へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

自己責任

2007年02月16日 04時37分22秒 | Weblog
前回の記事は、カラオケの事を書くつもりだったのだが、脱線してしまった。
カラオケの事は少しオアズケ、日を改めて。

かなり前から、自己責任という意識が薄れている。
何でもかんでも他人任せ、機械任せになってきている。
自分の身を自分で守ろうともせず、何かあれば他人のせいにする。
頭を使わずに楽をして生きようとするが、果たしてそれでいいのだろうか?。
人間に限らず、生物は必要ない部分やあまり使わない部分は少しずつ退化してゆく。
昔は、認知症になるヒトは少なかった。
しかし今では、老人どころか若い人まで、若年性認知症になる始末。
頭を使わないから、脳細胞が退化してきているんでは?。
このまま行くと、いつの日か日本は、頭脳後進国になってしまわなければよいのだが。
技術大国などと言われてきたが、それを支えてきたのは頭脳ではなかったのか。
その頭脳をおろそかにしてきた日本に、将来はあるのだろうか?。
グローバル社会になったと言われているのに、多くの国民は世界に目を向けようとはしない。
「井の中の蛙、大海を知らず」とはこの事である。
日本は「ウサギと亀」のウサギでは?。
「技術大国」等と自惚れているうちに、亀(中国、インドなど)に先を越されてしまったのだ。
「中国の技術者無では、アメリカのIT産業は成り立たない」とまで言われているほど。
事実、私の知る限りでは、中国の若い技術者は、日本には全く関心を示さず、北米に目を向けている。
そして、今では世界の企業が、インドの頭脳を求めるようになってきているのです。
日本という国の立場は、どんどん弱くなってきています。
「景気はよくなってきている」等と言う、マユツバな話に踊らされていてはどうし様もありません。
3割の企業で7割の利益を独占しているのです。
残りの7割の企業はどうなるのでしょう?。
7を3で割るのと、3を7で割るのとでは、5倍以上の開きがあり、格差社会の原因の一つです。
そして、7割の利益を上げている3割の企業の殆どが、大都市圏に集中しているのです。
このまま行けば、都市と地方の格差はますます広がるでしょう。
郵政の民営化も、やがては国鉄の民営化と同じ様に、地方の採算の取れない部分の切捨てになるでしょう。
民営化は、都市部の人にとってはプラスでも、地方の人には大きなマイナスです。
選挙の時に、1票の格差が問題になりますが、私に言わせれば、もっと格差をつけるべきです。(私は都市部の人間です)
大都市と言う強者が、地方と言う弱者をいじめているのと同じです。
学校におけるいじめはダメだと言いながら、大都市が、地方をいじめるのはよいのでしょうか?。
なんとも矛盾した話です。
多数決とは、別の見方をすれば、数の暴力、「寄らば大樹の陰」では、自己責任なん無理な話ですね。
コメント
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