NTT労組退職者の会広島県支部協議会

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福山むつみ俳句会 2020.8.17 NO.329

2020年08月22日 12時09分20秒 | 俳句

 

福山むつみ俳句会  令和2年8月17日               NO.329
 定例句会の結果 (出席者 互選)  
刺す日差しコロナにもがく夏マスク 横山ノブコ
コロナ禍で墓参頼むとLINEあり 浜谷義和
田堺を消してひと色青田風 藤原泰江
三密に無縁の夕べ涼み台 岡部泰行
語り継ぐことも供養の原爆忌 多木伸一
切西瓜冷蔵庫をも狭くせし 林 久晴
童心に返りて臨む盆踊り 倉田里子
花のごと木に白鷺の数多なる 藤井富志子
夏の雲田園喫茶にベートーベン 作田嘉弘
顔見知り乳児を気遣う盆の客 大平康子
墓参り長い坂道汗流す  田中加夫
   
 
 
   福山むつみ俳句会 329号  
     令和2年(2020年)8月発行  
        PC編集  浜谷義和  
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令和2年8月定例句会 第19回「花衣会」

2020年08月21日 00時55分53秒 | 俳句

 

 今月の特選句

   コロナ禍の自粛生活ツルを折り・・・惠子

     写経する窓に寄り来る青田風・・・和子 

 

    木下闇のようなコロナ禍の日々、皆様いかがお過ごしでしょうか。   

       俳句・川柳などの短詩型文芸の同好会「花衣会」では、毎月各自3句の作品を

   会報に投句し発行しています。

   その発行数は、今月で101号になりました。

    また、平成29年から勉強会として、句会を2ヶ月毎に開催しています。

   今回は、その内容を報告します。

 

 

  第19回 「花衣会」句会開催!!

 

      と き  令和2年 8月20日(木) 午後2時から

    ところ  広島市基町 NTT基町ビル7階 会議室

    出句数  各自3句

    リーダー 立川 良臣

    講 師  岡部 泰行

   

   出句3句の中から、1句ずつ選句した作品を掲載します。

 

    ひろしま忌消えずの灯のいつまでも・・・岡部 泰行

    夏休みテレビ電話で里帰り・・沖本 惠子

     頭垂れ立つひまわりに雨嵐・・・勝島 千波

     朝焼けの雲海しかと胸を打つ・・・小林 順子

    梅雨晴間祷る石像多彩顔・・・立川 良臣 

    人影の石壁も風化原爆忌・・・土居 旭

    茄子の色艶やかなりて水はじく・・・長岡 和子

    竹林の光る道ゆく梅雨晴れ日・・浜本 文雄 

      

     今回も力作ありがとうございました。

    勉強会での研鑽の成果が、少しずつ現れているのではないでしょうか

 

 

      次回は、10月15日 (木) 午後2時からです。

   会場は、NTT基町ビル7階 会議室です。

    投句は、3句を10月6迄に土居までお願いします。

     

 

        

           じゆうな広場

  

    「 早 春 賦 

 

                    故・中山 洋爾

     早や半世紀近く前になると思いますが、二年間お世話になった直属の上司の

   送別会に参加しました。

    会場で歌を唄って下さいとのことでしたので、色々考えてみたのですが、今の

   ようにカラオケの歌本などなかった時代でしたので、その時期に相応しい歌と

   思って、「早春賦」を唄いました。

    あまり真面目すぎて受けませんでしたが、私はこの歌がとても好きで。今でも

   よく口ずさみます。

    心に残る昔の良き歌が、色々ありますね。

 

    「早春賦」

     1. 春は名のみの 風の寒さや

       谷のうぐいす 歌は思えど

       時にあらずと 声も立てず

       時にあらずと 声も立てず

     2. 氷融け去り 葦はつのぐむ

       さては時ぞと 思うあやにく

       今日も昨日も 雪の空

       今日も昨日も 雪の空

     3. 春と聞かねば 知らでありしを

       聞けばせかるる 胸の思いを

       いかにせよとの この頃か

       いかにせよとの この頃か

 

     *「早春賦」とは

       大正二年に発表された、吉丸一昌作詞・田中章作曲の日本の唱歌。

      文化庁と日本PTA協議会が選定した「日本の歌百選」に選ばれて

      いる。

       長野県大町市から、安曇野一帯の早春の情景を歌った詩とされ、

      作者が、旧制大町中学の校歌の制作で訪れた時、大町、安曇野一帯

      の寒さ、そして春の暖かさを歌った歌詞である。

 

     

    *このコーナーは、花衣会会員の自由な想い、意見、感想などを

    綴ったコラムです。

     遠慮なく投稿願います。 お待ちしております(土居記)

 

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