福山むつみ俳句会 2025.01.20 NO.381 | |||||||||||||||
2025年(R7) 1月 定例句会の結果 | |||||||||||||||
雑巾を干されしままに年迎ふ・・・・藤原 泰江 | |||||||||||||||
余生とふ定めなき旅冬薔薇・・・・・多木 伸一 | |||||||||||||||
踏み締める落ち葉の音の厚さかな・・作田 嘉弘 | |||||||||||||||
初場所を盛り上げてゐる高島田・・・濱本真知子 | |||||||||||||||
寒月や今昔変えず色冴えし・・・・・林 久晴 | |||||||||||||||
寝正月目覚めて見るは花の二区・・・濱田美智子 | |||||||||||||||
待合で流感もらい床につく・・・・・横山ノブコ | |||||||||||||||
地抜けてまた路地十日初ゑびす・・・長岡百合子 | |||||||||||||||
テレビ前無口の二人大晦日・・・・・藤井冨士子 | |||||||||||||||
畑仕事冬眠の虫掘りおこし・・・・・大平 康子 | |||||||||||||||
郷の宮小雪舞ひ来る遊歩道・・・・・浜谷 義和 | |||||||||||||||
大晦日お焚上の火赤々と・・・・・・高木 光子 | |||||||||||||||
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福山むつみ俳句会 381号 2025年1月発行 PC編集 浜谷義和
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福山むつみ俳句会 2024.12.16 NO.380 | |||||||||
2024年(R6) 12月 定例句会の結果 | |||||||||
寄鍋といふもひとりの夕餉かな・・・・・多木 伸一 | |||||||||
健在の証に又も賀状書く・・・・・・・・濱本真知子 | |||||||||
晩年か余生か冬の桜咲く・・・・・・・・長岡百合子 | |||||||||
終活をしつつ忙しく年用意・・・・・・・浜谷 義和 | |||||||||
日向ぼこ話しの終り墓じまい・・・・・・藤井冨士子 | |||||||||
気遣いて訪ね来し子に大根抜く・・・・・藤原 泰江 | |||||||||
北風や十指乱舞のピアノ弾く・・・・・・作田 嘉弘 | |||||||||
日差し浴び駆ける老犬木の葉舞ふ・・・・濱田美智子 | |||||||||
カラカラと落葉ざわめき冬将軍・・・・・大平 康子 | |||||||||
橋の上強風(かぜ)吹き抜けて山眠る・・・林 久晴 | |||||||||
寒い夜出雲おろしの風が吹く・・・・・・高木 光子 | |||||||||
雪合羽窓の外より子の寝顔・・・・・・・横山ノブコ | |||||||||
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福山むつみ俳句会 380号 | |||||||||
2024年12月発行 PC編集 浜谷義和 | |||||||||
次回句会 2025年1月20日(月) | |||||||||
次回もよろしくお願いします。! | |||||||||
福山むつみ俳句会 2024.11.19 NO.379 | |||||||||||||||
2024年(R6) 11月 定例句会の結果 | |||||||||||||||
落葉踏む色鮮やかな郷の宮・・・・・浜谷 義和 | |||||||||||||||
山茶花の垣根に朝日飛びはねし・・・林 久晴 | |||||||||||||||
秋天へ毛槍掲げて矢掛宿・・・・・・藤井冨士子 | |||||||||||||||
人住んでゐるらし軒に吊し柿・・・・多木 伸一 | |||||||||||||||
太古より絶景岬の冬怒濤・・・・・・大平 康子 | |||||||||||||||
落葉にて水面の絵画あざやかに・・・濱田美智子 | |||||||||||||||
柿を剥くテーブル囲む古姉妹・・・・作田 嘉弘 | |||||||||||||||
尼は尼らしき普段着吊し柿・・・・・長岡百合子 | |||||||||||||||
園丁の梯子軽々神の留守・・・・・・藤原 泰江 | |||||||||||||||
テーブルに菊一輪のはなやかさ・・・横山ノブコ | |||||||||||||||
七五三親も着飾り宮太鼓・・・・・・濱本真知子 | |||||||||||||||
源氏の世よそおいくらし秋展示・・・高木 光子 | |||||||||||||||
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福山むつみ俳句会 379号 | |||||||||||||||
2024年11月発行 PC編集 浜谷義和 | |||||||||||||||
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次回もよろしくお願いします。! |
福山むつみ俳句会 2024.10.21 NO.378 | ||||||||
2024年(R6) 10月 定例句会の結果 | ||||||||
月の出の窓辺に移り夕餉膳・・・・・多木 伸一 | ||||||||
失念に又も辞書繰る夜長かな・・・・濱本真知子 | ||||||||
秋の夜や茶渋の染みたマイカップ・・藤原 泰江 | ||||||||
佛飯とひとりの膳に今年米・・・・・長岡百合子 | ||||||||
星流る父母の面影また一つ・・・・・濱田美智子 | ||||||||
精米のぬくもり残る今年米・・・・・作田 嘉弘 | ||||||||
鬼と渋剥て祝の栗おこは・・・・・・林 久晴 | ||||||||
思い出を話す夜長のコッペパン・・・藤井冨士子 | ||||||||
神輿隊車列で巡行手を合わす・・・・大平 康子 | ||||||||
澄み渡る夜空を仰ぐ満月よ・・・・・高木 光子 | ||||||||
減反と不作とダブリ泣ける秋・・・・浜谷 義和 | ||||||||
雨もなく乾燥続く肌寒し・・・・・・横山ノブコ | ||||||||
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福山むつみ俳句会 378号 | ||||||||
2024年10月発行 PC編集 浜谷義和 | ||||||||
次回句会 2024年11月18日(月) | ||||||||
次回もよろしくお願いします。! | ||||||||
江田島・砲台山より
~今月の特選句~
電線に音譜の如し夏つばめ・・・順子
天高く風爽やかな秋麗の候なれど、残暑厳しい酷暑の候と
なりました。
今年は早くから夏日が続き、最近まで30度を越す真夏日が続い
ており、秋よこい、早く来い・・の心境です。
この夏は、地震や豪雨など自然災害が相次ぎ、辰年の干支「龍」
の象徴「荒ぶる自然」を不幸にも実感させられました。
開発という美名のもとに際限なく続く自然破壊、温暖化により
多発する大規模な自然火災等々、益々温暖化は進み、住みにくい
地球を造り続けています。
さて皆様、このような厳しい環境の中で、いかがお過ごしでし
ょうか。
爽やかな秋風の中で、平穏な日々を送れることを希求し続けた
いと思います。
俳句・川柳などの短詩型文芸同好会「花衣会」では、ささや
かながら、毎月各自3句の作品を会報「花衣」に投句し発行して
います。
その作品集の発行数は、今月で150号になりました。
それを記念して、「150号記念誌」を発刊し、先日配布したとこ
ろです。 50号、100号、150号と三誌を刊行することが出来ま
した。
また、平成29年から勉強会として、句会を2ヶ月毎に開催して
います。
今回も、その一部を報告いたします。
第43回「花衣会」句会開催!!
と き 令和6年9月10日(火) 午後2時から
ところ 広島市中区基町 NTT基町ビル7階会議室
出句数 各自3句
リーダー 立川 良臣
事務局 土居 旭・濱本 文雄
今回の句会の中から、1句ずつ選句した作品を掲載します。
雨戸閉め台風備えにぎり飯・・・沖本 惠子
山の端の濃き黄身の色秋夕焼け・・・勝島 千波
風に揺れ風に遊んだ百日紅・・・小林 順子
迎盆や孫と連れ添い墓参り・・・立川 良臣
青葉ずく深き闇の声届く・・・土居 旭
故郷や遠路はるばる盆帰り・・・浜本 文雄
今回も力作ありがとうございました。
酷暑から残暑の仲秋まで、折々の風情あふれる句作となりました。
さて、当会の活動も今回の句会をもって休会となりました。
会員の高齢化もあり会員数が減少し、会の存続が維持できなく
なり、真に残念ですが会員が会の規定数に達するまで休会と
いたします。
これまで、温かいご声援やご支援をいただき、衷心より感謝
申し上げます。
ありがとうございました!!
福山むつみ俳句会 2024.9.9 NO.377 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
2024年(R6) 9月 定例句会の結果 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
秋始む野良着に匂う湿布薬・・・・・藤原 泰江 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
久に訪ふ父母に侘びつつ墓洗ふ・・・濱本真知子 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
自販機の品切れランプ秋暑し・・・・多木 伸一 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
客連れて坂上り来る秋日傘・・・・・長岡百合子 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
台風の進路気になり夜が白む・・・・横山ノブコ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
山里は静かに更けて秋のこゑ・・・・浜谷 義和 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
日に二度も洗えて乾く猛暑なら・・・大平 康子 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
新涼を感ずる今朝の光かな・・・・・林 久晴 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
法面のやせ地の好きな黒大豆・・・・作田 嘉弘 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
星流る父母の面影また一つ・・・・・濱田美智子 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
朝空を見上げ雲なく酷暑かな・・・・高木 光子 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
遠花火山にこだまし大き音・・・・・藤井冨士子 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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福山むつみ俳句会 2024.7.22 NO.376 | ||||||||
2024年(R6) 7月 定例句会の結果 | ||||||||
片陰に手押し車の魚売り・・・・・・多木 伸一 | ||||||||
ぬか床の深き味わい夏の膳・・・・・大平 康子 | ||||||||
似合わぬも承知で被る夏帽子・・・・藤原 泰江 | ||||||||
夕立や郷の田畑の生き返り・・・・・浜谷 義和 | ||||||||
八十路きて食後の昼寝待ちきれず・・林 久晴 | ||||||||
草刈機老への加勢音高し・・・・・・濱本真知子 | ||||||||
かわりゆく紫陽花色に晴れ近し・・・濱田美智子 | ||||||||
暑気払い飲み放題は過去のこと・・・作田 嘉弘 | ||||||||
望郷は水を満たしてほととぎす・・・長岡百合子 | ||||||||
朝食前畑に出かける梅雨晴間・・・・藤井冨士子 | ||||||||
梅雨最中災害報道あちこちで・・・・高木 光子 | ||||||||
夫婦連れあちこち泊る夏へんろ・・・横山ノブコ | ||||||||
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福山むつみ俳句会 376号 | ||||||||
2024年7月発行 PC編集 浜谷義和 | ||||||||
次回句会 8月は夏休み | ||||||||
9月句会は 2024年9月9日(月) | ||||||||
よろしくお願いします。!🌸 |
福山むつみ俳句会 2024.6.17 NO.375 | ||||||||||
2024年(R6) 6月 定例句会の結果 | ||||||||||
余生とて無駄な日はなし茄子の花・・・・多木 伸一 | ||||||||||
亡き人の面影見えし蛍火に・・・・・・・濱田美智子 | ||||||||||
十薬を干して母恋ふ吾は傘寿・・・・・・藤井冨士子 | ||||||||||
飾り牛田入りを拒む花田植・・・・・・・濱本真知子 | ||||||||||
黙祷にはじまる句会沙羅の花・・・・・・長岡百合子 | ||||||||||
六月の暦ひらけば千枚田・・・・・・・・藤原 泰江 | ||||||||||
初夏の居間障子まぶしき朝日さす・・・・高木 光子 | ||||||||||
梅雨まぢか土佐のロードや龍馬の地・・・浜谷 義和 | ||||||||||
炎天の土佐の偉人や龍馬像・・・・・・・作田 嘉弘 | ||||||||||
小犬だき婿は転びて入梅す・・・・・・・横山ノブコ | ||||||||||
梅雨晴間初のホールインまぐれ球・・・・大平 康子 | ||||||||||
今朝も又五匹揃いし羽黒蜻蛉・・・・・・林 久晴 | ||||||||||
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福山むつみ俳句会 375号 |
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2024年6月発行 PC編集 浜谷義和 | ||||||||||
次回句会 2024年7月22日(月) | ||||||||||
次回もよろしくお願いします。!🌸 |
ワラビ狩りや山野草の宝庫、新緑の深入山!!
南国土佐高知城!!
黒潮の土佐桂ヶ浜!!
~今月の特選句~
山裾の山菜採りや風薫る・・・惠子
天守より眺むる土佐の夏景色・・・旭
青葉萌ゆる初夏の候となりました。
今年は早くから夏日が続き、最近は30度を越す真夏日も普通に
なりました。
減り続ける日本の人口とは逆に、増え続ける世界の人口の食料
調達の為、多くの自然が破壊され、農地に造り変られています。
無秩序に排出される二酸化炭素を吸収する自然林は減少し、コ
ンクリートジャングルが席巻し、ますます温暖化を助長する。
世界の砂漠化は確実に進行しています。
荒ぶる自然を象徴する龍のように、今年も各地で自然災害の多
発予報が出ています。 世界で起こる大規模な自然災害や紛争
も温暖化と同様に住みにくい地球を造り続けています。
さて皆様、このような厳しい環境の中で、いかがお過ごしでし
ょうか。 爽やかな新緑の中で、平穏な日々を送れることを希求
し続けたいと思います。
俳句・川柳などの短詩型文芸同好会「花衣会」では、ささや
かながら、毎月各自3句の作品を会報に投句し発行しています。
その作品集の発行数は、今月で147号になりました。
また、平成29年から勉強会として、句会を2ヶ月毎に開催して
います。
今回も、その内容を報告いたします。
第42回「花衣会」句会開催!!
と き 令和6年6月11日(火) 午後2時から
ところ 広島市中区基町 NTT基町ビル7階会議室
出句数 各自3句
リーダー 立川 良臣
事務局 土居 旭・濱本 文雄
今回も、その中から1句ずつ選句した作品を掲載します。
着飾りし牛と五月女花田植・・・沖本 惠子
木洩れ日やハンカチの花杉木立・・・勝島 千波
五月晴れ箱根街道杉並木・・・小林 順子
梅雨入りやどんより曇る気と心・・・立川 良臣
黒潮や土佐の旬彩初鰹・・・土居 旭
筑豊路麦刈り済んで煙立つ・・・浜本 文雄
今回も力作ありがとうございます。
若葉萌ゆる新緑の候、初夏の風情あふれる句作となりました。
次回も、健吟よろしくお願い致します!!
*次回の勉強会は、9月10日 (火)午後2時から
会場は、NTT基町ビル7階 会議室です。
投句は、3句を9月5日迄に濱本さんまでお願いします。
福山むつみ俳句会 2024.5.20 NO.374 | |||||||||
2024年(R6) 5月 定例句会の結果 | |||||||||
花は葉に八十路のくらし日々新た・・・・多木 伸一 | |||||||||
更衣腕に馴染まぬ風のあり・・・・・・・藤原 泰江 | |||||||||
街中が香にむせ返る薔薇の街・・・・・・濱本真知子 | |||||||||
朝昼の衣装代えつつ薄暑かな・・・・・・林 久晴 | |||||||||
島に島隠れてゐたる袋掛・・・・・・・・長岡百合子 | |||||||||
代搔きを終へて今宵は手酌酒・・・・・・浜谷 義和 | |||||||||
故郷は嫁ぎ先なり柿若葉・・・・・・・・藤井冨士子 | |||||||||
そら豆がつなぐきずなを来年も・・・・・大平 康子 | |||||||||
隅田川時代は変われど春うらら・・・・・高木 光子 | |||||||||
つばめ来る北の大地のゴルフ場・・・・・作田 嘉弘 | |||||||||
母の日に届く心のうれしさよ・・・・・・濱田美智子 | |||||||||
吾は春よ増す事もなし医師笑むや・・・・横山ノブコ | |||||||||
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福山むつみ俳句会 374号 | |||||||||
2024年5月発行 PC編集 浜谷義和 | |||||||||
次回句会 2024年6月17日(月) | |||||||||
次回もよろしくお願いします。!🌸 |