福山むつみ俳句会 令和3年4月19日 | |
定例句会の結果 (出席者 互選) | |
転ぶ児の小さき手のひら春の土 | 作田嘉弘 |
春の海琴の調べに波光る | 多木伸一 |
下萌や山と積まれし古タイヤ | 岡部泰行 |
絵手紙に桃の香そえて旧友へ | 倉田里子 |
子ら来れば話集まる春炬燵 | 藤原泰江 |
雨予報苗植え終えて安堵の茶 | 大平康子 |
吾子たちと濃厚接触春の夢 | 浜谷義和 |
水溜り蝌蚪(かと)の集団我先に | 林 久晴 |
風そよぎ山一面緑萌ゆ | 田中加夫 |
つくし摘むポッケふくらせ指くろし | 横山ノブコ |
少年の蓬摘むこと知らずいて | 藤井富志子 |
福山むつみ俳句会 337号 | |
令和3年(2021年)4月発行令和3年(2021年)4月発行 | |
3月30日に広島城公園で実施した花見吟行!!
春爛漫、満開の花の下で・・!!
~今月の特選句~
散り急ぐ花びらそっと受け止める・・・順子
全国に先駆けて開花したヒロシマの桜も、世界規模の温暖化の故か束の間に
散り急ぎ、今また第4次の猛威の牙をむくコロナ禍の日々、皆様いかがお過ご
しでしょうか。
俳句・川柳などの短詩型文芸の同好会「花衣会」では、毎月各自3句の作品を
会報に投句し発行しています。
その発行数は、今月で109号になりました。
また、平成29年から勉強会として、句会を2ヶ月毎に開催しています。
今回は、その内容を報告いたします。
第23回「花衣会」句会開催!!
と き 令和3年 4月15日(木) 午後2時から
ところ 広島市中区基町 NTT基町ビル7階会議室
出句数 各自3句
リーダー 立川 良臣
講 師 岡部 泰行
今回は、3月30日に実施した花見吟行での作句の中から、3句提出して
いただき、その中から1句ずつ選句した作品を掲載いたします。
花筏(はないかだ)パクパクパクと鯉の口・・・岡部 泰行
散る桜哀れをさそう吾もまた・・・沖本 惠子
山桜枝先の葉はえんじ色・・・勝島 千波
雨やむやあたり一面花莚(はなむしろ)・・・小林 順子
桜舞い紫色ビオラ心燃ゆ・・・立川 良臣
咲き満つる白き妖精花月夜・・・土居 旭
水面に枝差しのべてさくら散る・・・長岡 和子
街なかへ電車で向かう花見かな・・・浜本 文雄
今回も力作ありがとうございました。
勉強会での研鑽の成果が、少しずつ現れているのではないでしょうか。
次回も健吟をお待ちしております。
次回の勉強会は、6月17日 (木) 午後2時からです。
会場は、NTT基町ビル7階 会議室です。
投句は、3句を6月10日迄に土居までお願いします。