ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「es」

2019年03月05日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2002年公開の映画の紹介です

「es」

監督はオリヴァー・ヒルシュビーゲル。ドイツのサスペンス映画です。
主演・出演はモーリッツ・ブライブトロイ、クリスチャン・ベルケル。







ドイツ・ケルン市。
タクシードライバーのタレクは、客を待つ間高額なバイトの記事を目にします。
『模擬刑務所での2週間の実験』
というもので、記事にする事も視野に入れてタレクは参加します。
参加者は数人いて、体力テストや面接などを受けます。
実験当日、簡単な説明の後、、『看守』と『囚人』に分かれ、役柄を演じるよう言われます。
タレクは77番の囚人で、収監されるところから始まりました。
看守は規則である苦手な食事もとるよう強要し、タレクは代わりに食べてあげます。
その後も手玉に取る行動でタレクは看守から目を付けられます。
実験のすべては監視されていて、看守は暴力を禁じられていました。
代わりに看守たちは酷い事を考え、次第にエスカレートし始めるのです。
ある夜タレクはいきなり口にテープを巻かれ、監視が届かない場所に連れて行かれるのです。

***************************************
原題は『Das Experiment』で、実験という意味です。
邦題はドイツ語が起源であり、心理学・精神分析学の用語からきているんですね。

原作はマリオ・ジョルダーノの小説『Black Box』で、本人も脚本に加わっています。
アメリカのスタンフォード大学で実際に行われた監獄実験を元にした小説なんですね。

タレク役はモーリッツ・ブライプトロイ。
「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」(1999)、「ミュンヘン」(2006)などの出演、「太陽に恋して」(2006)の主演があります。





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「ウインド・リバー」

2019年03月05日 | サスペンス映画
記事の作り方がまだ慣れないので、画像やコメントがへんてこりんになるかと思います・・・

2018年7月公開の映画の紹介です

「ウインド・リバー」

監督はテイラー・シェリダン。事実に基づくクライム・サスペンス映画です。
主演はジェレミー・レナー、エリザベス・オルセン。









ワイオミング州にあるインディアン居留地・ウインド・リバー。
裸足のまま雪の中を走り続ける女性の姿が映し出されます・・・
野生生物局のハンター・コリー・ランバートはコヨーテを追ううち若い女性の凍死した死体を発見します。
FBIの新人特別捜査官ジェーン・バナーは、殺人かどうかの判断をする為に軽装で到着します。
気温は-30にもなる為、服を貸しコリーはジェーンをスノーモービルにのせて現場まで行きます。
被害者のナタリーはコリーの娘の友人で、死因は他殺ではありませんでした。
コリーが土地勘や人物に詳しい為、ジェーンは協力を依頼します。
するとコリーは見落としを指摘し、2人は戻った後のないのスノーモービルの轍を追跡します。
ある日ジェーンはコリーを訪ね、捜査の不甲斐なさを誤ります。
コリーは3年前の娘の話をジェーンにするのでした。

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この映画は、カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で監督賞を受賞しています。

コリー役はジェレミー・レナー。
「ハート・ロッカー」(2010)ではアカデミー賞主演男優賞にノミネート、「ザ・タウン」(2011)では助演男優賞にノミネートされています。

アメリカの先住民“ネイティブアメリカン”の歴史と酷い現実をを取り扱っている事でも、高く評価されています。

≪ 付録 “ネイティブアメリカン”の歴史 ≫

アメリカ大陸の先住民族で、豊かな暮らしをしていました。
しかし白人が大陸に渡ってきて、侵略され土地を奪われてしまいました。
そして、作物が育たない、この映画のような厳しい環境の土地に住むことになったのです。
今でも白人社会とネイティブ・アメリカン社会は対立したままです。

※『インディアン』はインド人から来ている名称で、インディアン自身は“ネイティブアメリカン”とは別としているんですね。


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