ひさしぶりに 香りにまつわる本 のお話。
我が家から図書館が近いこともあって よく本を読みます。
ぱらぱら~っとめくるエッセイのような本もあるけれど
職業がら『香り』に関する本は
みつけたらできるだけ読むようにしてます。
あと 最近は ワンコのホリスティックケアの本も。
学術的な研究をしている方の本は 実験データのこととか
難しくなかなか読み進めない本もあるのですが
最近読んで おもしろい と思ったのが
NHK出版の『<香り>」はなぜ脳に効くのか~アロマテラピーと先端医療』
著者は 塩田清二氏
大学の教授(専門は神経科学)であり、医療にアロマテラピーを取り入れようと
研究・活動をされている日本アロマテラピー学会の理事長だそうです。
たしか 日本アロマテラピー学会は 医療関係の国家資格を持っている人しか入れないという
アロマの団体の一つで、メディカルなアロマを実践されている日本のアロマテラピー界では
ちょっと奥深くつっこんだ医療関係者の団体だったと記憶してます。
日本では アロマテラピーは医療としては認められておらず、
リラクゼーションのもの として知られてますが
一部の医療分野では 認知症の患者さんの症状を改善したり、がんの終末期の疼痛を和らげたりと
利用されていることもあります。
この本では ニオイを感じるという嗅覚のしくみから、
どう脳に伝わるか、
伝わる脳の働きについて からはじまり
認知症、アルツハイマー、がん、肥満、動脈硬化性疾患、婦人科系疾患、アレルギー、
アトピー、自律神経失調症、ペインコントロール など いろんな疾患に対して
アロマを応用できないか? とか
今進んでいる研究のこと、臨床例 などが
具体的に紹介されています。
どれも すごく興味深い内容。
コラムにもおもしろい話がちらほら載ってます。
たとえば
ダイエットにはグレープフルーツの香りが役立つ ってよく言いますよね。
しくみはこうです。
グレープフルーツの香りを嗅ぐと 交感神経が優位になり
脂肪を燃焼させて 体の中から熱を作り出そうとして体温上昇がおこる。
「脂肪を燃焼させて」→ダイエット
となったわけです。
とここまではおなじみの話ですが、 この本では続きがあります。
「身体が温まるのだったら寒い地方の人のほうがグレープフルーツを好むんじゃないか?」
ということで総務省統計局が調査した結果
グレープフルーツの年間消費量が一番多いのは 新潟県で一世帯当たり年間で5225g
一番少ないのは 宮崎県で490g
消費が多いベスト10は 東北と関東
消費が少ないベスト10のうち8つが九州と四国 だったそうです。
どうやら知らず知らずのうちに 寒い地方の人は 身体を温める行動をしてた というわけです。
へーーーーー。なるほどね です。
香りに関する研究は まだまだ発展途中で あまり目にする機会も少ないので
この本は ほんとにおもしろいです。
まだまだ 研究途中のアロマテラピー。
西洋医学のように「病気そのものを取り去る」ことや「治療する」
ということは できないにしても
上手に利用すれば 西洋医学の助けになったり、「未病(病気になる手前)」の段階で
予防のようなことはできるんじゃないかと、確信をもてて モチベーションがあがります。
今後 アロマテラピーが どう発展していくのか
楽しみにしたいと思います。
ご興味のある方は ぜひ。
オススメです。
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我が家から図書館が近いこともあって よく本を読みます。
ぱらぱら~っとめくるエッセイのような本もあるけれど
職業がら『香り』に関する本は
みつけたらできるだけ読むようにしてます。
あと 最近は ワンコのホリスティックケアの本も。
学術的な研究をしている方の本は 実験データのこととか
難しくなかなか読み進めない本もあるのですが
最近読んで おもしろい と思ったのが
NHK出版の『<香り>」はなぜ脳に効くのか~アロマテラピーと先端医療』
著者は 塩田清二氏
大学の教授(専門は神経科学)であり、医療にアロマテラピーを取り入れようと
研究・活動をされている日本アロマテラピー学会の理事長だそうです。
たしか 日本アロマテラピー学会は 医療関係の国家資格を持っている人しか入れないという
アロマの団体の一つで、メディカルなアロマを実践されている日本のアロマテラピー界では
ちょっと奥深くつっこんだ医療関係者の団体だったと記憶してます。
日本では アロマテラピーは医療としては認められておらず、
リラクゼーションのもの として知られてますが
一部の医療分野では 認知症の患者さんの症状を改善したり、がんの終末期の疼痛を和らげたりと
利用されていることもあります。
この本では ニオイを感じるという嗅覚のしくみから、
どう脳に伝わるか、
伝わる脳の働きについて からはじまり
認知症、アルツハイマー、がん、肥満、動脈硬化性疾患、婦人科系疾患、アレルギー、
アトピー、自律神経失調症、ペインコントロール など いろんな疾患に対して
アロマを応用できないか? とか
今進んでいる研究のこと、臨床例 などが
具体的に紹介されています。
どれも すごく興味深い内容。
コラムにもおもしろい話がちらほら載ってます。
たとえば
ダイエットにはグレープフルーツの香りが役立つ ってよく言いますよね。
しくみはこうです。
グレープフルーツの香りを嗅ぐと 交感神経が優位になり
脂肪を燃焼させて 体の中から熱を作り出そうとして体温上昇がおこる。
「脂肪を燃焼させて」→ダイエット
となったわけです。
とここまではおなじみの話ですが、 この本では続きがあります。
「身体が温まるのだったら寒い地方の人のほうがグレープフルーツを好むんじゃないか?」
ということで総務省統計局が調査した結果
グレープフルーツの年間消費量が一番多いのは 新潟県で一世帯当たり年間で5225g
一番少ないのは 宮崎県で490g
消費が多いベスト10は 東北と関東
消費が少ないベスト10のうち8つが九州と四国 だったそうです。
どうやら知らず知らずのうちに 寒い地方の人は 身体を温める行動をしてた というわけです。
へーーーーー。なるほどね です。
香りに関する研究は まだまだ発展途中で あまり目にする機会も少ないので
この本は ほんとにおもしろいです。
まだまだ 研究途中のアロマテラピー。
西洋医学のように「病気そのものを取り去る」ことや「治療する」
ということは できないにしても
上手に利用すれば 西洋医学の助けになったり、「未病(病気になる手前)」の段階で
予防のようなことはできるんじゃないかと、確信をもてて モチベーションがあがります。
今後 アロマテラピーが どう発展していくのか
楽しみにしたいと思います。
ご興味のある方は ぜひ。
オススメです。
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