へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

昔と今

2007年02月09日 04時51分16秒 | Weblog
私が子供の頃(昭和20年代)と、平成時代を比べると、どちらがよいのだろう?。
どちらにも、一長一短がある。
昔は、物の無い貧しい時代。
現代は、物があふれている豊かな時代。
これは表面的な見方である。
精神的な部分から見ると、逆なように感じる。
昭和20年代は、便利な電気製品などほとんど無かった。
しかし、子供達は外でのびのびと遊び回り、けして不幸ではなかった。
そして、いくらでも再チャレンジが出来ました。
私など、十指に余る転職をしました。
今の時代に生まれていたら、確実にワーキングプアです。
社会全体が貧しかったので、僅かしかお金が無くとも、お互いに助け合って生きてゆけました。
現代はどうでしょう?。
お互いの助け合いなど、殆ど期待できません。
そして、何かとお金の要ることばかり。
「生活が苦しいから」と言って、健康保険料や給食費を払わない。
でも、本当に生活が苦しい人ばかりではない。
車を乗り回し、携帯を持ち、レストランで食事、・・・・・。
これで「生活が苦しい」とは、呆れて物も言えない。
物質的には豊かになったが、心は貧しくなっている。
この先どうなってゆくのやら。
人類は、確実に破滅へと向かっているように思える。
平家物語にある「盛者必衰」と言う事になるのでは?。
明るい未来なんて、期待出来るのだろうか?。
私が今一番心配しているのは、医療と教育の荒廃です。
悪い医者が一部にいるのは確かです。
しかし、だからと言って医療ミスを全て同じ様に罰してよいのでしょうか?。
あまりにも厳密に罰していると、やがては、危険を伴う医療を担当する医者がいなくなってしまうのでは?。
教育現場にしても同じことが言える。
本来、家庭生活の中で身に付けなければいけない事まで、学校に依存する。
教師の側は様々な問題を抱えて、四苦八苦。
ノイローゼになている先生が多数いると聞く。
そして、その話を聞いた学生が、教職への道を諦める。
こんなわかりきった事を誰も口にしない。
国政レベルで問題にしなければいけないのだが、前にも書いたように、議員達は次の選挙の事が気になるから、手を付けない。
全てが悪循環になっているのです。
これからは、「自分の身は自分で守る」、つまり、自己責任でゆかなければいけなくなるのでは?。
年金にしても同じ。
「貰えるかどうか分からない」と言うが、払わなければ絶対に貰えません。
「いざとなれば、生活保護がある」などと言う人がいるが、その頃には生活保護だって貰えないんじゃない?。
コメント (2)
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