ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「水を抱く女」

2022年04月06日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2021年3月公開の映画の紹介です

監督は、クリスティアン・ペツォールト。
ドイツ・フランス製作、神話がモチーフのラブ・ロマンス映画です。
主演・出演は、パウラ・ベーア、フランツ・ロゴフスキ。



ドイツ、ベルリン。
ある建物のカフェに座るヨハネスは、ウンディーネに別れを遠回しに告げます。
信じようとしないウンディーネは自分を振ったら殺すと言い、30分後の休憩に戻るからいるようヨハネスに伝えます。
見学者にベルリンの歴史の案内をする間も、ウンディーネはカフェが気になって仕方なく休憩になると急いでヨハネスを探します。
カフェの中の水槽から呼ぶ声が聞こえた気がした直後、見学者の男性・クリストフが声をかけてきます。
ぼんやりとするウンディーネに、慌てたクリストフはバランスを崩し水槽を割ってしまいます。
水浸しになった2人は、なんとなく笑いがこぼれました。
その後2人は付き合い始め、潜水作業をしているクリストフは、作業が終わると汽車で降り立つウンディーネを迎えに行きます。
安ホテルで過ごした後、汽車で帰るウンディーネにクリストフはプレゼントの包みを渡します。
ウンディーネが中で開けると、カフェの水槽に入っていた潜水作業員の置きもので、大切に手で包み込むのです。
ところが、仕事の休憩中謝って机から落とし足の部分を割ってしまうのです・・・

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この映画は、ベルリン国際映画祭で「銀熊賞(女優賞)/パウラ・ベーア」「国際映画批評家連盟賞」を受賞しています。

原題は『Undine』、「ウンディーネ」です。
モチーフになっているのは、水の精・ウンディーネの神話のようです。
神話は男性目線、この映画は女性目線とか。

ウンディーネ役は、パウラ・ベーア。
「婚約者の友人」(2016)では、ヴェネツィア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞しています。
この映画では、ヨーロッパ映画賞女優賞も受賞しています。
「ウルフズ・コール」(2019)、「ある画家の数奇な運命」(2020)などの出演があります。



割れた水槽は、これ
真中にフィギュアが

お立ち寄りと、ランキングの応援ありがとうございます
予測がつかない展開で、神話も知りたくなりました

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