へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

同じ穴の狢

2012年01月21日 23時37分26秒 | Weblog
自民党政権から民主党政権に移って久しいのだが、自民党にしても民主党にしても、所詮は「同じ穴の狢」である事に気付く人がどれだけいるだろうか。

野田内閣になって「消費税増税」が表舞台に上がったのだが、これに対する自民党の対応がふざけている。

もともとは自分たちが主張していた事で、本来であれば、野田首相の意見に賛同してもおかしくないはずが、「ああだ、こうだ」と難癖をつけて邪魔をしている。

これは一体何を意味しているのであろうか。

単純に考えると「国民(有権者)の利益になることをしている」と見る人もいるだろうが、本音は「何とかして民主党から政権を奪い返したい」と言うだけのもので、本当の意味で国民の事を考えてなどいないのだ。

このように、立場が変わると言う事が変わるのは珍しい話ではなく、極当たり前の事なのだが・・・・。

しかし、何故このような事になるのだろうか。

それは、国民の多くが「税金を払いたくない」と考えている事が原因なので、選挙の人気取り(票集め)でしかないのだ。。

私だって、正直な話、払わずに済むなら払いたくはないのだが、国の借金である国債の発行額が一千兆円(国民一人当たり八百万円)にも成り、更に増加することは間違いない状態では「払いたくない」などとは言っていられないのだ。

だが、私が入院中に他の患者さんたちの話を聞くところによると、「国債は国の借金であって、私たちに関係ないのでは?」と言う人さえいるのである。

それ以外でも、ロビーには、朝日、読売、毎日新聞に、スポーツ新聞が置いてあるのだが、スポーツ新聞しか読まない人も結構いるのだ。

他の新聞を手に取る人でも、テレビ欄と三面記事以外には興味を示さない人もいる。

テレビを見るのも同じようなもので、ニュースを全く無視する人が多いのだから困ってしまう。

これでは日本がどのような状態に置かれているか知る由も無く、その結果として、当選するための票集めに終始する議員ばかりが大手を振るってまかり通る事になるのである。

要するに、政治が悪いのではなく「票集め(民意)ばかり気にする議員を選んだ有権者が悪い」と言うことなのである。

民意を尊重することが悪いと言うわけではないが、今の状態は「政治が民意に振り回されている」と言うしかないだろう。

「尊重」ではなく「振り回される」ではお話にならない。



コメント
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