2010.11.20(土)
いよいよ今回の歩き遍路の旅も最終日です
昨夜、到着して直ぐに支配人がしっかりと明日(今日)の予定を聞いてくださり
いろいろとアドバイスしてくださいました
先ずはこの国民宿舎から車道を横切りながら山道を下りて先に36番さんにお参りして
そこからドラゴンバスに乗って土佐市内まで行き歩いて35番さんに参れば繋がると
そしてまた36番さんへ向かって歩けば予定通りの歩きが完成するとの嬉しいアドバイスです
それでは、6:00 暗闇の中でまだフロントには明りがついてないところを掃除のおば様に
お礼申し上げて非常口から失礼します
岬の高台に建ってますので昼間なら絶景でしょうが昨夜も暮れてからのチェックインでしたので
夜景しか楽しめませんでした、、夏なら充分な時間でしたがね、、、


いよいよ、ライト片手に山道を下ります、結構急な下りで慎重に下ります
やっと青竜寺さんの横手の鳥居まで下りてきました

ようやく空が明るくなってきて三重塔が朝日に輝きだしました
山門が判らずちょっと戸惑いましたが仁王門がありその先に長い階段が続き本堂へと無事到着です
一番のお参りを済ませ、納経所へと行きますがまだ戸が閉まっています
暫くして作務衣を着た若い方が戸を開けて今日のご朱印の書初めです


不動明王を本尊としており本堂に安置された波切不動明王は
大師が唐から帰国の際、嵐にあって難破しそうになったとき不動明王が現れて
手にした宝剣で荒波を切り開いて難を救った姿を刻んだものといわれ
漁師さんたちの信仰を集めているそうです

支配人のアドバイス通りに竜の浜の駐車場にドラゴンバスのバス停がみつかりました
7:34 発のバスを待ちます
ここは黄金大師のある三陽荘の駐車場のようです
龍温泉もあるようですね


フェニックスの向こうには入り江が広がり港も見えます
コミュニュティバスのような中型の路線バスがやってきました
お客さんはあまり乗ってません
高岡高校通りで降りて道を探しながら歩きます
やっぱり靴擦れが痛みますが頑張りましょうね~~
大体の方向は定まったのですが遍路道表示がなかなか見当たらなくて遠回りしてしまいました
やっと表示をみつけて住宅地からくねくねと蜜柑畑を登るといきなり本堂に着きました
おかしいね?山門があるはずだけどといいながらも境内の大きな薬師如来様(高さ12m)に迎えられて
お参りをします 9:20
ご本尊は薬師如来様です、厄除けにご利益があるそうで「高岡のお大師さん」と呼ばれているそうです
安産祈願の寺でもあるので底のない柄杓を奉納されるそうです
ご本尊の薬師如来は檜の一本造りで国の重要文化財になっているそうです



納経所のお庭には百合が咲いていました
高台から土佐の市街が一望です


小腹が空いたので蒸しパンを半分こして水分を補給しお参りの済んだ36番さんへ出立です
あとはひたすら歩くのみです
遍路道に従って階段を下り始めるとなんと山門がありました
こちらからが正式だったんですね、、間違いではありませんし来た道を戻ることになるので
むしろ良かったのかもね、などと辻褄合わせです

降りて行き始めて少ししたところの分岐で道を迷い(決して間違いではない)藪の中に入り込み
淋しい墓場を通り、人の踏み後を辿ってもと来た道のすぐ近くへ飛び出た
却って遍路道みたいだったわねなどと余裕を見せる
途中の坂道を一人の初老の女性が登ってこられて35番さんから36番さんへはこの道を打ち戻るしか
無いですかと声をかけられる
私たちは迷って違う方向からきたのでその道へ行けば戻らなくても済むかもしれないけど結局は
同じところへ戻るので遠回りになるでしょうと答え暫くお話をさせていただく
彼女は宮崎の方で2回ほどこの10年で周って今度が3回目だそうだ
今までは通しては来れなかったけれどやっと通しで周れる日がきたのでと
37番さんをスタートして時計回りでいよいよラストの歩きだとおっしゃる、69歳の元気な女性だ
これを聞いて俄然希望を持った、ワタシにも出来ると確信する
お元気に結願してくださいといい別れて先に進む
土佐市街地を何度も何度も地図とニラメッコしながら宇佐への道を確認して
お遍路さんの休みどころとかかれたコンビニのベンチで昼食のおにぎりを仕入れる
石票がやっと現れホットするが、この暑さはなんなんだい??
帽子を被っても暑くて首に巻いたタオルで汗を拭う始末だ
何あと6キロ
じゃもう少し歩いてどこか木陰でお昼にしましょう


途中で地元の日曜市が開かれていて覘いてみた
鮪の頭、¥400ですって!!
昨夜購入した「四国遍路ひとり歩き同行二人」のガイドブックを頼りに歩く
が、暑くて暑くてもうおしゃべりもする元気が出ない
中華料理屋さんがあるみたいだからそこでお昼にしてちょっと涼む算段にして
頑張って着いたがなんと!!お店は閉店していて売り物件の札が下がっている
峠に差し掛かってきたのでもう少し頑張って陰になるところでと言いながら歩いて行くと
立派なトイレのある休憩所があった
先客もあったが構わず東屋のベンチで靴を脱ぎ靴下も脱ぎ足を休める
できれば水車の繰り出す水に浸したいくらい 12:40

暫く休憩しておにぎりを食べて水分もたっぷり補給して
アスファルト道に別れ峠を越えることにした

足が軽くなったのと山道になったのとで登りも息を切らす事無く調子よく歩く


峠を下りきり前を歩いておられる元気なお爺さんに浜へ行く道を案内してもらい無事に宇佐大橋にたどり着く
橋が出来るまでは渡しがあったようだ
橋の上からの眺めはいいが下を見るとその高さに目が眩みそうになる 14:20
ここで今日の歩きの終止符の決断を下しpatoさんに相談する
今朝の竜のバス停まで戻って後まだ予定の須崎までは22キロもあるのであと一日かかることになる
なので竜の浜で終わりにして龍温泉に入って、またドラゴンバスで土佐に戻りそこから高知行きのバスで
高知駅まで出ましょう
彼女も相当疲れていると思われるのでここは強くそうしましょうと伝える
話がまとまりラストウォーキングへと橋を渡り切る

渡りきって直ぐに30分の急な坂道だけど旧遍路道の道標に
二人とも車道よりも、と意気投合!!あと30分頑張ろう!! 14:35



峠の頂上からは宇佐湾が見え隠れし登りきると結構広い山道になっていて
落ち葉の絨毯を踏みしめて下る
心なしかpatoさんは
うきうきしている様に見える
着きましたよ~~ 15:00
降り着くと
地元のオバチャマ達が井戸端会議中で
私たちに「山から降りてきたんな?
ワタシラ(オバチャマ達)小さい頃は良く
通ったけどもう何十年も行かんなぁ」と
笑顔で声かけて「気いつけて行きや~」
と見送ってくれる
すると!!!
あの35番の坂道で会った宮崎の女性が前方を歩いている、、、、、
さすが!!三回目、、、早~い!!
彼女は今晩国民宿舎にお泊りなのであの坂道を登って行くのだ
私たちには気付かずに先を急いで行ってしまわれた
36番さんへの道を今朝来たところまで戻り三陽荘へと向かう
この36番さんの山門の階段で鍛えて横綱にまで上り詰めたモンゴル出身の力士がいましたよね
彼が留学していた高校も近いです
黄金大師のおられる三陽荘の日帰り入浴が出来たのでユックリと露天風呂につかり
汗を流して足もいたわってあげました
露天風呂も日替わりで男女の湯が交代しちょうどこの日は女性の為に解放されていてラッキーでした

お風呂に入り帰り支度をしてバスの時間まで海岸を散歩して記念撮影の一枚です 16:25

次回はここから長~い歩きのスタートです
ドラゴンバスに乗って東芝というバス停で高知行きのバスに乗り換えて
高知駅に戻り荷物は駅のロッカーに預けて高知の駅前で夕食をしようと繰り出しましたが
二人ともお酒を嗜みませんので駅前にはちょっとしたお店が見当たらなくて
結局、はりまや橋まで歩いてあの「ひろめ市場」に向かいました
先日とは打って変わって人が一杯で座るところがなく唯一席が空いていた串カツやさんで
おすすめ串カツセット ¥580をいただきました
18:40


駅のバス待合室で3時間も居眠りながら23:00発の最終の夜行を待って
大阪へと帰りました
今回も一年ぶりにpatoさんと結構きつい行程を頑張って歩いたのですが
安易に計画した日程は一日分歩くことが出来ませんでした
今後の計画には道の確認で手間取ることを頭に入れて練らないといけません
そして足のマメ対策をしっかりしないと歩けません
加えて、今回は幸いなことに一日だけ、それもほんの1時間ほどの雨に会っただけでしたが
お天気によって左右されることも
次月は二人の休日の予定が会わなくて残念ですがお休みです
もしかして一人で出かけるかも知れません
いよいよ今回の歩き遍路の旅も最終日です
昨夜、到着して直ぐに支配人がしっかりと明日(今日)の予定を聞いてくださり
いろいろとアドバイスしてくださいました
先ずはこの国民宿舎から車道を横切りながら山道を下りて先に36番さんにお参りして
そこからドラゴンバスに乗って土佐市内まで行き歩いて35番さんに参れば繋がると
そしてまた36番さんへ向かって歩けば予定通りの歩きが完成するとの嬉しいアドバイスです
それでは、6:00 暗闇の中でまだフロントには明りがついてないところを掃除のおば様に
お礼申し上げて非常口から失礼します
岬の高台に建ってますので昼間なら絶景でしょうが昨夜も暮れてからのチェックインでしたので
夜景しか楽しめませんでした、、夏なら充分な時間でしたがね、、、
いよいよ、ライト片手に山道を下ります、結構急な下りで慎重に下ります
やっと青竜寺さんの横手の鳥居まで下りてきました
ようやく空が明るくなってきて三重塔が朝日に輝きだしました
山門が判らずちょっと戸惑いましたが仁王門がありその先に長い階段が続き本堂へと無事到着です
一番のお参りを済ませ、納経所へと行きますがまだ戸が閉まっています
暫くして作務衣を着た若い方が戸を開けて今日のご朱印の書初めです
不動明王を本尊としており本堂に安置された波切不動明王は
大師が唐から帰国の際、嵐にあって難破しそうになったとき不動明王が現れて
手にした宝剣で荒波を切り開いて難を救った姿を刻んだものといわれ
漁師さんたちの信仰を集めているそうです
支配人のアドバイス通りに竜の浜の駐車場にドラゴンバスのバス停がみつかりました
7:34 発のバスを待ちます
ここは黄金大師のある三陽荘の駐車場のようです
龍温泉もあるようですね
フェニックスの向こうには入り江が広がり港も見えます
コミュニュティバスのような中型の路線バスがやってきました
お客さんはあまり乗ってません
高岡高校通りで降りて道を探しながら歩きます
やっぱり靴擦れが痛みますが頑張りましょうね~~
大体の方向は定まったのですが遍路道表示がなかなか見当たらなくて遠回りしてしまいました
やっと表示をみつけて住宅地からくねくねと蜜柑畑を登るといきなり本堂に着きました
おかしいね?山門があるはずだけどといいながらも境内の大きな薬師如来様(高さ12m)に迎えられて
お参りをします 9:20
ご本尊は薬師如来様です、厄除けにご利益があるそうで「高岡のお大師さん」と呼ばれているそうです
安産祈願の寺でもあるので底のない柄杓を奉納されるそうです
ご本尊の薬師如来は檜の一本造りで国の重要文化財になっているそうです
納経所のお庭には百合が咲いていました
高台から土佐の市街が一望です
小腹が空いたので蒸しパンを半分こして水分を補給しお参りの済んだ36番さんへ出立です
あとはひたすら歩くのみです
遍路道に従って階段を下り始めるとなんと山門がありました
こちらからが正式だったんですね、、間違いではありませんし来た道を戻ることになるので
むしろ良かったのかもね、などと辻褄合わせです
降りて行き始めて少ししたところの分岐で道を迷い(決して間違いではない)藪の中に入り込み
淋しい墓場を通り、人の踏み後を辿ってもと来た道のすぐ近くへ飛び出た
却って遍路道みたいだったわねなどと余裕を見せる
途中の坂道を一人の初老の女性が登ってこられて35番さんから36番さんへはこの道を打ち戻るしか
無いですかと声をかけられる
私たちは迷って違う方向からきたのでその道へ行けば戻らなくても済むかもしれないけど結局は
同じところへ戻るので遠回りになるでしょうと答え暫くお話をさせていただく
彼女は宮崎の方で2回ほどこの10年で周って今度が3回目だそうだ
今までは通しては来れなかったけれどやっと通しで周れる日がきたのでと
37番さんをスタートして時計回りでいよいよラストの歩きだとおっしゃる、69歳の元気な女性だ
これを聞いて俄然希望を持った、ワタシにも出来ると確信する
お元気に結願してくださいといい別れて先に進む
土佐市街地を何度も何度も地図とニラメッコしながら宇佐への道を確認して
お遍路さんの休みどころとかかれたコンビニのベンチで昼食のおにぎりを仕入れる
石票がやっと現れホットするが、この暑さはなんなんだい??
帽子を被っても暑くて首に巻いたタオルで汗を拭う始末だ
何あと6キロ
じゃもう少し歩いてどこか木陰でお昼にしましょう
途中で地元の日曜市が開かれていて覘いてみた
鮪の頭、¥400ですって!!
昨夜購入した「四国遍路ひとり歩き同行二人」のガイドブックを頼りに歩く
が、暑くて暑くてもうおしゃべりもする元気が出ない
中華料理屋さんがあるみたいだからそこでお昼にしてちょっと涼む算段にして
頑張って着いたがなんと!!お店は閉店していて売り物件の札が下がっている
峠に差し掛かってきたのでもう少し頑張って陰になるところでと言いながら歩いて行くと
立派なトイレのある休憩所があった
先客もあったが構わず東屋のベンチで靴を脱ぎ靴下も脱ぎ足を休める
できれば水車の繰り出す水に浸したいくらい 12:40
暫く休憩しておにぎりを食べて水分もたっぷり補給して
アスファルト道に別れ峠を越えることにした
足が軽くなったのと山道になったのとで登りも息を切らす事無く調子よく歩く
峠を下りきり前を歩いておられる元気なお爺さんに浜へ行く道を案内してもらい無事に宇佐大橋にたどり着く
橋が出来るまでは渡しがあったようだ
橋の上からの眺めはいいが下を見るとその高さに目が眩みそうになる 14:20
ここで今日の歩きの終止符の決断を下しpatoさんに相談する
今朝の竜のバス停まで戻って後まだ予定の須崎までは22キロもあるのであと一日かかることになる
なので竜の浜で終わりにして龍温泉に入って、またドラゴンバスで土佐に戻りそこから高知行きのバスで
高知駅まで出ましょう
彼女も相当疲れていると思われるのでここは強くそうしましょうと伝える
話がまとまりラストウォーキングへと橋を渡り切る
渡りきって直ぐに30分の急な坂道だけど旧遍路道の道標に
二人とも車道よりも、と意気投合!!あと30分頑張ろう!! 14:35
峠の頂上からは宇佐湾が見え隠れし登りきると結構広い山道になっていて
落ち葉の絨毯を踏みしめて下る
うきうきしている様に見える
着きましたよ~~ 15:00
降り着くと
地元のオバチャマ達が井戸端会議中で
私たちに「山から降りてきたんな?
ワタシラ(オバチャマ達)小さい頃は良く
通ったけどもう何十年も行かんなぁ」と
笑顔で声かけて「気いつけて行きや~」
と見送ってくれる
すると!!!
あの35番の坂道で会った宮崎の女性が前方を歩いている、、、、、
さすが!!三回目、、、早~い!!
彼女は今晩国民宿舎にお泊りなのであの坂道を登って行くのだ
私たちには気付かずに先を急いで行ってしまわれた
36番さんへの道を今朝来たところまで戻り三陽荘へと向かう
この36番さんの山門の階段で鍛えて横綱にまで上り詰めたモンゴル出身の力士がいましたよね
彼が留学していた高校も近いです
黄金大師のおられる三陽荘の日帰り入浴が出来たのでユックリと露天風呂につかり
汗を流して足もいたわってあげました
露天風呂も日替わりで男女の湯が交代しちょうどこの日は女性の為に解放されていてラッキーでした
お風呂に入り帰り支度をしてバスの時間まで海岸を散歩して記念撮影の一枚です 16:25
次回はここから長~い歩きのスタートです
ドラゴンバスに乗って東芝というバス停で高知行きのバスに乗り換えて
高知駅に戻り荷物は駅のロッカーに預けて高知の駅前で夕食をしようと繰り出しましたが
二人ともお酒を嗜みませんので駅前にはちょっとしたお店が見当たらなくて
結局、はりまや橋まで歩いてあの「ひろめ市場」に向かいました
先日とは打って変わって人が一杯で座るところがなく唯一席が空いていた串カツやさんで
おすすめ串カツセット ¥580をいただきました
18:40
駅のバス待合室で3時間も居眠りながら23:00発の最終の夜行を待って
大阪へと帰りました
今回も一年ぶりにpatoさんと結構きつい行程を頑張って歩いたのですが
安易に計画した日程は一日分歩くことが出来ませんでした
今後の計画には道の確認で手間取ることを頭に入れて練らないといけません
そして足のマメ対策をしっかりしないと歩けません
加えて、今回は幸いなことに一日だけ、それもほんの1時間ほどの雨に会っただけでしたが
お天気によって左右されることも
次月は二人の休日の予定が会わなくて残念ですがお休みです
もしかして一人で出かけるかも知れません