2009年を迎えるにあたって
----- 和顔 愛語 ----
会員ならびにご家族の皆様 明けましておめでとうございます。
昨年をふりかえってみると「食」の問題が問われた一年だったと思います。
1月の中国製冷凍ギョーザ、冷凍インゲンや中国産ウナギ産地偽装表示
や汚染米から食品の加工へと「食」に対する不安が高まり生きていくために最も大切な不祥事の多発等昨年の一字は「変」となったが「怒」と言っても過言ではない。
また、自暴自棄等により多くの無差別殺傷事件が発生、命の大切さが求められる。
「オギャー」と産声をあげたときからみんな生きる権利を与えられたものであり、生ある限り生続けていかなければならない。
「いのち」には無駄という言葉は不要であることを「肝に銘じて」おきたい。
広島県支部協会員は2,670名、平均年齢69歳、団塊世代からの新規加入年間100名弱、一方まだまだこれからの人生をと道なかばで亡くなられる会員も年間40数名強と年々増加の状況である。
2008年度は最大の取り組みとした「預金口座引落し制度」にあたりきびしい社会情勢にもかかわらず本制度にご理解とご協力をいただき全国平均を上廻る91.9%を示しました。ありがとうございました。
引き続き毎年5月末日目途に継続して取り組むこととしたい。
二つ目には、今や政局の動向が迷走をきわめている。昨年1年間に3名の首相が変わった、国民の信を問わず居座り続けている、そのため今必要なことは国民生活の目線に立った政策を立ち上げるべきである。
景気回復優先といいながら何ら具体的なことが明示されず国民は苦しんでいる。
閣内での発言も迷走し、これが支持率低下を招き衆議院解散を先送りである。
アメリカの住宅バブル崩壊をきっかけに金融危機の拡大は日本経済にも影響し、非正規雇用、派遣労働者の解雇等失業問題が深刻になっている。
本当に国民は怒っている。
年金、医療、介護等社会福祉政策などとりわけ「後期高齢者医療制度」など問題が山積みされている。
今年の衆議院選挙こそ政権交代のきっかけとなる重要な国民主権の選挙となる。他人事ではなく自分自身が解決の道をひらいていくため現職、退職者会員ならびにご家族のご支援ご協力を重ねてお願いし、新年のあいさつとします。
終わりにあたり「ふり込めサギ」にはご注意、不審と思ったらひとまず休息あわてずさわがず落ち着いて行動しましょう。
楽しく明るく、元気良く皆様のご健勝とご多幸の一年でありますようにお祈り申し上げます。
2009年元旦 丑年
NTT労組退職者の会広島県支部協議会
会長 松木忠生 他役員一同