午前の部の続きです(^^)
廃校なのかと思いながらグラウンドから校舎への中央の石段に向かうと
グラウンドより一段と高い作業小屋のあたりで賑やかな声がします
見上げてると私たちに気づいて一人の男性が降りてきてくださいました
「こんなマニアックな道をよう知ってましたね~」とおっしゃるので
かくかくしかじか・・・と説明するととても喜んでくださいました
集まっておられる皆さんは森林ボランティアの方々で方々から連休を利用して来られてるようです
どおりで神戸や和泉ナンバーの車が駐車してたんですね
ここは久保小学校で現在休校中
児童がいればすぐにでも開校出来るけれども
何せ校区の住人は80代の方が3人、山村留学も受け入れが無理なようです
ボランティアさんの手でグラウンドにはシロツメクサを植え
向かいの小高い丘には向日葵を植えます
夏にもう一度来てくだされば見事に咲いてるでしょう
四月は校庭の上の山桜がそれはそれは見事なんです
何度でも来てくださいね
そして黒河道の整備も進めて町石道に負けない参道作りにとりかかっています
と、いろいろとお話をしてくださいました
そして古い校舎ですがきちんと手入れされて
立派な温水便座のトイレまで拝借できました
皆さんもお昼の休憩を済ませて午後の仕事に行かれるようでしたので
この先高野山までの時間をお尋ねすると
下に行く古黒河道(こくろこみち)なら3時間
上に行く子継峠への道なら2時間
と教えていただき、子継峠への道はギンリョウソウがびっしり出る道だといわれりゃ
もちろんそちらへと
それにもう13:00を悠に過ぎていますので2時間コースで丁度、奥の院へ15:00頃に着けそうです
お礼申し上げて簡単ながらブログにまとめますと約束して別れます 13:20
コメツツジが咲いている参道への入り口で皆さんに別れ山に分け入ります
すると真っ赤なキノコが沢山
そして先に歩を進めるとあっちにもこっちにも真っ白いギンリョウソウが一つ目で見つめています
前から一人男性が下ってこられ
「今から登るんか?」と少しびっくりした顔で下って行かれた
それじゃ~急がねばなりませんかね~
程なくお堂らしき小屋を過ぎて
やっと高野山という案内板が現れ喜んで先へと行きます
斜面の細い道を登ります
うっそうとした植林地で何度も立ち休憩をしながら登ります
藪の中にシュンランを見つけては止まり
同じような風景に少し飽きてきて、ほんまにどこまで登るんやろ~
と、思っていたらやっと子継峠か、と、
いやいやそう簡単には着きません、まだ分岐でした 14:25
閉口するほどの細い巻き道をまだかまだか~と行きます
なんとか子継峠に到着 14:45
ここは四月の終わりにバスハイキングで三山縦走した時に楊柳山から下ってきたところ
見覚えがあります
子継地蔵様にご挨拶
ここからはズンズンと下って行きます
下りきると湿地帯に出るのよ~
あの草はどうなってるかしら
あ、ほんの少し赤くなって蕾がふくらんでる
サクラソウかクリンソウか?
だけど確認したところたった二株しか見当たらよねないのよね
平坦な湿原から一本杉の出合へと
ここから天軸山へと登った方が奥の院早いかもですが足がくたびれました
一般車両は進入禁止の車道を連休とあってか袈裟衣を着た人の運転する車がひっきりなしに通ります
三本杉までやってきました 15:15
古黒河道を登ればここに出てくるのですね
この道も銅山跡やトロッコ後のレールも残っていて素晴らしい道だということです
ほ~らトリカブトの葉っぱだよ~
お持ち帰りはダメよ!!
ショウジョウバカマもまだまだお達者ですよ
浄土橋を渡って暫く歩くと
なんとか着きましたね 15:30
奥の院です
本当に本当に
ありがとうございました
御線香を手向けてしっかりとお参り
今も入定されたまま現世におわします
お大師様の御廟を拝し
南無大師遍照金剛
これでやっと一巡目のワタシの歩き遍路が完了です
次、いつまた四国へ行けるやら
今度は通しで行けるように願いましょう
今日、一緒に歩いてくださったブロ友のKさん
本当にありがとうございました
心からお礼申し上げます
さてさて、当初のお気楽な計画では
奥の院から大門を経て町石道を矢立まで戻り
焼き餅を食べて帰るつもりでした
が、7時間の登りの歩きは疲れました
一昨日、昨日と1泊2日で奈良県の大台ケ原から三重県の大杉谷を歩いてきた疲れも出ています
高野山駅からケーブルカーで下山することにします
高野山町の宿坊の枝垂れ桜はまだまだ満開です
それでも歩けるところまで歩きます、バスは満員です
女人堂の前で丁度バスがやってきたので乗ることにします
意外に座れました
やれやれ高野山駅に着いた~~
途端にお腹がグーグー
お店でゴマ豆腐蕎麦を頂きました
Kさんはお昼沢山食べたからとミルクティだけでした(^^;
このケーブルカーは乗車は初めて
そして高野下駅から橋本駅までの乗車も初めて
大阪難波行の特急券はすべ売り切れ
橋本駅から急行にて帰ります
Kさんは途中下車で別れます
高野七口の一つ
黒河道(くろこみち)はとっても素晴らしい参道でした
とても感動すべき歩き遍路の締めくくりになりました
紹介してくださったHさん
一緒に歩いてくださったKさん
橋本市にお住いのお二方
ほんとうにありがとうございました
そして二部になった長長の記事にお付き合いくださった皆さん
誠にありがとうございました