2011.03.23/24(水・木)
朝風呂に浸かり、朝食をしっかり頂いて今日の昼食のお弁当を受け取り
バスで昨日の大股橋の袂まで移動してストレッチを入念に済ませ、歩きのスタートです
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大股橋からすぐに急な坂道を集落の中を登って行きます(8:05)
今日は最初から3名の男性がリタイアされて最終地点までバスで移動されます
昨日の右傾斜の男性も断念されたようです
ここから最終まで一度もバスと合流出来ないのです
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参詣道といえども、それはそれは急な登山道です
現在地、およそ標高700m、これから1、344mの伯母子岳まで7km足らず
集落を真下に望みながらジグザグと高度を上げて行きます
途中で早くも小休止しないと一気には尾根道までたどりつきません
霜柱の花や氷柱があちこちに見られます
喘ぎ喘ぎ萱小屋跡まできました (9:00)
所有者の方が整備されて小屋も新たに作られ奥には吊橋も見られます
道の中央に幾つかエビフライが落ちていました
どうやら、リスさんのお土産のようです
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朝は冷え込んでいましたので皆さん着込んで出発しましたが少し汗ばんで上着を脱ぎます
急な登り坂が続きます、やっと少し平らな道になり周りの木々に目をやる余裕も出てきました
馬酔木の花がこれから開こうとしていたり、まだすっかり落葉の中でも栂や榧の木の濃い緑に
癒されながら進みます
桧峠です
ここで中休止
あれあれ、ここから少し下りますよ
道の左側はほとんど谷へと崩れています、注意しながら歩きましょう
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夏虫山を右にしてやってきました~~
伯母子岳分岐点
小辺路は先の峠へと左に直進、伯母子岳山頂へは中央を登り、右へは護摩壇山へ12.7km
せっかくですから山頂へ登りましょう
全員が登ります、今日はまた2班に分かれての歩きですので1班は先に行きます
分岐には六字名号碑がありますが判読出来ないほど磨耗しています
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山頂まで600mの距離、標高差は100mあるでしょうか
直登して登頂です
護摩壇山方面
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大峰方面に目をやれば、、見えてます三角のとんがりお山、釈迦ケ岳です
祈ります、そして感謝します、、ここに立たせて頂いた事に、全てに、
カメラ何とか?現象がおきてます、ちゃんと写せてないですね
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そしてこの位置には金剛山なんですが、、、、ごめんなさい、、です
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素晴らしいパノラマをひととき楽しんで、峠へと下りに差し掛かると急な下山道は雪に覆われています
でもなんとかゆっくり踵をしっかと踏みつけてアイゼン着けずに下りました
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峠まで下ってくると参詣道は吹きだまった雪が通せんぼしています
山小屋(避難小屋)の横にトイレもありますが冬季につき閉鎖中です(3月末まで)
たった一つの簡易トイレで行列します
お宿でもらった梅干だけの塩むすびとゆで卵をほおばり、ほっこりお日様にあたり休憩です(11:15)
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あんまりどっしりと腰をおろしていると是から先、歩くのが億劫になります
全員のトイレが済み次第出発です
通せんぼの雪壁を恐る恐る越えて、これからは標高400m地点まで下ります
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これから新緑の頃はとても素敵な自然林だろうななどと思っている間もなく
行く手には小さいながらも幾つものの雪渓が邪魔をします
一歩間違えば谷へと転落します、安全の為にアイゼンを装着して進みます
リーダーが念入りに踏み跡をつけてその後を一歩一歩慎重に進みます
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やっと雪渓から脱出したら今度は山抜けした崖道に差し掛かり冷や冷やドキドキの歩行です
この道が通れなかったら大きく迂回して山を登って下らないとならないようです
いつの間にか女性陣は後退して無口になっています
雪渓も消えてふかふかの落ち葉の絨毯になったところでアイゼンを外します
なんとか上西家跡まで辿り着きました
昭和の初めごろまで旅籠があったそうで、石垣と古木が残っていて広々とした敷地になっています
防風林の跡も見られます
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さてさて、続く左崖、急な下り坂と息を抜くところなく歩き続け、
弘法大師像の祠のある水ケ元茶屋跡へとやってきました
思わず「南無大師遍照金剛」と手を合わせていました
その昔、このところに一人の老女が住んでおりその髪には赤や白が混じっており、、云々の説明板
尻切れトンボ~~、山姥の正体見たり~の伝説かな??
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もう、足ががくがくして来て早くバスに乗りたいと一人の女性がワタシにぴったりと着いて歩くようになりました
相変わらず下りますから相当足にきているようです
下りばっかりと覚悟していたら、急に息切れどころか足が上がらないよと上を見て溜息の登りが現れます
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登りきって一息つかないと進めないと皆の足は止まります
これが今日の最後の登りですって
さぁ~~一気に下りましょう、、石畳の急坂を下ります、もう誰もおしゃべりしていません
リーダーの直ぐ後ろに着いたワタシとリーダーだけが平維盛や天誅組、四国遍路etcの話を
しながら時折、後ろを振り返り列が途切れていないか確認します
待平屋敷跡まで下ってきました
大塔宮が十津川より都へのぼるとの知らせでここで村上彦四郎が待機していたので
待平と云う様になったそうな、、
大塔宮腰掛石もあったそうだが今はもう伝説の中、、見当たらないそうです
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少し休憩してまだ続く石畳を下って行きます
歩きにくいようですが、この石畳は昔から村の人々が廻り番で普請されてきた大切な道です
お陰で、雨に土が流されずに古道として残っています、心して歩きましょう
道標地蔵様が迎えてくださりようやく眼下に十津川風屋ダムへと流れ込む神納川の蛇行が見えました
ぴったりと着いてこられた女性はもう何度も足がくず折れてリーダーのストックを借りて下りてきました
リタイアされて到着を待っておられた一人の男性が途中まで出迎えに登ってきて皆に
もうすぐそこにバスが待ってますよと笑顔がとても嬉しかった
三田谷側の伯母子岳登山口へゴール(15:15)
アイゼンの装着に手間取った方もありましたが、ほぼ予定どおりです
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三田谷橋を渡って綺麗なトイレに駆け込みます
ちょうど持ち主の奥様が掃除を済ませてくださったところでした
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ありがとうございます
と、何度も皆でお礼を述べて、多分来月のスタート時にもお借りすることになるのと
この日曜日にもツアーがあるのでお世話になることをお願いしてバスへの待つ駐車地へと戻った
しっかりとストレッチで整理運動をして帰路についた
とてもワクワクな県道733号線を走って国道168号線に出て
道の駅大塔に立ち寄り、以外に早く19:00には梅田に着いた
無事に何事もなく帰宅して、娘に連絡した
体調万全のときでも心配はしているだろうが、今回は無謀にも程があるときっと言いたかったに違いない
熊野参詣道::高野山~伯母子岳~三田谷::二日間の歩きでした
朝風呂に浸かり、朝食をしっかり頂いて今日の昼食のお弁当を受け取り
バスで昨日の大股橋の袂まで移動してストレッチを入念に済ませ、歩きのスタートです
大股橋からすぐに急な坂道を集落の中を登って行きます(8:05)
今日は最初から3名の男性がリタイアされて最終地点までバスで移動されます
昨日の右傾斜の男性も断念されたようです
ここから最終まで一度もバスと合流出来ないのです
参詣道といえども、それはそれは急な登山道です
現在地、およそ標高700m、これから1、344mの伯母子岳まで7km足らず
集落を真下に望みながらジグザグと高度を上げて行きます
途中で早くも小休止しないと一気には尾根道までたどりつきません
霜柱の花や氷柱があちこちに見られます
喘ぎ喘ぎ萱小屋跡まできました (9:00)
所有者の方が整備されて小屋も新たに作られ奥には吊橋も見られます
道の中央に幾つかエビフライが落ちていました
どうやら、リスさんのお土産のようです
朝は冷え込んでいましたので皆さん着込んで出発しましたが少し汗ばんで上着を脱ぎます
急な登り坂が続きます、やっと少し平らな道になり周りの木々に目をやる余裕も出てきました
馬酔木の花がこれから開こうとしていたり、まだすっかり落葉の中でも栂や榧の木の濃い緑に
癒されながら進みます
桧峠です
ここで中休止
あれあれ、ここから少し下りますよ
道の左側はほとんど谷へと崩れています、注意しながら歩きましょう
夏虫山を右にしてやってきました~~
伯母子岳分岐点
小辺路は先の峠へと左に直進、伯母子岳山頂へは中央を登り、右へは護摩壇山へ12.7km
せっかくですから山頂へ登りましょう
全員が登ります、今日はまた2班に分かれての歩きですので1班は先に行きます
分岐には六字名号碑がありますが判読出来ないほど磨耗しています
山頂まで600mの距離、標高差は100mあるでしょうか
直登して登頂です
護摩壇山方面
大峰方面に目をやれば、、見えてます三角のとんがりお山、釈迦ケ岳です
祈ります、そして感謝します、、ここに立たせて頂いた事に、全てに、
カメラ何とか?現象がおきてます、ちゃんと写せてないですね
そしてこの位置には金剛山なんですが、、、、ごめんなさい、、です
素晴らしいパノラマをひととき楽しんで、峠へと下りに差し掛かると急な下山道は雪に覆われています
でもなんとかゆっくり踵をしっかと踏みつけてアイゼン着けずに下りました
峠まで下ってくると参詣道は吹きだまった雪が通せんぼしています
山小屋(避難小屋)の横にトイレもありますが冬季につき閉鎖中です(3月末まで)
たった一つの簡易トイレで行列します
お宿でもらった梅干だけの塩むすびとゆで卵をほおばり、ほっこりお日様にあたり休憩です(11:15)
あんまりどっしりと腰をおろしていると是から先、歩くのが億劫になります
全員のトイレが済み次第出発です
通せんぼの雪壁を恐る恐る越えて、これからは標高400m地点まで下ります
これから新緑の頃はとても素敵な自然林だろうななどと思っている間もなく
行く手には小さいながらも幾つものの雪渓が邪魔をします
一歩間違えば谷へと転落します、安全の為にアイゼンを装着して進みます
リーダーが念入りに踏み跡をつけてその後を一歩一歩慎重に進みます
やっと雪渓から脱出したら今度は山抜けした崖道に差し掛かり冷や冷やドキドキの歩行です
この道が通れなかったら大きく迂回して山を登って下らないとならないようです
いつの間にか女性陣は後退して無口になっています
雪渓も消えてふかふかの落ち葉の絨毯になったところでアイゼンを外します
なんとか上西家跡まで辿り着きました
昭和の初めごろまで旅籠があったそうで、石垣と古木が残っていて広々とした敷地になっています
防風林の跡も見られます
さてさて、続く左崖、急な下り坂と息を抜くところなく歩き続け、
弘法大師像の祠のある水ケ元茶屋跡へとやってきました
思わず「南無大師遍照金剛」と手を合わせていました
その昔、このところに一人の老女が住んでおりその髪には赤や白が混じっており、、云々の説明板
尻切れトンボ~~、山姥の正体見たり~の伝説かな??
もう、足ががくがくして来て早くバスに乗りたいと一人の女性がワタシにぴったりと着いて歩くようになりました
相変わらず下りますから相当足にきているようです
下りばっかりと覚悟していたら、急に息切れどころか足が上がらないよと上を見て溜息の登りが現れます
登りきって一息つかないと進めないと皆の足は止まります
これが今日の最後の登りですって
さぁ~~一気に下りましょう、、石畳の急坂を下ります、もう誰もおしゃべりしていません
リーダーの直ぐ後ろに着いたワタシとリーダーだけが平維盛や天誅組、四国遍路etcの話を
しながら時折、後ろを振り返り列が途切れていないか確認します
待平屋敷跡まで下ってきました
大塔宮が十津川より都へのぼるとの知らせでここで村上彦四郎が待機していたので
待平と云う様になったそうな、、
大塔宮腰掛石もあったそうだが今はもう伝説の中、、見当たらないそうです
少し休憩してまだ続く石畳を下って行きます
歩きにくいようですが、この石畳は昔から村の人々が廻り番で普請されてきた大切な道です
お陰で、雨に土が流されずに古道として残っています、心して歩きましょう
道標地蔵様が迎えてくださりようやく眼下に十津川風屋ダムへと流れ込む神納川の蛇行が見えました
ぴったりと着いてこられた女性はもう何度も足がくず折れてリーダーのストックを借りて下りてきました
リタイアされて到着を待っておられた一人の男性が途中まで出迎えに登ってきて皆に
もうすぐそこにバスが待ってますよと笑顔がとても嬉しかった
三田谷側の伯母子岳登山口へゴール(15:15)
アイゼンの装着に手間取った方もありましたが、ほぼ予定どおりです
三田谷橋を渡って綺麗なトイレに駆け込みます
ちょうど持ち主の奥様が掃除を済ませてくださったところでした
ありがとうございます
と、何度も皆でお礼を述べて、多分来月のスタート時にもお借りすることになるのと
この日曜日にもツアーがあるのでお世話になることをお願いしてバスへの待つ駐車地へと戻った
しっかりとストレッチで整理運動をして帰路についた
とてもワクワクな県道733号線を走って国道168号線に出て
道の駅大塔に立ち寄り、以外に早く19:00には梅田に着いた
無事に何事もなく帰宅して、娘に連絡した
体調万全のときでも心配はしているだろうが、今回は無謀にも程があるときっと言いたかったに違いない
熊野参詣道::高野山~伯母子岳~三田谷::二日間の歩きでした