いきなり豪華なカトレアの花のアップから。
これは2週間余り前に写したもので、今が少し萎れ始めている。
花の女王カトレア。
これは「キングオブタイワン」と言う品種で、花の大きさは17センチ余り。
かつては「高嶺の花」とも「高値の花」とも言われていて、半世紀余り前ならとても手を出せる代物ではない。
その頃は、皇室や一部の金持ちしか作っておらず、一般庶民には縁のない存在であった。
それが今では、私のような貧しい年金暮らしでも手が出る値段に。
安倍総理や黒田日銀総裁などが盛んに「景気は回復基調にある」とのたくっているが、それはほんの一部の話である。
園芸業界は、10年余り前から「氷河期」に入っていて、ここ数年は特にひどくなっている。
ところで、このカトレア。
いったいいくらで買ったか想像がつくであろうか。
「花便り」の方で紹介済みだが、「1500円」である。
1500円。
ミニカトレアだってそのくらいする。
もっと高いものだってある。
ミニカトレアより安い大輪のカトレア。
10年前であれば、後ろに0がもう一つ付いていたであろう。
半世紀前ともなると・・・・。
0が更に2つは付いていたかも。
「大卒サラリーマンの1年分の給料でも買えない」と言う話も聞いている。
それが今では、子供のお年玉でも買える値段に。
「桁が違う」とよく言うが、桁が違い過ぎます。
そう、今園芸業界はデフレの嵐に巻き込まれている。
これでは「景気は回復基調にある」が聞いてあきれる。
スーパーコンピューターだって、間違ったデーターを入力すると正しい答えは絶対に出てこない。
安倍総理も黒田総裁も、「都合の悪いデーター」を除外(無視)して言っているに過ぎない。
そう、彼らにとっては、貧しい庶民など「虫けら同然」なのだから。
景気は回復基調にある。
これは彼らが住む世界の話で、我々とは別の世界に住んでいるのです。
豪華ですね!
こんなに豪華でそのお値段は本当にいいですね(^^)
買った時はまだ蕾が開きかけた状態で、こんなきれいな花だとは予想もしていなかったよ。
また見つけたら買ってしまうかも。