木村一基さんは、奨励会に小学6年で入会して4段(プロ)になれたのが23歳と遅い。そしてタイトル挑戦者としては43歳という最年長で7度目の挑戦で70期・王位のタイトルを奪取。百折不撓(ヒャクセツフトウ)「何度失敗して挫折感を味わっても挑戦をし続ける事」の精神の棋士人生を語り尽くされている。付録として巻末に王位獲得記念トークショー(登壇者・木村一基王位・君島俊介・樋口薫)が掲載されている。
PS オイラは木村一基さんを知ったのは、71期王位戦で挑戦者が藤井聡太7段と対戦して4連敗で王位を失冠するのですが、対戦の態度や感想戦やインタビューの口調から「この人は良い人だなぁ」と感じて、本書を購入した。