犬服つくりが難しいと頭を抱えつつ 楽しくて仕方ない今日この頃ですが
ちゃんとアロマ的お仕事もぼちぼちとやっております。
日曜日にいらしたお客様にリクエスト頂いてたナイトコロン
「眠れない」とご相談を受けた際に「ためしに」とプレゼントしたものを
気に入ってくださってご注文頂きました。
「時間が来ると習慣で睡眠薬に手が出てたけど なくても眠れるようになった」と
嬉しい言葉も頂きました。
「できるだけ薬には頼りたくないと思ってはいるのだけど
(睡眠薬を)服用すると『服用した』という
安心感で眠れてるような気がする」とおっしゃってた方です。
でもこれって 重要なのは薬理作用というより気持ちの問題じゃ?
薬には必ず副作用のリスクがあります。
睡眠薬に関しての副作用例をあげれば
・起床後も薬が残ってぼーっとする。すっきり起きれない。
・一時的に記憶が飛んだり やったことを忘れたりする
・身体に力が入らない。足元がふらつく。
・ちょっとしたことで攻撃的になる
・中毒性がある
・・・といったところでしょうか。
実は ワタシの母(現在同居中)は もう何十年もやめられずに
常用し続けている1人です。
睡眠薬は 服用後に眠りを誘うというだけで
眠れない原因をなくすわけではありません。
結果、「眠れない」と本人が思っている限り
ずっと飲み続けることになります。
そして毎日服用していれば 薬の成分はすべて代謝して体外に
排出されるということもなく 微量ずつかもしれないけれど
体内に薬物が蓄積していくことになります。
副作用が出て当然です。
そして母は上記の副作用、すべてあてはまります。
ぼーっとしているにとどまらず 視線が彷徨っていたり
ろれつがまわっていなかったりすることもしょっちゅうです。
もう何十年も前から何度も何度も薬を減らすように
常用を止めるように言い続けてきましたけれど
結局は 本人に止める意志がまったくなく
「薬がないと眠れない」の一点張り。
1日のうち3分の2をベッドで過ごし
いつみても寝ているのですが(ときにはいびきをかいて)
本人は「眠れない」と言うのです。
それだけ昼間動かずに寝ていれば そりゃ夜眠れなくても当然で
日中は起き上がって身体を動かして 体内リズムを整えなくちゃ!
とどれだけ話をしても聞く耳を持たず
「起き上がるとだるいから」とまた横になる・・・という負のスパイラル
そして夜になるとまた眠れないと薬を欲する
薬を飲みすぎて救急車で運ばれた過去もあり。
はたからみると まるで 薬物依存症というより中毒だなと思います。
ここまでになると 家族の思いだけで
薬をやめさせることはできません。
急に服用をやめると離脱症状が出てくるからです。
身近でそんな母をみていることもあり
薬の怖さを誰よりもそばで感じてきました。
個人的に「薬はできるだけ身体に入れたくない派」です。
薬は毒と紙一重になります。
安易に扱えるものではないから
お医者さんや薬剤師さんがいるわけですが
残念ながら きちんとメリットデメリットどちらもきちんと含めて
薬の説明をしてくださる先生は少数派であったり
「とりあえず薬をもらったら安心」と
プラセボのような薬をもらいたがる人が多かったり
ワタシたち世間の「薬」に対する感覚が ちょっと問題あるよね と
いうことを常々感じています。
眠れないと相談を受けることは多いのですが
ほぼほぼ病院で睡眠薬(導入剤)を服用され 利用している人の
どうしてこんなに多いものか というのに驚かされます。
安易に薬にたよる前に
もっと自分の身体に優しくできること
違う方法も選択肢として 考えていただける方が
増えるといいな~と切に望みます。