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世界標準技術開発フォローアップ市場展開

ガラパゴス化から飛躍:小電力無線IEEE802規格開発会議・・・への寄与活動拡充

自共公助,弧状列島,18/11市場の変化弱肉強食->18/11相互補完適者生存

2019-03-02 11:16:57 | 連絡
2018/11/29、共助、・市場の変化、・不得意な分野を、時間をかけて自社で育てるという選択肢ではなく、相互補完で対応、=理央 周(りおうめぐる),マーケティング アイズ株式会社 代表取締役/ 関西学院大学 経営戦略研究科 准教授=,ドン・キホーテにしてみると、2007年に長崎屋を買収して以来、2度目の大型買収になる。以前、このメルマガでも書いた通り、タワー陳列、極端な安値での提供などなど、日本の国内の小売業において、かなり独自な路線で伸びてきたドン・キホーテが、
Q1:経営不振に陥っているとはいえ、老舗に近いユニーを買収するのは何故なのだろうか?
A1:まず、ドン・キホーテ側が欲しいユニーの「よさ」に関しては、
A1.1:立地条件、社員の習熟度など、企業としてののれんや資産が魅力であった点もあるだろう。
A1.2さらに、スーパーマーケットとしてのユニーは、生鮮食品を扱っている。先号にも書いたが、小売業にとって重要なのは「来店頻度」だ。雑貨を中心に扱うドン・キホーテにとって、顧客が週に何度も買いに来る生鮮食品を扱えることで、さらなる売り上げを見込みたい、という点もあるだろう。
A1.3一方で、生鮮食品は仕入先との関係性構築の経験もなく、さらに陳列や売りの現場での経験もないため、自社でゼロから立ち上げることは難しい。ドン・キホーテにとっての魅力の1つはそこにあるだろう。
市場を見てみると、圧倒的な売上と店舗数を誇るイオンと、セブン&アイホールディングスの存在がある。さらに、GMS(注1)の業態を取っているユニーは苦戦の連続だ。
(注1)【GMS】[general merchandise store]
(注1.1) 米国で、日用品を幅広く取り扱う、田舎町の雑貨店。また、大衆品や実用品を幅広く扱う大規模な総合小売店をいう。
(注1.2) 日本で、総合スーパーのこと。日本語では「総合スーパー」と訳され、日常生活で必要な物を総合的に扱う、大衆向けの大規模な小売業態である。アメリカで発達した業態のひとつで、最も資本効率の高い経営システムを構築するため、経営的にはチェーンオペレーションを用い、販売される商品面では、ユーザーニーズに対応した優れた商品開発力を備える。食料品や日用品に限らず、衣料、家電、家具など、多種多様の総合的な商品構成が特徴。多くの場合、多数ある店舗への効率的な商品供給のため、自社の物流システムを擁している。最近ではその業務内容は、百貨店との差別化も難しいほど多様化してきている。https://kotobank.jp/word/GMS-3879
私の自宅の近くにも、アピタがあるが、やはり混んでいるのは生鮮食品売り場と、フードコートだけといった印象が強い。3階建ての2、3階においては各テナントも、ほとんど「ガラン」としている印象が強い。
GMSの不振は、ユニー・ファミリーマートのみではなく、イオンやヨーカドーなども同様だ。それも、大規模出店法の施行以来、数が増えてきたGMSもそれぞれ画一化も進み、どこのGMSも同じようなターゲット層を狙うことで、独自性がかなり薄れてきている。イオンは、どこのイオンにいっても、テナントも、売っている商品もかわい映えがしない、そしてそれはGMS同士でも同じことなのだ。

A1.3:その点、ドン・キホーテはかなり独自性が強い販売手法で、独自性の強い商品ラインアップをそろえている。
また、イオンやセブン&アイホールディングスが持ち合わせていない、ディスカウントストア、という業態が加わったことも、グループとしては大きい。実際に、イオンやセブン&アイはこの業態を持ち合わせておらず、来店する消費者側から見ると、「同じ食品を買いに行くなら、今日はドンキのあるアピタへ」という選ばれ方になるのだ。
A1.4:もちろん、上記に加えて、顧客データの統合による相乗効果が見込まれる。コンビニのファミマからドンキへ、またその逆という相互送客も見込まれるし、ポイント制なども合算できることになれば、よりグループとしての相互効果が見込まれるであろう。では、
<提言例1>:私たちはこの2企業から、何を学ぶべきだろうか?それは変化への対応に尽きる。ビジネスは、弱肉強食ではなく、適者生存だ。氷河期に対応できなかった恐竜が死滅したように、市場と時代の変化に対応できない企業は、退場を命じられる。
変化に対応することが得意なドン・キホーテは、これまで買収のみでなく、メガドンキの出店や、インバウンドの取り込み、アメリカのマルカイ(http://www.marukai.co.jp/outline.htm)の子会社化など、次々と斬新な手を打ってきた。
一方で、変化を好まない、と言われていたユニーも、今回はかなり大きな決断をした。企業の規模が大きくなると、組織も複雑化し、意思決定のスピードが落ちることも多い。その中で、ユニーとファミマを統合、またサークルKを買収したユニー側にとって、かなり短いスパンでの今回のドン・キホーテへのユニー売却と、ドン・キホーテの株取得は、スピードある、また大きな決断だった。
<提言例2>:市場の変化に対応し、先取りをしないと、価格競争に陥り、苦境に追い込まれる。斬新で、スピードある決断が求められるのが、昨今の特徴だ。
どちらも、自社に足りない、ある意味での不得意な分野を、時間をかけて自社で育てるという選択肢ではなく、相互補完で対応した、というのも、ここのところの企業合併や提携の特徴だ。https://www.mag2.com/p/news/378015/3
https://www.mag2.com/p/news/378015
2016/7/8,MEGAドン.キホーテ 無料送迎バス
7月11日(月)より店舗を受け継いだMEGAドン.キホーテ大森山王店さんが、マジカード・マジカドンペンカード会員の方を対象に、無料循環バスを復活させてくれることになりました. http://makita-hosp.seesaa.net/article/439792013.html

世界化,極西大陸,19/2ビジネス効率化->19/2顧客メリット最大化

2019-03-02 10:23:28 | 連絡
Q4:司会:司会から、ツェッチェ氏に対して、先日発表されたダイムラーとBMWグループの提携についてのそ質問が出ると
A4.1: 独ダイムラーAGの会長ディーター・ツェッチェ氏:「BMWとの提携では、リソースをシェアしてビジネスの効率を上げていくことが目的だ。その中でBMWがわれわれより成功してもいい。大事なことはカスタマーの利益であり、それにフォーカスしたのでこうした提携が実現した」と述べ、顧客のメリットを最大にすることを考えたからこそ、この提携が実現したと述べた。
A4.2: マイクロソフト CEOのサティア・ナデラ氏: それを受けてナデラ氏も「今やデジタルの変革の形も変わってきている。必要ならコミュニティを信頼してオープンソースの手法を獲ればいい。われわれはLinuxコミュニティの寄稿者になっているし、GitHubにもコミュニティを持っている。Appleとの関係もそうだ。OfficeはMacに対して最初に提供しているぐらいだ。われわれは常に顧客が何を重要視しているかに注意を払っている」と述べ、ナデラ氏もツェッチェ氏と同様、顧客の利益を最大化することが重要で、他社との提携も、オープンソースへの参加もそれを基準に考えていると述べた。
Q5: 司会:そして司会の「未来はどうなっていくのか」という質問?に、
A5.1: マイクロソフト CEOのサティア・ナデラ氏: ナデラ氏は「3つある。
①コンピューティングはもっと普遍的であまねくあるものになる。それを実現するのがクラウドとエッジだ。
②2つめはAIで、今後は言語、スピーチ、ビジョンのような新しい使い方がAIで提供される。
③そして3つめは、われわれが先日発表した『HoloLens 2』(注5.
1.1)のようにユーザーに提供する、より自然なユーザー体験だ。これらがコンピューティングの体験を変えるだろう」
と述べ、マイクロソフトがMWC開幕の前日に発表した「HoloLens 2」なども例に出しつつ、従来のようにスマホやPCだけがコンピュータというだけでなく、自動車やTVなど、何もかもがコンピュータになるような時代が来るとした。
(注5.1.1)2016/11/25, NASA's Mars Hololens Demo - The Gadget Show, https://www.youtube.com/watch?v=IcJ-JuA_K7U
A5.2:独ダイムラーAGの会長ディーター・ツェッチェ氏: ツェッチェ氏は「ネットに常時接続されることが重要で、それにより自動車はよりインテリジェントになり、自動運転なども実現していく。すでに自動運転は技術としては現実になっており、非常に近い未来にシェアリングという形も普通になるだろうし、私有よりもシェアの方が当たり前になっていく。そして電動化も実現し、それらが相互に影響し合ってより便利になっていく。コンピュータと自動車が1つになるなどSFの世界だけの話だったが、それが現実になりつつある」と述べ、自動運転化、AI、カーシェアへの移行、そして電動化などが自動車産業にとっては重要になると指摘した。
Q6:司会:最後に「リーダーにとって重要なことは何か」
A6.1:独ダイムラーAGの会長ディーター・ツェッチェ氏:ツェッチェ氏は
①「多くの人がやっていることと同じことをやってはならない。スタッフを励まして、自信を持たせる必要がある。
②そしてもう1つ大事なことは、決断することだけでなく、それを完璧に実行することだ。私もクライスラーと別れる時は最も辛い時期だったが、よいスタッフに支えられて乗り切ることができた」と述べ、
自身のダイムラーにおけるリーダーの期間で最も辛かった時期は、クライスラーとの合弁解消の時期だったと明らかにした。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190227-00000136-impress-ind