉢が置かれているのを
映画とか写真とかでご覧になった方がいるかもしれません。

月経前の不調や更年期の情緒不安定なときなど
ココロと体のバランスが崩れてるかなというときに
オススメの香り
月経痛の緩和にも お助け精油として
女性には とくに「使える香り」のひとつです

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代表的な作用
抗うつ・止血・鎮静・鎮痛・収れん・自律神経調整・PMS
更年期の情緒不安定、月経痛緩和・防虫 など

ティートリー ~Melaleuca alternifolia~

2011-02-22 | アロマのいろいろ話
ユーカリに似たスーッと鼻に抜ける清潔感のある香り
少し医薬品を思わせるような香りがします

ユーカリと同様に オーストラリアの先住民アボリジニたちは 
この葉を使って感染症や切り傷を治していたそうです
キャプテン・クック船長が初めてオーストラリアを訪れたとき
アボリジニたちが ティートリーの木の葉でお茶を淹れたことから
「Tea tree(お茶の木)」という名がつけられました。

優れた抗感染作用を持つので 風邪やインフルエンザ・花粉症の
予防に大活躍の香りです。
ワタシも外出時には よくマスクに1滴垂らして使ってます

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代表的な作用
去痰・抗ウイルス・抗真菌・副交感神経強壮・頭脳明晰
鎮痛・抗炎症・免疫強化 など

ネロリ ~Citrus aurantium~

2011-02-22 | アロマのいろいろ話
ネロリの香りは さっぱりしたやさしいフローラル系の香り
ほとんどがビターオレンジやスイートオレンジの花から抽出されます。

とっても高価な精油のひとつです

「ネロリ」という名前はイタリアのネロラ公国のアンナ・マリア妃がこの香りの
香水を、手袋を香らせたり、沐浴にも使用するなど好んで愛用したことに
由来しているのだとか。
高貴な香りがするのも ちょっと納得ですね。

やさしい香りはモヤモヤしていた気持ちを整理し 安らぎを
取り戻して 回復へ向かう力を与えてくれます

皮膚の新陳代謝の促進とおだやかな収れん作用があるので
スキンケアにもおすすめです

ワタシも最近は 化粧水代わりにネロリウォーターを愛用中
肌にもいいし、香りでも癒されて ぷちぜいたくな気分を味わってます

ネロリウォーター
ネロリ精油を蒸留するときに得られる芳香蒸留水

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代表的な作用
強壮・自律神経調整・抗不安・抗菌・抗ウイルス・鎮痙・鎮静 など




ペパーミント ~Mentha piperita~

2011-02-22 | アロマのいろいろ話
ペパーミントといえば・・・思い浮かぶのは ガムのフレーバー

メントールのすーっとした刺激的な香りは おなじみですね。
歯磨き粉や 消化薬、お菓子にお酒など 幅広く香り付けに
使われてます。
このペパーミントは ウォーターミントとスペアミントの交配種です。

精神疲労や眠気覚ましにぴったりの香りですが、
実は胃腸系の不調にもよいとされてます。
ハンカチやティッシュに1滴落として香りをかぐと
吐き気や 乗り物酔い、ジェットラグ(時差ぼけ)などを鎮めてくれます

ちなみに・・・

ペパーミントの香りを嗅ぐと体感温度が2度下がる

という話があります。
職場や家で夏のクールビズに一役かってくれるかもしれませんね。

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代表的な作用
神経強壮・抗炎症・体温低下・健胃・頭脳明晰化・鎮痛・発汗

ベルガモット ~Citrus bergamia~

2011-02-22 | アロマのいろいろ話
甘さの少ないさわやかな香り・・・
グレープフルーツのような苦味が少しありつつ
オレンジの甘さも併せ持つ 大人向きの柑橘系の香りです

ココロが沈みがちで情緒不安定気味な日にオススメ
なんだか穏やかに気分転換ができる気がします

ベルガモットといえば アールグレイ紅茶の香りの香り付けで
使われることでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
レモンとライムの交配種だったとも言われており
ベルガモットという名前は 初めてこの木が栽培されたイタリアの都市
「ベルガモ」に由来してます。
果皮は精油などに使われますが、中の果実は苦味があり
食用には向かず、ほとんどが飼料として使われているそうです

ベルガモットには光毒性を持つ成分が含まれてます。
トリートメントなどで 皮膚に塗布した場合、塗布した部分が紫外線を
浴びないよう十分注意が必要です

   ・・・が

その光毒性の原因となる「フロクマリン」という成分を
除去したベルガモット精油も売ってます。
ベルガモットCFC』という名前で出回ってますのでご参考に

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代表的な作用
解熱・精神高揚・精神安定・消臭・抗ウイルス・抗うつ
消化促進・鎮痙・鎮静・抗菌 など