まずお断り
今日の内容と写真は これっぽっちも関係ありません。
写真は先日受けたフラワーアレンジメントレッスンで作った夏のブーケが
かわいかったので載せてみた・・・です。
さて本題です
先日、整骨院に通われてる患者さんとの会話の中で
「足がむずむずするから毎日痛み止めを飲んでる」って聞きまして
家人と二人で ??????? ってなりまして。
私「痛いの?」
患「いや、痛くない」
私「痛くないのになんで痛み止め?」
患「なんか(薬)飲んだら気持ちが安心する気がするから 気休めってわかってても飲む」
私「痛みどめって市販の?」
患「病院で前にいっぱいもらったやつがある」
ツッコミどころ満載で どこからつっこんでいいやら・・・なのですが
みなさんはどう感じられますか?
ちなみに他にも常用されてるお薬数種類ある80代の高齢の方です。
この方とは別の方で、先日いらした方(60代)は
「肩こりに悩まされてて2~3年 葛根湯を毎日飲み続けてる」
とおっしゃってたっけ・・・
まずね これだけは声を大きくして言いたい
「どんなお薬にも副作用のリスクはあります」
市販されてるんだから大丈夫 害はない
そう思ってませんか?
お薬成分の種類とか量とか そんなの気にせず、説明書を見ずに
安易に手を出していませんか?
漢方薬は副作用がない は間違いです。
漢方薬にも薬のひとつ、葛根湯だって4~5日飲んで改善しなければ病院へ
と明記してあります。
長期に服用すれば なんらかの副作用がでたり、気になるような副作用がでなくても
肝臓や腎臓には負担をかけます。
うちは整骨院なので捻挫とか、肉離れとか スポーツ中や遊びの中で
ケガをした子供も施術に来ることがあります
湿布も薬です。ほとんどの湿布薬は11歳未満には使えないし
含有成分によっては15歳未満は禁忌とされてるものもあります。
意外と知らずに貼ってしまってる親御さんは多いです。
湿布もね、皮膚から薬剤が浸透していくんです、体の中に。
モーラステープ張った後に 日光浴びるとかぶれて大変なことになるって知ってます?
ちょっと話がそれましたけど
前述の80代の方には 副作用のリスクや肝臓、腎臓への影響の心配、常用している他のお薬の
効果を増しすぎたりあるいは妨げたりすることもあることetc.もあれこれ話をしました。
理解頂けたか そうじゃないかはわからないけども。
上手に使えは「薬」ですけど 使い方を間違えたら「毒」になります。
安易に使っていれば 体内に耐性ができて効かなくなる
効かないからより強い薬や多量を使わなければならなくなる無限ループ
お薬によっては やめようと思っても離脱症状が起こって
簡単にはやめられなくなる・・・ってこともあり
本当に怖いんです。
頭痛・生理痛などの痛みどめとしてよく利用されるロキソニンも副作用に
頭痛があるってご存知ですか? 薬物乱用頭痛っていいます。
痛みどめの副作用に痛み ってわけわからないことになってますけど
お薬って複数の成分で作られているので とても複雑なんですね。
「毎日頭痛薬が欠かせない」という方はもしかしたら 薬物乱用頭痛を引き起こしてるかも?
薬を乱用 というか とてもたくさん服用しすぎる方ってね
ろれつがまわらなくなるようなんです。視線もちょっとさだまらなくなる。
私の身近にもいた(いる)ので だからこそ私は薬の怖さをできるだけ周りの人に
伝えていきたいと思っているのかもしれないです。
持病があって主治医の先生から処方されているお薬はあるかもしれません。
それは先生がそれぞれの方に合うよう処方して
定期診断で薬剤がうまく作用しているかどうか見ながらコントロールしてくださってるはずです。
周りにはドラッグストアがたくさんあって 市販薬が簡単に手に入る環境にも
問題アリだと思うのだけど 自己判断でお薬を服用するときは
ちゃんと用法・容量をまもって説明書もよく読んで リスクも考えた上で
正しく利用してくださいね。
余談ですが、サプリメントは薬じゃありません。
あれは「栄養補助食品」「食品」です。
これについても思うとこはあるけど それはまた今度・・・(予定は未定)