へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

自給率4%

2008年05月20日 22時14分32秒 | Weblog
食料の自給率ではなく、エネルギーの自給率の事である。
正直な話、食料の自給率に関してはしばしば報道があるので理解してはいたのだが・・・・、エネルギーの自給率に関しては迂闊にも注意を払っていなかった。
「資源少国」と言う程度の表現は過去にしているのだが、それ以上に踏み込んではいなかったのである。
エネルギーの自給率が4%だとすると、鉄・アルミ・銅・ニッケル・・・・等の「工業原材料の自給率」は、「それ以下」と言うことも考えられるだろう。
このように考えてくると、日本の「食料自給率39%」と言う数字は、「かなり水増しされた数字」と言ってもよいのではないだろうか?。
「フードマイレージ」と言う言葉が話題になっているように、生産地で作られた農産物や海産物が、我々の口に入るまでにはどれ程のエネルギーが費やされている事か・・・・。
エネルギーだけではない、農機具・輸送用トラック・加工設備・船・・・・と、多くの工業原材料を必用としている。
これらの要因を加味して計算したとすれば、食料の自給率は、「39%」どころか、その半分にも満たない数字になるのではないだろうか?。
39%の自給率の中でも、かなりの割合を占めている「米」について考えてみれば良くわかると思う。
米作りの殆どを機械に頼っている現状から、殆ど全ての機械がなくなってしまえば、昔ながらの「田植え風景や稲刈り」が見られるようになるのだが・・・・、その「生産効率」は大幅に低下して、現在のような生産量は維持できないであろうし、それ以前の問題として「農作業をする人手が足りない」と言う問題に直面するであろう。
民主党のお歴々は一体何を考えているのであろうか?。
単純に「政権を奪う」と言うことだけを考えているのであれば、次の総選挙で勝利(勝つ確率が高くなってはいるのだが)したとしても、その先に待っている物は「次世代の国民を地獄に陥れる」と言う事になるであろう。
今の日本社会には「小手先の対症療法」を施すと言う事は、「かえって状態 を悪くする」と言う事になるであろう。
「抜本的な荒治療」が必要だと思うのだが・・・・・。
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