へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

「キレル」と言うこと

2010年01月15日 02時26分21秒 | Weblog
最近は若者ばかりか「高齢者」までキレやすい人が増えているようで、ナンとも困った時代になったものであるが、最近私はある話から息子夫婦に「キレタ!」と言われたのだが、私に言わせれば「その程度の話でキレルのなら、私の方はとっくの昔にキレている」と言いたかったのだが、そんな事を言えば問題が更にややこしくなるので言わなかったが、私の時代には「親にキレタなどと言う」事などとんでもない話で、時代は変わればかわるものである。
私の場合「キレル」と言う事は「全く」と言ってよいほど無く、「キレタ!」と言うのは最後の最後で「完全に縁を切る(切れても良い)」と言う場合以外は使わないことにしている。
過去に何度も「よく黙っているネェー」とか、「腹が立たないの?」とか言われたことが有るが、成人するまで耐え忍ぶ生活を強いられ、商人の家に生まれたことと、社会人になってからもお客様と直接接する仕事が多かった事も有り、「自分を殺す」と言うことに慣れているのであるが、それに裏打ちをしてくれた人がいるのも確かである。
これは20歳になる少し前の話なのだが、或る激しい言い争いの場に居合わせた時の事、私はどうすればよいのかわからずにいたのだが、たまたまそばにいた50歳くらいの人が「馬鹿者同士が喧嘩しているのだから放っておけばいい」と言い、「ああいうのを見ているのも面白いもんだよ!」とまで言うのである。
私が「エッ?!」と思っているとその人は「馬鹿を相手にする奴が一番馬鹿だ!」とまで言うのである。
そして「無闇に腹を立てたり、難癖をつけてくるような人間は『心の貧しいかわいそうな人』」だと思えば腹も立たないと言うのである。
私はその時始めて、何を言われても「かわいそうな人だなァー」と思えば腹も立たないことを知ったのです。
最近は「他人を哀れに思う心」が失われ、チョッとした事でキレル人が多くなってしまったのだが、これが更にエスカレートした時の事を考えると憂鬱になったしまう。
「キレル」と言う度合いを考えて見ると、今の若い世代(一部の高齢者もだが)は「タコ糸が切れた程度」で、私は「ワイヤーロープ」かもしれないが、ワイヤーロープでもキレる事があることは覚悟しなくてはいけないが・・・・。
まあ、タコ糸であれば切れても結ぶのは簡単かもしれないが、ワイヤーロープは切れたら結ぶ事が難しいので切れないように気を付けないと・・・・。
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