森信雄の写真あれこれ

日々の生活や散歩、旅の写真を掲載しながら、あれこれ思いを語ります。

死ぬことと生きること 土門拳

2015-09-18 13:53:36 | 私の本棚
  時間のあいたときに「死ぬことと生きること」土門拳を少しづつ読み返している。
  以前に何度か読んでいるのだが、最近は年を経たせいか、自分の中で読み応えが違っているのを感じる。
  あたまの中だけで読んでいるのと異なり、今は気持ちが少しへたっている、世の中をみてやや厭世的になりそうな‥まあなるようになるものだ‥肩が凝ったなあ‥膝が痛いなあ‥いろんな妄念?(こんな言葉があったかな)を抱えているせいだろうか。
 死ぬことと生きること‥よろけながらも、自分の足で歩いていくことかなあ‥



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運について

2015-09-13 09:10:40 | 私の本棚
 夕暮れ前の競馬上に舞っていたアオサギ





 私の好きな芦毛の馬が2頭そろった。





 夕暮れどきの園田競馬場、白熱しながらも静かな時間が好きだ。いつもこういう時間を過ごせたらなあ‥
 
 勝ち負けはほとんど技術がすべてで、それ以外の要素は目に見えないものである。私は単純だが「悪いことをするとバチが当たる」「いいことをすれば運が微笑んでくれる」と思い込むタイプである。ただし、いいことと悪いことの境目がわからないのでいつも四苦八苦しているが、運を運ぶ神様も困っている?かもしれない‥



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2015年9月7日の日記

2015-09-07 22:58:11 | 私の本棚
     





 








 








 
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昭和のコマ音 加藤治郎著

2015-08-25 23:03:25 | 私の本棚

加藤治郎先生の自伝も含まれた回想記である。



 アジアの旅で一番好きな本である。




この本にあこがれて大阪の街をカメラを持って散策した‥



 米長先生の人気本。手にした人も多かったと思う。



 黒岩重吾さんの本は精神的に追い詰められたりつらい状況の時に何度も手にした‥
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「美神の翼」三岸節子

2015-07-23 22:42:08 | 私の本棚
 三岸節子さんの絵に惹かれて名古屋のヒマラヤ美術館に行ったことがある。何かが揺さぶられて、激しい情念と静かな魂を秘めながらどこか叫ぶようなそれでいて生きる哀しさも思う花の絵が好きだった。私は音楽だと短調の曲しか耳に入ってこないが。絵だとこれでもかこれでもかと塗りたくったのが好きである。
 芸術そのものと、人間に惹かれるのかなと思う。


 映画では悪役専門の天本さんだが、人となりはガラリとイメージが違った。この本の題名もよかった。そして自分にもどこかでこういう精神構造の部分がありそうで共鳴するのかなあと思った。





 天狗太郎さんは何度も関西に来られていたので、お目にかかったことがある。この本は棋士の勝負師としての側面を取り上げた内容である。
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新たなる凝視 中平卓馬

2015-07-19 07:58:28 | 私の本棚

 この本ははじめに図書館で見て胸が高鳴った。そしてすぐに買い込んだ。普通の風景なのにどこか違うものを感じて、それが何なのかわからなくて、でも何度も何度も見た。著者の中平卓馬さんのことは全く知らなかったが、「一写真家の精神の記録」という言葉に納得した。




 昔、升田幸三先生の育ったあたりを訪ね歩いたことがある。何かの取材の同行だったので、出身の中学校にも連れて行ってもらった。卒業名簿に名前があったときは、タイムトンネルでさかのぼったようで感動した。





 著者の吉井さんは関西本部に何度も観戦記で来られていたので、余計に懐かしい本である。今は技術本が多くなったが、やはり「読み物としての将棋本」も見たいなあと思う。
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将棋に憑かれた男 藤沢桓夫

2015-07-12 22:23:44 | 私の本棚

「将棋に憑かれた男」の藤沢桓夫先生は観戦記を書かれていたので、旧関西本部で何度もお目にかかった。終わると記録係に「取っておきなさい」と小遣いをくれるのである。しかし何年か経ちお金の価値が変わっても同じ額なので、物足りなくいう記録係もいた?私は逆にそんな風に世間の風に流されないでおられる姿勢が素晴らしいなあと思った。
 私が住み込みの塾生だったころは、まだこの小説の登場人物の余韻がある時代だったと思う。




 「金子将棋教室③米長邦雄vs中原誠」この本の金子先生の著作は大好きで、哲学的、宗教的な分析が面白かった。今の時代におられたらどういう分析をされただろうなあ‥読んでみたい。





 「映し世のうしろ姿」藤原新也著である。インド放浪以来、藤原さんの著作は全部見ている。「何でもみてやろう」の小田実さん、「深夜特急」の沢木耕太郎さん、そして藤原新也さんの著作が若者の旅のバイブル書かもしれない。インドの安宿に行くと置いてあるのでたいてい目を通すことになりそうだ?
 私は藤原さんの写真が好きでそこから入ったと思う。
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なぜか将棋人生 湯川博士著

2015-07-10 09:28:50 | 私の本棚

 そろそろ身辺整理というわけでもないが?自分の本棚で眠っている本を整理しはじめた。

 「なぜか将棋人生」湯川博士著」は贈呈だったので読み直すと私のインタビューもあった‥アマプロ対抗戦(小池さんが出場したときだ)に脇八段と一緒に東京まで賞金につられて?出掛けた。当時は若手棋士の中で三欠(三傑でなくて貧乏の意味である)といううれしくない代名詞もあったのである。
 この本は奨励会の行方を追ったり、観戦記者やアマ強豪も含めた「将棋で飯が食えるか」のルポが中心の内容だ。湯川さんの大胆な踏込で、今も読み応えがある。
 確かに「なぜか将棋人生」やなあ‥今もなおつくづく思う。



 「勝負の世界」木村名人著はいかにも講演の題名みたいだが、堂々たる木村名人の足跡が描かれている。






  私が魯山人と出会ったのは、とある美術館だったが、(これはいいなあ‥ほしいい器だなあ、心惹かれる‥)それが魯山人で、手に入れるなどもってのほかの?値段だった‥
 無知の強さであるが・それから魯山人に人となりを知ってから、ますます興味を持った。心を揺さぶられる人物だが、実際は怖いだろうなあ?
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