福山むつみ俳句会 令和2年11月16日 | NO.332 | ||
定例句会の結果 (出席者 互選) | |||
身の丈の暮し八十路の零餘子飯(むかごめし) | 多木伸一 | ||
そぞろ寒足で引き寄す小座布団 | 藤原泰江 | ||
七五三駐車係に友の顔 | 浜谷義和 | ||
滝壺に落葉の浮沈余生劇 | 岡部泰行 | ||
風邪声が少しほぐれた電話口 | 大平康子 | ||
母在りてこそのふるさと無花果園 | 倉田里子 | ||
月明り白さ際立つ掛大根 | 林 久晴 | ||
立冬や生きねばならぬ農を継ぐ | 作田嘉弘 | ||
鴨の陣進む向こうに貨物船 | 藤井富志子 | ||
立冬や坂道くだる杖の音 | 横山ノブコ | ||
新米を食してうまし顔緩む | 田中加夫 | ||
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福山むつみ俳句会 332号 | |||
令和2年(2020年)11月発行 PC編集 浜谷義和 | |||
~今月の特選句~
黄金の秋深まりて棚田かな・・・旭
すさまじきかなコロナ禍の日々、皆様いかがお過ごしでしょうか。
俳句・川柳などの短詩型文芸の同好会「花衣会」では、毎月各自3句の作品を
会報に投句し発行しています。
その発行数は、今月で103号になりました。
また、平成29年から勉強会として、句会を2ヶ月毎に開催しています。
今回は、その内容を報告します。
第20回「花衣会」句会開催!!
と き 令和2年 10月15日(木) 午後2時から
ところ 広島市基町 NTT基町ビル7階 会議室
出句数 各自3句
リーダー 立川 良臣
講 師 岡部 泰行
出句3句の中から、1句ずつ選句した作品を掲載します。
天高し島の古老の一人体操・・・岡部 泰行
静寂下月に照らされ影二つ・・・沖本 惠子
頭街灯の天辺(てっぺん)真葛(まくず)手招きす・・・勝島 千波
道すがら赤あり白あり彼岸花・・・小林 順子
新涼や虫の鳴き声日暮れかな・・・立川 良臣
音もなく秋の風鈴友の逝く・・・土居 旭
野地蔵の赤い帽子に秋の雨・・・長岡 和子
漆黒の夜空に浮かぶ名月や・・・浜本 文雄
今回も力作ありがとうございました。
勉強会での研鑽の成果が、少しずつ現れているのではないでしょうか。
次回は、12月18日 (金) 午後2時からです。
会場は、NTT基町ビル7階 会議室です。
投句は、3句を12月10日迄に土居までお願いします。